エンジニア転職まるわかり!中途採用でメーカーが求める人材とは?

エンジニアの転職

自分のスキルを活かして、よりよい会社で働きたい!

エンジニアの方なら、一度はそう思ったことはないでしょうか??

「エンジニア」といっても職種はさまざま。WEBエンジニア・アプリエンジニアなど、IT系から、機械エンジニア・半導体エンジニアなどメーカー系(製造業)まであります。2005年に創業以来、メーカー専門の転職エージェント「タイズ」だからこそわかる、エンジニアの種類・中途採用ニーズ・そしてエンジニアの転職方法と今後の可能性について解説します!

タイズは無料の合格相談を実施しています。メーカー各職種への深い知見と、大手メーカーとのパイプには自信があります。HPでは掲載されていない「非公開求人」も多く保有しております。あなたが今すぐ転職を考えていなくても問題ありません。エンジニアへの転職に興味や悩みがあれば、お気軽にご登録ください。

01. そもそもエンジニアとは?

エンジニアの定義

エンジニアとは、日本語では「技術者」という意味で、工学をあらわす英語の「エンジニアリング」が由来となっています。 言い換えれば、「専門知識を活かす者」です。

具体的なエンジニア職種

日本のエンジニアの数は、就労人口6000万人の3.8%に当たる230万人といわれています。一般的に「エンジニア」というと、次の2つの職種カテゴリを指す場合が多いです。

・IT系
・メーカー系

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

■IT系エンジニア

ITとはInformation Technologyの略称です。主にインターネットやコンピューター(PC)を使用した仕事全般をIT系と呼称されることがあります。業種や職種も様々でインターネットの拡大に伴い成長している産業です。
IT系のエンジニアとは具体的に以下のような職種があります。IT関連のエンジニアは、コンピュータやソフトウェア技術を用いて、情報技術に特化したシステムを提供するのが仕事です。会社によっては自社商品やサービスの企画、設計から開発、リリースまで一気通貫して行います。すべてのプロセスを自社内で行うことが特徴です。IT技術のほかに、情報収集能力や創造力が求められる仕事です。

IT系イメージ

・システムエンジニア(SE)

システム開発の上流工程に該当する要件定義、外部設計、内部設計などを担当するエンジニアです。

・WEBエンジニア

Web上で動くシステムやサービスを開発するエンジニアのことです。

Webエンジニアには大きく分けてフロントエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアの2種類があります。
フロントサイドエンジニアは、略してフロントエンジニアとも言います。デザインやWebページのコーディングを行う必要があります。主にHTMLやCSS、JavaScriptなどを使ったコーディングスキルが求められます。加えて、SEOを意識したコーディングを行い、競合サイトよりも検索順位が上位に表示されるように対策を行うことも重要です。
サーバーサイドエンジニアは略してサーバーエンジニアとも言います。
サーバーサイドの処理を実装するエンジニアの事を指し、サーバー側のプログラムの実装やデータ処理などを行うのが仕事です。

・アプリケーションエンジニア

スマートフォンやパソコンのアプリの開発、企業の業務効率化を図る業務アプリケーションを開発するエンジニアです。

・ソフトウェアエンジニア

パソコンのアプリケーション、OS、業務システム、家電や自動車の制御システムといったさまざまなソフトウェアを開発するエンジニアのことです。

・組み込み系エンジニア

家電製品や通信機器の内部に組み込まれたコンピュータシステムの開発を行うエンジニアのこと。こちらは場合によっては、メーカー(製造業)系エンジニアのカテゴリにも入ります。

■メーカー(製造業)系のエンジニア

メーカー(製造業)とは食品や化粧品から自動車など、私たちが生活するうえで利用している様々な製品を生産する企業のことを指します。各社の製品ごとに、食品メーカー、化粧品メーカー、自動車メーカーといったよう業界に多岐に渡って分類されます。

まずはメーカー(製造業)の業界から見ていきましょう。

・業界(具体的な会社名)

食品メーカー(日清食品HD、日本コカ・コーラ会社など)

・化学/素材メーカー(旭化成株式会社、ENEOS株式会社など)

・機械メーカー(株式会社クボタ、川崎重工株式会社など)

・自動車メーカー(ダイハツ工業株式会社、三菱自動車株式会社など)

・電気/電子機器メーカー(パナソニック株式会社、株式会社村田製作所など)

・医薬品/医療機器メーカー(小林製薬株式会社、塩野義製薬株式会社など)

・コンピューター/通信メーカー(エレコム株式会社、セイコーエプソン株式会社など)

・その他メーカー(株式会社シマノ、日本たばこ産業株式会社など)

上記で紹介した業界だけでなく、より細かな分類にするとさらに多くの業界が存在しています。分類の仕方も様々ありますが、総務省が定めている日本標準産業分類では、メーカーは以下の24種類に分類されています。

参考:総務省

食料品製造業
飲料・たばこ・飼料製造業
繊維工業
木材・木製品製造業(家具を除く)
家具・装備品製造業
パルプ・紙・紙加工品製造業
印刷・同関連業
化学工業
石油製品・石炭製品製造業
プラスチック製品製造業
ゴム製品製造業
なめし革・同製品・毛皮製造業
窯業・土石製品製造業
鉄鋼業
非鉄金属製造業
金属製品製造業
はん用機械器具製造業
生産用機械器具製造業
業務用機械器具製造業
電子部品・デバイス・電子回路製造業
電気機械器具製造業
情報通信機械器具製造業
輸送機械器具製造業
その他の製造業

会社の魅力イメージ

メーカー(製造業)系のエンジニアとは、具体的に以下のような職種があります。会社向け(BtoB)・あるいは一般消費者向け(BtoC)の自社製品を開発・製造・販売・サポートするのが仕事です。

・開発エンジニア

主に研究や開発の職種を指します。R&Dとも呼ばれ、新製品の開発や製造方法の開発を行う専門職です。基礎研究・探索研究・応用研究の3つに分類され企業の目的に沿って研究・開発・試作などを行う仕事です。

・機械系エンジニア

主に機械設計の職種についている方を指します。機械のメカニズムを設計する仕事です。電気回路や動力を伝える駆動装置などの設計図を作成します。機械のアイデアを具体的な形にしていく重要な役割です。設備設計・装置設計・機械部品設計・金型設計・光学設計などがあります。

・生産技術エンジニア

製品の生産計画にのっとり、出荷がされるよう製造過程すべての体制を管理する仕事です。製品の需要予測から生産の実施と制御、人員配置、在庫管理など製品を出荷するまでのあらゆる工程に関わり、製造業の根幹を支えます。業種によりますが、代表的な職種が半導体エンジニアです。

・半導体エンジニア

開発した半導体を量産する<ための体制を設計する仕事です。 必要な設備・装置・材料の調達を行い、コスト・スケジュール・品質を考慮しながら生産計画を立てていきます。 製造ラインが稼働したら、製品や装置のデータを分析し、半導体の品質や安全性などを確認・評価する仕事です

・プラントエンジニア

プラントとは大規模な工場・発電所などを指します。製品やシステムの全体像を回路図やCADデータ、実装図などを設計し、設計された内容をもとに実際に開発を行います。自ら設計した製品やサービスを実際に形にする仕事です。設計/開発の仕事は建築から機械、電子系など多岐にわたって存在します。

・サービスエンジニア

機械の保守やメンテナンスを主に行う仕事です。保守だけでなく、導入時の機材設置や導線からトラブル時の対応など幅広く活躍する職種です。

・セールスエンジニア

セールス(営業)とエンジニア(技術者)を組み合わせた造語で、自社の製品やサービスを販売するセールス業務を、技術的な観点を持ち合わせて行います。スムーズな営業を行うため営業部門と技術部門の橋渡しをする重要な役割を担います。

・社内SE

自社内で用いるシステム設計や開発・運用・保守を行う自社内でのエンジニアです。主な仕事内容は「システム企画・開発・運用」「社内インフラ整備」システムの呼称や操作支援を行う「ヘルプデスク」の3つに分類されます。

02. メーカー(製造業)のDX化について

そもそもDXとは?

■DXの定義

DX(デジタルトランスフォーメーション)という概念は、2004年にスウェーデンの大学教授・エリックストルターマン氏によって初めて提唱されたものです。

経済産業省が公表している「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)」 では、DXを「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義しています。

参考:デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)

言い換えれば、企業がAI、IoT、ビッグデータなどのデジタル技術を用いて、業務フローの改善や新たなビジネスモデルの創出すること。またレガシーシステムからの脱却や企業風土の変革を実現させることを意味します。

■DXは重要なテーマ

DX推進はあらゆる企業にとって、変化の激しい時代のなかで市場における競争優位性を維持し続けるための重要なテーマとなっています。

メーカー(製造業)のDXについて

■メーカー(製造業)の課題

現在のメーカー(製造業)における課題は幾つかあります。少子高齢化による人手不足・属人化により部分最適・設備の老朽化などです。本来、あるべきサプライチェーンの形になっていないことが多く、生産性の向上につながっていきづらいのが現状です。

参考:製造業を巡る動向と今後の課題 経済産業省

■メーカー(製造業)のDX化事例

課題解決にむけて近年、メーカー(製造業)のDX化が急激に進んでおります。主な目的は、人手不足の解消や生産性向上による、売上・利益率の向上です。例えば、生産拠点である工場のIoT化などです。ここでは幾つか事例を紹介します。

・ダイキン株式会社

ダイキンのIOT化

ダイキン社は大阪・堺に新工場(デジタル・ファクトリー)を設立。

①製造現場データの発掘②データの収集と統合③データの見える化と分析④顧客への価値提供(工場運営の高度化と効率化の同時実現)

上記のサイクルを回すことを構想し、工場のすべての設備をネットワーク化。情報収集の標準化を進めるための情報基盤である『工場IoTプラットフォーム』を整備しました。

・川崎重工業株式会社

川崎重工業はPLC(プロダクトライフサイクル)のPaaS化を実施。

従来、カンパニー毎の個別システムを使っていましたが、様々なシステムの併用により、連携が困難でした。そこで、社内PaSを導入し、一括で情報管理を可能にしました。

参考:製造業 取り組み事例集

03. メーカー(製造業)のエンジニアの需要について

メーカー(製造業)の中途採用ニーズは活発化

■中途採用の転職市場は活発・今後も活性化が期待される

製造業はサービス業などと比較してもコロナの影響を受けにくく、市場は順調に推移しております。一方、日本における生産年齢人口の低下に伴い、メーカー(製造業)内での中途採用は活発と言えます。実際にタイズとお取引のある企業様からも「中途採用の強化」と「人員の確保」のお声日々高まっており、メーカー(製造業)業界の転職市場は今後益々、加速するでしょう。

■大手メーカー(製造業)の求人数は2倍以上

グラフはタイズが保有する求人数推移です。メーカー求人の数は増加傾向です。
特に顕著なのが大手企業です。ここ数年で求人が急激に増えていることが見て取れます。具体的には2020年9月は2247件なのに対して、2022年3月には5423件と2倍以上の求人数となっています。「求人数=メーカーのニーズ」と言えるため、このグラフからも製造業の採用意欲は高く、今後も求人は増加していくと見込まれます。
※大手企業は従業員数が1,000名以上の企業様としています。

DX化に伴いIT人材の需要拡大

■今後のIT人材は不足する見込み

今後、ITエンジニアは需要に対して不足していくと考えられております。一説によると、2030年には最大で79万人不足すると言われています。

IT人材の予測

参考:IT人材白書2020「独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター」

■メーカー(製造業)の社内SE・IT企画の需要拡大

メーカー(製造業)では、DX化に伴い、とりわけシステム開発・IT企画・社内SEなどの需要が増加しています。各社、早急にDXに精通している人材を獲得するため、積極的に採用活動を実施されています。そのため待遇面はかなり良く、年収1千万円を超える求人も少なくありません。

■メーカー(製造業)系のエンジニアの需要も拡大

機械系エンジニアや、半導体エンジニア・サービスエンジニア・セールスエンジニアなど、メーカー系のエンジニアの求人数も増加傾向にあります。少子高齢化に伴い、慢性的な人手不足の状況が続いている傾向のため、専門的なスキルを持っている方にとっては、転職がしやすい状況といえます。

04. メーカー(製造業)に転職するには?

メーカー(製造業)転職の事例について

■製造業から製造業へ転職するケースが多い

タイズから転職成功された方で、最も多いケースが、現職と同じく製造業から製造業への転職です。機械設計・品質管理・生産技術など前職の経験を活かして、次の会社でも同職種に就く方が多いです。

求められる人材イメージ

 

■ライフスタイルの変化が転職のきっかけとなる

転職のきっかけは結婚や出産といったケースが多いです。特に目立つのがUターン転職です。

もともと関西出身で、新卒で東京など首都圏の会社に入社。現状はそこで働いているが、結婚などを機に地元である大阪・神戸・京都などに戻るために、転職活動を始められる方が多いです。関西には日本を代表する大手製造業メーカーがたくさんあります。

■社内SEなどDX化促進の転職が増加傾向

IT業界のSIerやシステムエンジニアがメーカー(製造業)の社内SEに転職するなどの事例が増えております。メーカー(製造業)はワークライフバランスが良い傾向にあります。ひと昔前は、IT業界にいる時より年収が下がってでもワークライフバランスを重視するため転職する、といったのが通例でした。しかし、近年のDX化に伴い、企業側も人材確保に力を入れているため、ワークライフバランスに加え、年収面もIT業界と同等の条件で転職できるチャンスもあります。

ただし、IT業界とメーカー(製造業)の業界では、社風が違うこともありますので注意が必要です。メーカー(製造業)は比較的に穏やかな社風が多いため、ベンチャーのIT業界などから転職した方にとっては、自分のスキルが発揮しきれない、などの悩みを抱く人もいます。
以下の動画では、メーカー(製造業)に精通した弊社ベテランコンサルタントが、SIerから社内SEに転職する際の注意点や、転職後のメリットなどをお話しています。是非ご覧ください

メーカー(製造業)の求める人物像

■メーカー(製造業)は「人を大事にする」社風が多い

メーカー(製造業)の人材採用担当者様と日々コミュニケーションを取っているタイズのコンサルタントは、メーカーの求める人物像をキャッチしています。 そのうえでメーカー(製造業)の中途採用に対してのスタンスには傾向があることがわかりました。

それは「せっかく転職し入社したのなら、長く働き、社内で成長・活躍してほしい」というものです。あくまで会社によりますが社員を大事する社風が伺えます。 ここでは実際の企業様の声をいくつか紹介します。

株式会社GSユアサ 人事部の方

「転職されるときには真剣になって「次は辞めないぞ」という考えで選んでいただきたいです。そういう想いが面接で伝わってくれば嬉しいですね」

株式会社タクマ 人事部の方

「社風に馴染めることが定着していただけるポイントだと思っており、入社されたからには長く働いていただきたいと考えています。」

エンジニア中途採用における「求める人物像」について

■スキルにくわえて人間性も重視される

エンジニアとしての専門的なスキルはもちろんのこと、積極的なチャレンジ精神や・コミュニケーション能力など人間性を求められる事が多いです。 実際にタイズがインタビューした企業様では「求める人物像」について 以下のように語っておられます。

株式会社GSユアサ 化学部門の社員様

「一つは夢を語れるけれど、それを人に押し付けない方です。人のいうことに耳を傾ける協調性を持った方。
もう一つは、人と対話できる明るさを持った方です。夢を語れる、協調性、明るさの3つが大事だと考えています。」

株式会社村田製作所 ソフトウェア部門の社員様

「自分たちで組織や仕組みをつくろうと思えるようなモチベーションがある人が良いですね。人脈を作って人を巻き込みプロジェクトを引っ張っていけるようなコミュニケーション能力を持っている方を求めています。」

オムロン株式会社 IABカンパニーの社員様

「モノづくりや開発に興味を持っている方に期待したいです。オムロンでこんなモノをつくってみたい、こんな技術に取り組みたいという情熱やエネルギーを持った方を歓迎します。」

05. 実際に働くエンジニアの声を紹介

タイズでは、企業で実際に働かれているエンジニアの方々にインタビューを行っております。業務内容やエピソードなどを語っていただいております。メーカー(製造業)で働かれてる方々は、それぞれの職種で、やりがいと誇りを持って働かれていることが伺えます。

IT・DX系のエンジニア

■社内SEやインフラエンジニア

ここでは、社内SEやインフラエンジニアなどの方々の声をお届けします。
元々は大手のITベンダーに在籍していた方もいらっしゃいます。


株式会社村田製作所 情報技術部門 インフラエンジニアの方

Q:転職を考えられたきっかけについてお聞かせください。

A:「前職では、ベンダの立場でユーザであるお客様にシステムを提供し、お使いいただくという形でITに関わっていましたが、お客様にとって本当に良いシステムとはなにかを考えようとしたとき、どうしても越えられない壁のようなものを感じていました。(中略)何が欲しいのか自ら要件定義するお客様側のIT部門の方がダイレクトに思いが込められ、実際にITがビジネスに貢献するところまで見届けられるのではないかと思い転職を考え始めました。」

Q:これから取り組んでいきたい仕事はありますか。

A:「海外を含む全拠点で利用できる、クラウドサービスを活用したグローバル共通基盤の構築を考えています。

IT基盤に求められるビジネス要求は日々、高度化・多様化し続ける一方、IT技術も日々進歩し続けています。最新技術の情報を追い求めながら、村田製作所のビジネスを支えるIT基盤はどうあるべきかを考えながら常に情報を集めています。」

パナソニックインダストリー株式会社 常務執行役員CIO兼CDO

Q:ミッションについて教えてください。

A:「ITやデジタルの力を使って会社を変えていくことがとても大事だと考えており、(中略)ITとDXを武器に会社を変えていく、事業を変えていく、経営を変えていく原動力になりたいのです。社内IT部門というと黒子のイメージがありますが、私たちがいないと会社が変われないくらいの存在になりましょうとメンバーに話しています。」

Q:経営トップが本腰を入れるIT変革のテーマについてお教えください。

A:「一つは全社SCMの変革です。SCMを大刷新しようと今まで事業部ごとにバラバラだったものを一体運営することで全社最適化を進めています。ただし、個別でやるべきところはきちんと見極めながら、全社を挙げて取んでいます。
もう一つは全社DX運営で、これも全社を巻き込んで進めています。個別で進めていたデジタル化をバリューチェーン化して、PID社としての価値創造に取り組み、デジタルデータプラットフォームを共通でつくって、その上で各事業部がやりたいことに専念できる体制づくりに取り組んでいます。」

 

小林製薬株式会社 業務改革センター 生産システム部 社内SEの方

Q:チャレンジが認められたエピソードはありますか。

A:「これまで小林製薬ではシステムはスクラッチ開発が原則でした。すべてを手組みで、自分たちで社内の人たちが喜ぶものをつくってきました。このスクラッチ開発を30~40年続けてきたのです。しかし、その原則を変えて、2020年12月にパッケージシステムによる新システムをリリースしました。小林製薬では初めての試みです。
私はこのシステム導入を担当させてもらいました。

この仕事が私にとって入社してから一番大きなチャレンジになりました。
提案した時に経営層や上司、メンバーの誰一人として反対することなく、協力して一緒に開発を進めていただいたことが、思い出として強く残っています。」

Q:システム部門の今後の展望についてお聞かせください。

A:「ローコードからノーコードに転換することを目指しています。そのためには現場のITリテラシーを上げていかなければ、DXを実現することはできません。DXとはAIのようにロボットが自立することではなくて、その本質は現場の人たちがIT技術を使って、業務を変えていくことです。」

開発系・機械系エンジニア

■開発設計エンジニア/機械設計エンジニア

次にメーカー(製造業)のものづくりにおいて、上流工程である開発や設計に従事しているエンジニアの声を紹介します。

株式会社ダイキンアプライドシステムズ 設計エンジニアの方

Q:今までやりがいのあった仕事や成果についてお聞かせください。

A:「大手ハウスメーカーの物流と流通倉庫の設計です。積算見積りが数十億円という規模の大きさと冷凍庫の数の多さに驚きました。また、大手酒類メーカーの工場に伺って、普通では入れないバックヤードに入れてもらった時は、私自身お酒が好きだということもあって、テンションが上がって転職して本当に良かったと思いました。」

Q:設計職の魅力について教えてください。

A:「自分が設計した設備がお客様の工場などに設置されて、実際に動き出して製品を冷凍するのを見ることが楽しみですし、それが一番のやりがいです。」

三菱電機エンジニアリング株式会社 姫路事業所の方々

Q:仕事のやりがいや、仕事のやりがいや、御社で働く魅力についてお伺いしたいです。

A:「製品に関する深い知識や評価技術を十分に学べる環境があることは当社の魅力の1つです。私は開発部門に所属しているので、様々な製品に携わる機会が得られます。例えば、私はコンバータをメインで担当していますが、インバータの設計にも携わっています。色んな回路構成に触れられるのがいいですね。

新製品のアイディアなどをどんどん提案していける環境も、当社の魅力の一つだと思います。当社の場合、責任の範囲がしっかりしていて、その分野を任されたら、内容について検討したものを自由に提案できます。こういったところも、やりがいにつながりますね。」

スカイワークスフィルターソリューションズジャパン株式会社 SAW Developmentの方々

Q:エンジニアの2人に質問です。業務内容とやりがいを教えてください。

A:「エンジニアの2人に質問です。業務内容とやりがいを教えてください。
TC-SAWなどの高周波フィルターの製造技術における研究開発に携わっています。(中略)開発した製品が先端デバイスとして身近に流通しており、単に「仕事をしてお給料をもらう」という以上のやりがいを感じますね。

当社では、US本社の通信モジュール製品に必要な幅広い周波数領域のフィルターを提供しており、開発は常に数年先に必要とされるスペックに応えることを念頭に置いているため、日系企業と比べても開発のスピードは速く、求められるレベルも高いと思います。難易度は確かに高いですが、その分解決する醍醐味があります。」

 

生産技術・設備保全エンジニア

■生産技術エンジニア・設備技術エンジニア・設備保全エンジニア

ここでは、メーカー(製造業)において製品をつくる生産ラインの要である、生産技術エンジニアや、設備保全エンジニアの方々の声をお届けします。

プライム プラネット エナジー&ソリューションズ株式会社 生産本部姫路工場 製造部の方

Q:特に注力されておられる取り組みについてお聞かせください。

A:「姫路工場を利益の上がるラインにすることが私たちのミッションです。(中略)業務に価値があるかどうかを判断し、付加価値のない業務は省力化・自動化していく。特に現在は工場内の物流の改善・AI・IoTの導入に継続的に取り組んでいますね。

Q:電池メーカーならではのやりがいは何でしょうか。

A:「自分たちが製品を作り、世の中に送り出したという自負を感じられることが一番のやりがいです。(中略)また、私自身は難しければ難しいほど製品の第一号が完成し、お客様のところへ出荷されていく時に何事にも代えがたい喜びを感じます。日々の暮らしの中で、自分たちの作った電池を搭載する車を見かける度に、嬉しくなりますね。」

ローム株式会社 設備技術部門の方

Q:仕事のやりがいはなんですか。

A:「私たちの部署が機械を止めてしまえば工場全体が停止するので、そこの一員として大きな責任とやりがいを感じます。
(中略)とても緊張感はありますが同時にやりがいもあります。例えば冬の時期だと急激に温度が下がることがあり、たびたび現場へ設備を見に行くなどして、常に気を付けていますね。」

プラントエンジニア・サービスエンジニア

■施工管理エンジニア・サービスエンジニア

ここではプラントの設計~施工管理までを行うプラントエンジニアや、自社の製品のサポートをするサービスエンジニアの方々の声をお届けします。

株式会社タクマ 工事部の方々

Q:今まででやりがいのあった現場を教えてください。

A:「2009年~2012年に担当した「茨城県ひたちなか市のごみ処理プラント」の新設です。この現場は現場代理人(所長)として赴任して建築から請け負いました。現場に行くと森の中の敷地で、まずは伐採からスタートしました。(中略)なかなか経験することのない現場で、さらに東日本大震災と重なったこともあり、一番思い入れのある現場です。」

株式会社ダイキンアプライドシステムズ 京都サービスグループ サービスエンジニアの方

Q:サービスエンジニアの仕事の魅力についてお聞かせください。

A:「自分が手掛けた修理や設備更新によって目の前にいるお客様に喜んでもらえることが、DAPSのサービスの魅力だと思います。(中略)いろんな人に相談しながらお客様のために修理をするのが好きな人、決まったことをこなすだけではなく、自分で考えて仕事をしたい人にはとても面白い仕事だと思います。」

Q:今までで印象に残っている仕事についてお聞かせください。

A:「最近では大手化学メーカーのグループ会社で、四国の工場で使っている大きな冷凍機を滋賀工場に移設したいという案件です。1ヵ月という短納期で稼働させたいと要望もあって、急いで手配をして移設作業を進めました。最後に配管がつながって冷凍機が動き出した時に、お客様に「ありがとう」と言葉をかけていたいだいたことがとても嬉しかったです。」

06. エンジニア転職成功までの道筋を大公開

エンジニア転職なら転職エージェントの利用がおすすめ

■タイズはメーカー(製造業)専門の転職エージェント

エンジニア転職を実現させたいなら、転職エージェントの利用がおすすめです。 中でもタイズはメーカー(製造業)に特化しています。メーカー(製造業)やエンジニアの業務内容や実情を把握しているメーカー出身のコンサルタントが多数在籍。一概にメーカー(製造業)といっても職種・業種が様々であり、自分で転職先候補を複数選択するのは簡単ではないです。経験者であっても、自分のキャリア・経験がどのくらいの価値があるのか?あるいは、他のどのような業種で通用するのか?タイズなら第三社的な立場で的確なアドバイスができます。

また、DX化に伴いIT業界を代表するいわゆる「IT人材」がメーカー(製造業)業界へ初めて転職を考えるケースが増えております。この場合、どの転職エージェントに相談すればいいか迷うこともあるでしょう。タイズなら、IT系の業務を熟知したコンサルタントがいますので、年収や待遇面はもちろん、転職後のエンジニアとしてのやりがいも含めて、的確なアドバイスが可能です。

■タイズはアナログマッチング®︎で厳選した求人を紹介

タイズでは、ご登録後の丁寧な面談を通じて、職種・給与だけではなく社風・価値観など、その人にあった企業を紹介します。

他のエージェントのように、「とにかく多くの企業に応募を勧める」ことはしません。この姿勢にはこだわりを持っており、「アナログマッチング®︎」と呼んでいます。※アナログマッチング®︎はタイズの商標登録です。

以下の記事では20年以上の弊社ベテランコンサルタントがアナログマッチング®︎について語っております。

 

■転職エージェントによって書類選考通過率が違う

そもそも転職エージェントによって書類選考通過が違うことをご存じでしょうか。

理由は、コンサルタントの口頭情報によるものが大きいです。書類に加えて、コンサルタントからの電話などでの推薦コメントを重視する採用担当者もいます。例えば「この方は書類では分からない部分でこのような魅力があり、御社での活躍が期待されるので、是非一度会っていただきたい」といったものです。

タイズでは企業様との長いお付き合いにより、深い信頼関係があります。企業様によっては「タイズさんからの推薦なら」と書類通過することも多々あります。
ここでは、日本を代表する大手企業様から頂戴している「タイズへの評価」を一部ご紹介します。

■タイズへのご評価

パナソニック株式会社

・パナソニック株式会社 採用部 部長様

「当社の各事業部の特性などを踏まえて、キーワードマッチングではなくアナログなマッチングを感じています。」

・ダイキン工業株式会社 人事本部 採用ご担当者様

「当社をよく理解頂いた上での人材紹介、入社までのフォローに強いと感じております。」

ダイフク

・株式会社ダイフク 人事部 人材開発グループ 採用ご担当者様

「人材マッチ度が高く、一番信頼しているエージェントです。」

面接について

■中途採用における面接の目的とは?

中途面接の目的はあくまで、希望者が応募している職種で入社した際、「自社で活躍してくれるかどうか」を見極めるためです。 総合職採用が前提の新卒採用との違いはここです。
タイズでは中途採用に特化した「面接突破のポイント」を解説しています。

■エンジニアが面接で気をつけたいこと

エンジニアは専門職のため専門用語が多く存在します。1次面接は応募した部署やセクションの方、つまり、入社後に自分の上司になる方が面接官であるケースが多いため、話が通じやすい傾向にあります。
しかし、2次面接以降は役員や社長が出てこられる場合も多いです。その際には、あまりに専門的な用語を使うと、逆効果になる可能性があります。「人に物事を分かりやすく伝える能力がない」と判断される可能性があるので要注意です。
特に横文字の専門用語の多いIT系のエンジニアが、メーカー(製造業)の面接を受ける場合は注意が必要です。

■逆質問が重要

面接では終盤に、ほぼ必ず、「何か質問はありますか?」と面接官に訊かれます。この回答で「特にありません」はNGです!
具体的な質問内容ですが、面接時のやりとりの中で疑問や確認したいことや、話に出なかった細かな点を深堀りすると、積極性を持った人材だと印象付けられます。
以下動画では逆質問のノウハウを公開しています。

■オンライン面接が増加

コロナの影響もあり、数年前からZOOMやSkypeを使ったオンラインでのWEB面接も増えてきています。
企業によっては、最終面接まですべてオンラインというケースもございます。
タイズではオンライン面接のコツも公開していますので、是非ご覧ください。

07. 内定と転職後の働き方について

タイズは内定後のフォローまでフルサポート

■前職の退職サポートや給与交渉まで実施

めでたく内定が出た後もタイズのフォローは続きます。現職との退職交渉のサポートなどもいたします。また、内定先での給与面などの条件交渉にも尽力します。内定者に代わり、企業様と粘り強くやりとりいたします。その結果、タイズ経由の転職者で、前職より給与が大幅にあがったケースも多数あります。

■転職成功したエンジニアの声

タイズから第一希望の会社に転職実現したエンジニアは多数います。多くの方が充実したキャリアライフを送っておられます。ここでは実際の転職成功者の声の一部をご紹介します。ぜひご覧ください。


株式会社村田製作所へ転職された社内SEの方

Q:職場の雰囲気や、働きやすさはいかがですか?入社前とのギャップなどはありませんでしたか?

A:「「誠実で真面目な社風」という印象は、入社してからも変わりません。

また、働きやすさの観点でいうと、村田製作所はキャリア採用も積極的に行っているため、中途向けの教育プログラムが非常に充実しており、立ち上がりまでしっかりサポートしてくれます。職場の雰囲気もよく、入社当時は新しい環境への戸惑いもありましたが、会社と配属部署が無理なく馴染みやすい雰囲気をつくって下さったのですぐに馴染むことができました。」

大手マテハンメーカーに転職された機械設計エンジニアの方

Q:職場の雰囲気はいかがでしょうか?

A:「入社して1ヵ月ほどですが、一言でいうと「天国」です。ワークライフバランスは劇的に良くなり、やりたかった仕事ができています。勤務時間も待遇も仕事内容も業界もすべてに満足しており、楽しい毎日を送っています」

【最後に】メーカー(製造業)のエンジニア転職なら「タイズ」

エンジニア転職を実現させたいなら、転職エージェントのタイズにご相談ください。タイズでは中途採用におけるシェアNO.1の企業様も多くございます。在籍するコンサルタントはメーカー専門のプロ集団です。最高の転職活動をお約束します!

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この記事を書いた人

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大野 和也

株式会社タイズ

  • 関西メーカーへの高い合格率に自信あり。メーカーへの深い知見、太いパイプを活かした転職のご支援をさせていただきます
  • 「勤務地・給与」といった条件だけではなく「働きごこち・忙しさ・社風」など転職の軸を丁寧にヒアリングさせていただきます。
  • 転職成功者の満足度は92%! ※当社経由でご転職に成功された方へのアンケートより

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