5G時代を支えるグローバル成長企業の次世代リーダーが語る!カルチャーや働く魅力とは?【スカイワークス フィルターソリューションズ ジャパン(株)】

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(写真左) 藏田百合恵氏 Human Resources/ Talent Management Specialist

(写真中央)Barry Ousmane I氏   Process and Material R&D/ Senior Process Engineer

(写真右) 高峰功氏        Human Resources/ Manager, Talent Acquisition

01. 会社概要

世界最高経営企業に選出されたこともあり、強固な経営基盤で成長し続ける半導体メーカー。

スマホやPC、医療機器、車載など様々な製品に欠かせない高周波フィルターを開発製造しています。世界最高クラスのデバイスに採用され、IoTや5Gを実現するためには必須の製品となるため、今後の成長も大いに期待されています。

日系企業と外資系企業の良いとこ取りな風土があり、様々な国の従業員が在籍し、グローバルな環境でスピード感とチームワークを兼ね備え、裁量を持ちチャレンジできる環境があります。

※高周波フィルター:不要な周波数成分の信号を除去して、必要な信号のみを抽出するフィルタリング機能を持つ製品。4G対応機器にも使われているが、5Gを快適に利用するために必要不可欠な基幹部品です。

02. ご経歴について

まず、ご経歴と入社のきっかけをお聞かせください。

バリー氏:青色発光ダイオード(LED)の発明で2014年のノーベル物理学賞を受賞した名古屋大学の天野浩教授のもと、半導体材料開発や半導体デバイスの製造を主とした研究に携わっていました。博士課程修了後、新卒で当社に入社しました。

虎澤氏:前職で約10年間、半導体のプロセス技術者として勤務していました。夫の転勤もあったため大阪へ転居し、それを機に当社に転職しました。

藏田氏:私も中途入社です。前職でも人事をしていましたが、業務で英語を活かしたいと考え、グローバル企業である当社に人事担当として入社しました。

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Barry Ousmane I氏

(出身大学:名古屋大学/天野 浩教授(工学博士)研究室)

様々な企業がある中で、スカイワークス様を選んだご理由はいかがでしょうか?

バリー氏:私は就活コンサルタントを通して3社の面接を受け、当社はその中の1社でした。いずれの会社も、面接だけでなく工場見学に招待いただき、そこで働く方々とも話をしましたが、当社は特にいい印象でした。印象深かったのは、工場で働く先輩方が新たなメンバーを歓迎してくれ、日々どんな仕事に取り組んでいるか楽しそうに話してくださったことです。また、実験装置や材料解析装置なども揃っており、設備環境も整っている印象を受けました。

面接も堅苦しくなく、終始リラックスした雰囲気でしたね。私のような外国人に対しても「日本語ができて当たり前」という態度ではなく、とても優しく接していただけて嬉しかったです。日本語が完璧かどうかより、私のスキルや価値観そのものを見てくださって、ここなら自分のスキルや知識を活かせるとあらゆる面で感じたことが、当社への入社の決め手になりましたね。

虎澤氏:前職の先輩や同僚が当社に転職していたこともあり、以前から知っていました。ここでならキャリアを活かせるという確信はありましたが、まずは他企業も見てみようと何社かの面接を受けました。選考を受ける中で、私の担当分野である半導体のプロセス技術をフルに活かせる環境は、やはり当社だと考え入社を決めました。

藏田氏:前職では人事業務に英語を活かす機会があまりありませんでした。当社を選んだポイントは、人事業務の中で語学を活かす機会が豊富にある点です。今まで人事で培ってきたキャリアとスキルをさらに伸ばしつつ、グローバルな環境で業務ができることに魅力を感じましたね。

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03. 業務内容やワークライフバランスについて

エンジニアのお二人に質問です。業務内容とやりがいを教えてください。

バリー氏:TC-SAWなどの高周波フィルターの製造技術における研究開発に携わっています。新規デバイスなど最先端の技術開発に携わり、研究や実験に取り組むことは面白みを感じます。例えば、新しい材料を成膜し、特性を測る時には「今までの材料との違いは何だろう」といつもワクワクします。そして自分の開発した技術はスマートフォン等に活用され、世の中へと出ていき社会に役立ちます。開発した製品が先端デバイスとして身近に流通しており、単に「仕事をしてお給料をもらう」という以上のやりがいを感じますね。

虎澤氏:現在はSAWフィルターデバイスの開発部門で、新規プロセス技術の開発および試作に携わっています。今は1〜3年先の新規モデルへの搭載を見据えた新規開発に取り組んでいるところです。入社直後から開発を担当した技術は、現在、直近の製品モデルに採用されそうというフェーズまで来ました。そのような節目節目に大きな達成感がありますね。また、知的財産に関する活動も盛んで、US本社と連携しつつ特許登録活動も積極的に行っています。そうした業務に携われることも技術者として良い経験になっています。

当社では、US本社の通信モジュール製品に必要な幅広い周波数領域のフィルターを提供しており、開発は常に数年先に必要とされるスペックに応えることを念頭に置いているため、日系企業と比べても開発のスピードは速く、求められるレベルも高いと思います。難易度は確かに高いですが、その分解決する醍醐味があります。

また、5Gといった次世代通信に欠かせないフィルターをつくるという社会貢献度が高く、業界として伸びていく分野に携われることも魅力です。最先端のフィールドで自分のスキルや知識を活かせることが何よりのやりがいです。

ワークライフバランスの面はいかがでしょうか。残業などのご状況は?

バリー氏:非常に良いと思います。時々残業はありますが、できる限り残業をしないようにしています。最近ではフレックスタイムとテレワークを組み合わせてフレキシブルに勤務していますね。例えば研究開発の中で装置を使う必要がある日はフレックスタイムを利用して時差出勤し、少し作業時間が伸びても17時半には退社。次の日はテレワークにして、自宅でデータを解析したりまとめたりするといった感じです。

虎澤氏:コロナ禍を機にテレワークが導入され、また2020年10月からはフレックスタイムが導入されました。時間と場所を選択して働けるようになり、女性の私にとっても働きやすさがさらに充実したと感じます。業務のスケジュールや家庭の都合に合わせて、フレックスタイムでの出勤とテレワークを自由度高く組み合わせて勤務しています。福利厚生もきちんと整備されており、プライベートと両立しながら長く働ける環境ですね。

また、女性エンジニアとしての目線では、私はプロセス技術を担当する業務上、現場のクリーンルームで実験や試作品づくりに取り組むことも多いですが、危険や体力を伴う作業はありませんし、安全衛生にも配慮されていますので、安心して働けます。女性にもぜひおすすめしたい職場ですね。

藏田氏:スカイワークの育児休業制度は非常に充実しており、法定よりも長い最大通算730日間の育休を取得することができます。制度について周囲も理解の上、サポートできるよう、入社時の教育で全社員にしっかり認識いただいています。

また残業の抑制に向けた各種規制は幾重にも設けており、組合との協定を超える残業が発生する場合は、担当部署・人事・組合まで含めた承認や報告が必要となっています。

残業抑制において最も大切なのは、各個人およびチーム全体での、タイムマネジメントに対する意識だと考えています。2020年10月から導入されたフレックスタイム制度は、そうした個々のタイムマネジメント意識向上を最大の目的としています。マネージャーが強制するのではなく、一人ひとりがチーム全体の業務目標を見据えつつ自らのワークライフバランスを実現する。自律的な職場環境を目指していますね。

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(写真左) 藏田百合恵氏 Human Resources/ Talent Management Specialist

(写真右) 虎澤ゆみ氏 SAW Development/ Process Engineer

04. 社風や教育体制について

職場の雰囲気は?入社前後のギャップはありましたか?

バリー氏:上下や同僚同士の関係が良く、仕事がしやすい環境です。意見交換も活発で、私の所属している研究開発部門では、同僚同士でも、部門全体でも、しっかりとディスカッションできる点がとても良いと思います。大学の研究室の環境と似ていますね。勉強になることが日々たくさんあり、毎日が楽しいです。

私は日本語での日常会話には支障がありませんが、技術的な会話となるとすぐには理解できない用語などもあります。そんな時もマネージャーや先輩が優しく丁寧に教えてくれるのでコミュニケーションがとりやすいですね。

個人的には、先日引っ越しをした時にも、「このエリアがおすすめだよ」「物件選びのポイントは」など、仕事に関係のない部分でも周りの同僚が色々と助けてくれました。また良好な職場環境を保つためのパワハラ防止などの制度も会社として整っており、そうした点も安心して働ける要素になっています。

虎澤氏:前身は日系と外資系の合弁企業ですから、日系企業の文化が残っているのかなと入社前は思っていました。でも、実際に入社してみるといい意味で想像以上にグローバルでしたね。一緒に働いているメンバーの国籍も様々で、自由でフランクな雰囲気。マネージャークラスとも非常に距離が近いです。仕事の面でもプライベートの面でも色々な話がしやすく、楽しく交流しています。

US本社やシンガポール拠点とも、密接な繋がりがあり、オンラインミーティングを頻繁に行いながらグローバルに業務を進めています。

藏田氏:外資系ならではの自由闊達さがある社風だと思います。具体的には一人ひとりのメンバーに任される裁量の範囲が大きいということ。歯車ではなく、一人ひとりが会社を動かす存在だという実感があります。自分から情報を取りに行き、行動することが求められますが、だからこそ成果に対して主体的に動くやりがいがありますね。

しかし、決して各人がバラバラに動いているのではなく、組織としての一体感はしっかりとあります。US本社のCEOからのトップメッセージが定期的に配信され、人事部門としてはシンガポールなどアジア拠点との連携も風通し良く行いつつ、方向性を合わせて取り組んでいます。

ここから人事責任者/迫田 則久 氏にもお伺いします。

どのような入社後の研修を行っておられますか?

迫田氏:中途入社者の場合は配属部署でのOJTが中心となります。入社初日には、オンラインで導入教育を受けていただき、社内のシステムやサイトの構内知識など全般的な社内知識を各担当から学びます。

そして2日目から本配属となります。並行して、アサインされた職務に要求されるハード・ソフト両面のスキルについて学んでいくことになります。また、スカイワークスのグローバルポリシー、業務スキルの研鑽、生涯学習として様々なソフトスキルの向上等、多種多様なトレーニングコースを準備していますので、従業員はeラーニングのプラットフォームを通じて、365日24時間いつでも希望するトレーニングを受講することが可能です。

中途入社者は英語力が必要でしょうか?

迫田氏:US企業でもありグローバルビジネスの共通語は当然英語となります。私たちは語学よりも技術者としてコアとなるスキルおよび経験を最も重視していますので、「できないからマイナス評価」になることは決してありません。ビジネスの現場(特にUSチームやシンガポールチームとのミーティングなど)では、英語でコミュニケーションが必要となる場面もあると思いますが、必要に応じて通訳サポートも準備しております。ただし、折角の機会です。グローバル企業に所属し、数多く成長のチャンスもあるので、諦めずに英語を習得し、ビジネスで役立たせてより大きなポジションに飛躍して欲しいと思います。

藏田氏:今年度からはハイポテンシャル層を中心とした英語教育に力を入れており、30名ほどを対象に、週2回のグループレッスンやe-ラーニングのプログラムを実施しています。また、全社員がアクセスできるe-ラーニングのリソースもあります。こうした取り組みにより、将来的には数多くのグローバル人材を輩出したいと考えています。

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05. 中途採用の求める人物像について

どのようなタイプの方を求めておられますでしょうか。

迫田氏:当社は普遍的価値観として「ダイバーシティ&インクルージョン」がグローバル全社で浸透している企業です。バリーさんや虎澤さんはまさに当社が求める人材であります。

コアとなる電子工学のアカデミックなバックグラウンドを有しつつ、それ以外の部分では様々なバックグラウンドを持った方に来ていただきたいですね。面接の場でも「“その人だからこそ” 持つ個性をスカイワークスで発揮頂けるか」を必ず質問の一つとしています。

人とは一味違う、特徴、こだわり、キャリア。それらひとつひとつの集合体が会社を大きく成長させるものであると私たちは信じています。

どのような志向性を持った方が活躍されているでしょうか。

迫田氏:ありきたりですが、自ら主体的に考え、行動そして変化を起こせる人が活躍しています。極端な言い方になるかもしれませんが、今のやり方が果たしてベストなのか?と常に疑ってかかる(笑)ことも終わりなき改善活動を推進する上で重要なことかもしれません。

例えば「前職ではこのやり方だったので、私は違うやり方はできません」と、自分も周りも変えられない人は厳しいと思います。そうではなく「前職ではこんなやり方をしていて、いい方法だと思うから一緒にやってみませんか?」と自ら進んでその導入方法を検討し、周りを巻き込んでアクションをとれる。そして何より自身の職務においてオーナーシップを持てる人がより高いパフォーマンスを発揮していますね。

最後に、御社の応募を検討されている方へのメッセージをお願いします。

バリー氏:当社は「ダイバーシティ&インクルージョン」を目指す会社です。グローバルな環境でお互いの個性を知り、目標に向けて共に研鑽できる環境が整っています。US、シンガポール、韓国など様々な国の拠点メンバーとチームで協働し、ディスカッションする機会も多いです。

私自身も韓国の拠点へ出張する機会がありました。スカイワークスの同じカルチャーの中でも、国が違えばまた異なる考え方や仕事のやり方があり、学びがたくさんありました。そうした機会を常に提供してくれる会社です。

ぜひ、グローバルな考え方やスキルを身につけたい方に来ていただきたいですね。

虎澤氏:私を含めて中途入社者が多いため、様々なバックグラウンドやスキルを持った人と仕事をしながら、お互いの良いところを取り入れたり伝え合ったりできる環境です。

それが自分自身のさらなるスキルアップに繋がっていきます。ぜひ一緒に働きましょう!

藏田氏:当社には「Connecting Everyone and Everything, All the Time.」というスローガンがあります。「いつでも、誰とでも、どんな物とも繋がる」という意味です。

このスローガンのもと、IoT、自動運転、5Gなど、人々や物が繋がっていく技術のパフォーマンスを最大限に高めるための製品開発・製造を進めております。

このスローガンは働く人々に対しての考え方にも当てはまります。フレックスタイム制とテレワークを組み合わせた「いつでもどこでも仕事ができる」働き方も当社の魅力です。グローバルな環境でチャレンジしたい方はぜひお待ちしております。

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06. 【取材を終えて】

5Gの時代が到来する中で、追随許さぬ技術力を持ち大阪から世界へ最先端の製品を供給し続ける会社の強さが理解できました。そこには、コア技術はもとより、アメリカ本社やシンガポールなどグローバルに連携体制を図り、そこで働く方はやりがいと誇りを持って開発や製造に注ぎ込む、熱量を感じました。ダイバーシティや働き方改革も推進しており、安心してキャリア形成できることも魅力です。人々の働き方や社会のあり方が変わる中で、スマートフォンやタブレットなど通信の面でインフラを支え続ける企業であることは間違いありません。グローバルにスキルを高めて活躍したい方にはお薦めの企業です。是非、応募をご検討ください。

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この記事を書いた人

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タイズマガジン編集部

株式会社タイズ

タイズは、2005年の創業以来、メーカー専門で転職支援を行っている転職エージェントです。15年以上の転職支援実績を元に記事を執筆しております。

受賞歴

  • 関西メーカー専門転職エージェント総合満足度NO.1(ゼネラルリサーチ調べ)
  • リクルートキャリア主催 GOOD AGENT RANKING ユーザー満足度部門入賞
  • パナソニック株式会社様 ベストエージェント賞 受賞

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