キャリア入社のエンジニア4人にインタビュー!三菱電機エンジニアリング株式会社 姫路事業所で働く魅力とは

三菱電機エンジニアリング株式会社 姫路事業所で働くキャリア入社のエンジニア4名にインタビュー!
働きやすさや社風、キャリア入社に対する教育研修体系についてなど、姫路事業所で働く魅力に迫ります。

三菱電機エンジニアリング姫路事業所_中途採用者インタビュー

三菱電機エンジニアリング株式会社 「姫路事業所」とは

三菱電機エンジニアリング株式会社は、三菱電機グループの中核を担う設計会社であり、三菱電機のシステムや製品開発・設計関連業務を担当する、エンジニアリングに特化したエキスパート集団です。三菱電機のパートナーとして成長を続けており、最先端の技術やノウハウを有しています。

その中でも姫路事業所は自動車関連部品の設計開発を担当しています。

主にカーエレクトロニクス製品(電動化車両用インバータや車載用充電器、エンジン制御システム、電動パワーステアリング、ETC®等)や、スタータ、オルタネータなどのエンジン電装品各種機器・システムの開発設計、及び自動生産ライン設備や試験装置の設計開発も行っています。

01. 転職理由・研修制度・社風について

なぜ三菱電機エンジニアリング株式会社に転職されたのでしょうか?転職理由をお伺いしたいです。

三菱電機エンジニアリング 電装技術開発部 回転機技術第一課  木村元昭様
電装技術開発部 回転機技術第一課  木村元昭様
2000年にキャリア入社。前職では生産設備メーカーにて設備の設計や開発に従事。現在は電動化車両用のモータの設計業務を行う。

木村様:もともと趣味でドライブや機械が好きでしたので、自動車関係の部品に携わりたいという思いがありました。そんな時、大学時代の先輩が当社で働いており、声を掛けて下さったことをきっかけに転職。やりたかった仕事に就くことができました。

三菱電機エンジニアリング パワーエレクトロニクス技術第二課 堀江照道様

電装技術開発部 パワーエレクトロニクス技術第二課 堀江照道様
2013年にキャリア入社。前職では自動車関係の部品の評価業務に従事。現在は電動化車両用のインバータの評価業務を行う。

堀江様大学時代から自動車が好きで、自動車関連の仕事に携わりたいという思いがありました。前職でも、自動車関連の仕事には就けていましたが、エンジニア派遣のような形態で働いており、また2年に1回異動があるなど、働く環境を変えたいという思いがだんだん強くなりました。そこで、深く関わっていけるような職場環境を探し、当社に応募しました。

三菱電機エンジニアリング 電装技術開発部 パワーエレクトロニクス技術第一課 水野賀文様

電装技術開発部 パワーエレクトロニクス技術第一課 水野賀文様
2015年キャリア入社。前職では、医療機器メーカーにて設計に従事。現在は電動化車両用のインバータの設計業務を行う。

水野様:大学で医工学分野の研究室に所属していたこともあり、前職の医療機器メーカーに就職しました。私は冶具などの器具設計を担当していたのですが、やっぱり実際に商品として世に出ていくものを設計していきたいという思いが強くなり、転職を決意。様々な分野を見て転職先を考えた結果、勢いがあってこれから伸びていきそうな、自動車関連の電装機器に携わる仕事に就きたいと思い、当社に入社しました。

三菱電機エンジニアリング 電装技術開発部 パワーエレクトロニクス開発課 藪内直也様

電装技術開発部 パワーエレクトロニクス開発課 藪内直也様
2014キャリア入社。前職では、高周波デバイス等の電子部品の設計・開発に従事。現在はインバータ・コンバータなど車載電力変換装置の設計業務を行う。

藪内様:もともと、「新しいことがしたい」「モノづくりがしたい」という思いがあり、それまで部品単体の設計をしていましたが、自分の視野を広げるため、まったく違う分野に挑戦することにしました。前職は関東勤務でしたが、地元の関西に戻ってきたいという思いもあり、開発や設計に携われることを前提条件に転職活動をスタート。縁あって当社に入社しました。

実際に転職してみて、今やりたかったことは実現できていますか?

水野様:開発設計の仕事は、お客様の様々なご要望を伺いながら、二人三脚ですすめていくので、大変なこともありますが、「どんどん開発して、より良い製品を作っていこう」という会社の空気をすごく感じます。実際、周りのチームでもインバータの開発がどんどん増えていて、今そのために人材を増やしているところです。私が入社前に期待していた「勢いのある会社」であるなと実感しますね。

藪内様:私は前職では回路設計や構造的な部分のレイアウト設計など、1人ですべての設計を担当し、1つの部品を作っていました。転職後は、回路設計に特化して仕事ができているので、専門性を高められているなと感じます。

今の職場環境について、お聞かせください

水野様:そうですね。私の前職と比較して、業務規模が大きくなり、、同じ専門分野の方も数多く在籍しているので、何でも相談しやすい環境です。会社としても、分からないことがあれば悩まずに周囲に聞きに行け、というスタンスですね。他部署の方など色んな人にお話しを伺う事ができるので、知識を高めることができていると感じます。

堀江様:私が所属するパワーエレクトロニクス技術第二課の担当するインバータのような大きな製品は、一機種あたりの担当が多く、連携しながら仕事をすすめていきます。製品自体が複雑な上、安全性も十分考慮しなければいけないところになりますので、隣の課とも、かなり連携して業務を進めていきます。

藪内様:私が所属する課は、回路設計を担当する1グループと構造設計を担当する2グループがあります。私は回路設計の1グループに所属しておりますが、同じ課の中に2つのグループが並んでいて、席も近いので、何かあればいつでも相談できます。仕事の連携が非常にとりやすい環境ですね。

中途採用入社の方には馴染みやすい雰囲気と言えそうですね

木村様:そうですね。私はもう年次が上なので、受け入れる側の立場ですが、新しくご入社されてきた方には、馴染みやすい環境を作ろうと心掛けています。

―――新卒・キャリア入社の方の比率はどのくらいの割合でしょうか?

木村様私の職場では半々くらいですね。誰が新卒で誰がキャリア入社者なのか、聞かないとわからないくらいです(笑)。

御社は特に社員さん同士の仲が良い印象を受けます!

一同:そうですね。休日はバーベキューをしたり、チームをまたいで、行きたいメンバーだけで地域のお祭りに行ったりします。あと部活動もありますね。

会社主催のイベントなどもあるのでしょうか?

一同:年に数回開催していますね。日帰り旅行や姫路事業所全従業員対象の親睦パーティー等,大人数のイベントもあり、結構盛り上がります。

そんな御社の「社風」についてはどのようにお感じになられていますか?

一同:「人が財産」という思いを強く感じますかね。ですから教育にもとても力を入れていると思います。そういうところは、誇れる社風かなと感じています。

木村様:自身が向上心をもってやるという意識を持っていますし、好きでこの仕事をしている方がほとんどです。好きのかたまりですね。(笑)ですから、人によってそれぞれ担当する分野は違いますが、例えばある特定の領域に関して、ものすごく深い知識を持っている社員や、「そんなマニアックなことをしているの?」って社員も結構おられます。面白いですね。

職場の上下関係はいかがでしょうか?

一同:あまりかっちりしていないですね。呼び方も〇〇さんと言った感じで役職を付けて呼ぶことはありません。フラットで仕事がしやすい雰囲気だと思います。また、何でも相談もしやすい環境で、聞くことも聞かれることも多いです。

教育に力を入れているというお話が出ましたが、研修制度について教えて頂けますか?

藪内様:当社は全社的に、社員教育に力を入れておりまして、さまざまな講座を開催し、社員の参加を募集しています。さらに、三菱電機株式会社主催の講座にも、関係会社である当社社員は参加できます。社員は自発的に幅広い選択肢の中から、受けたい講座を選んで受講することができ、実際、私も入社当時は、上司に「この講座を受けたらいいよ」「初めての講座は参加したほうがいいよ」などといったアドバイスをいただきながら、参加していました。

エンジニアの方にとっては、かなり知的欲求を満たせるような研修体系・職場環境ですよね。開催される講座について、もう少し具体的にお伺いしたいです。

合同で講義を受ける形態の講座もあれば、通信教育の講座もあります。また、参加者の中には、当社以外の三菱電機グループで働いている方も来られます。講座内容は、座学だけではなく、実験でシミュレーションを行うなど、さまざまです。

研修は、基本的には平日に受講するのでしょうか?

そうですね。基本的には、業務に直結する研修が多いので、平日の業務時間中に受講します。自分で業務と研修のスケジュール調整をしながら設定する形ですね。

また、社内の教育制度も充実していますが、社外で開催しているセミナーにも参加することができます。例えば部品メーカーの勉強会に参加している方もいらっしゃいます。

実際に私も、解析ソフトのメーカー主催のセミナーに参加し、そこで実習をさせてもらい、学んだことを持ち帰って解析できるようになりました。

02. 仕事のやりがい、働く魅力について

三菱電機エンジニアリング姫路事業所_中途採用者インタビュー

仕事のやりがいや、御社で働く魅力についてお伺いしたいです。

藪内様:製品に関する深い知識や評価技術を十分に学べる環境があることは当社の魅力の1つです。私は開発部門に所属しているので、様々な製品に携わる機会が得られます。例えば、私はコンバータをメインで担当していますが、インバータの設計にも携わっています。色んな回路構成に触れられるのがいいですね。

木村様:自分が開発設計したものが、世の中を走る車に搭載されていることに、やりがいを感じます。大げさに言うと、自分のつくった製品が街中を走っているという感覚ですね。(笑)

 水野様:新製品のアイディアなどをどんどん提案していける環境も、当社の魅力の一つだと思います。当社の場合、責任の範囲がしっかりしていて、その分野を任されたら、内容について検討したものを自由に提案できます。こういったところも、やりがいにつながりますね。

堀江様:「こういうことをやってみたい」って言ったときに、当社は基本的にNGではなく 、「そこはこういうふうにやって、+アルファでこんな評価をしたらどうだろうか」と前向きなアドバイス・意見を返していただけることが多いです。自由に何でもチャレンジさせてもらえる環境ということもあり、本当に面白いですし、やりがいも感じます。さらに成果が出せたときは嬉しいですね。

転職後、前職とのギャップを感じたことはありますか?

水野様:自動車部品に求められる信頼性のレベルが予想以上に高かったです。車載ですので、水がかかった場合、塩水がかかった場合など、基本的には厳しい環境に合わせてフォーカスし、様々な環境に対応できるよう、長期間テスト行います。そういったところにお金と時間をかけてやっていることに対して、「ここまでやらなきゃいけないんだ」と驚きましたし、自身もしっかり設計しないといけないなと思いました。また、生産台数も、前職の医療機器と比較して、毎年何十万、部品によっては何百万台という、数量の規模にも驚きましたね。

業務の中で、自動車メーカーや三菱電機株式会社との関わりについて、お伺いしたいです

木村様:私の所属する部署では、お客様の三菱電機株式会社から請け負いさせてもらっています。自動車メーカー様への対応もしますし、サプライヤーさんともやり取りがあります。三菱電機株式会社とは上下関係というよりもパートナーというような感覚に近いですね。

水野様:私の部署ではインバータの構造設計という業務を、三菱電機株式会社から請け負いまして、自動車メーカーや 部品メーカーとやり取りを行います。三菱電機株式会社の方々とも、近い距離で仕事をしていますので、すぐに話をしたり、どうなっているか聞きに行ったりと、非常に仕事がすすめやすいですね。

堀江様:印象に残っている業務ですと、今開発しているインバータ製品の評価理論に関してです。インバータを動かすと甲高い音がするので、それを抑制する必要があるのですが、この評価には国際的な規約が特になく、「こういう評価をしてください」という基軸が存在しません。そこで、自動車メーカーと三菱電機株式会社と共同で 、一番有効な落としどころを3社で相談しながら探っていくことをしています。決まりきった業務ではなく、こういった自分で考え議論しながらすすめる仕事は非常に面白いですね。

木村様:私は以前、スタータという電装品を担当していました。われわれ三菱電機グループが自動車の電装品を作っていることは、あまり世に知られていませんが、ワールドワイドに事業展開しており、自動車メ-カーから当社に「こういう時はどういう条件にすればいいのでしょうか」と相談に来ていただけるくらいでした。

「ここの領域については三菱電機株式会社の方が詳しい」というように、それぞれ特化した分野があると思いますが、御社はどのような立ち位置で、仕事を任されることが多いですか?

木村様:当社は長く一要素技術を担当している方も多いので 、蓄積された情報があり、専門性に特化しています。そのため私自身、三菱電機株式会社へ行って、講師をするという機会を頂いたこともあります。当社はずっと専任的に仕事をやってきたという強みがありますので、信頼されていますし、そういったところでお仕事も任せていただけるというのは、すごいことなのかなと思いますね。

働き方や、姫路での暮らしについてもお話を伺えますでしょうか。

昨今の「働き方改革」については全社的に特に意識をしています。例えば、姫路事業所は週に2日、定時退社日があります。どうしても働く時間が長くなる業界のイメージあると思うのですが、会社・個人としては、例えばITを活用して、提出書類を紙からデータにすることで、ペーパーレス化を図るなど、業務効率化を意識し、工夫しています。また、定時退社日は月に1回労使で見回りパトロールにくるなど、残業の時間管理もしっかりしているので、 時間短縮を意識して仕事ができています。

藪内様:私は共働きですので、フレックスタイム制度を利用し、子供の送り迎えなどに活用しています。周りの理解もありますし、実際使っている方も多いです。そういう意味で働きやすい環境だなと感じますね。

皆さん姫路事業所近辺にお住まいとのことですが、暮らしぶりはいかがですか?

駅周辺に、生活する上で必要なものが集まっているので、買い物は遠くに行く必要がありません。とても便利で暮らしやすいです。社員は、会社から徒歩10分くらいのマンションに住んでいる方もいらっしゃれば、神戸から通勤される方もいます。車やバイク通勤をされる方もいるので、様々ですね。

三菱電機エンジニアリング姫路事業所_中途採用者インタビュー

今後働いて行く中で、どんなエンジニアを目指して行きたいですか?

木村様:入社してから18年が経ちました。今後は、今まで蓄積した自分の知識を、部下や新人に伝承し、1つのプロジェクトをまとめあげて、成功に導くというころを頑張っていきたいです。

堀江様:私は、基本的には評価業務というところになりますが、評価するだけではなく、設計のことも考慮した上で評価し、そのフィードバックができるような技術者になっていきたいです。そして、グルー プをまとめ、複数人で一つの業務を任せていただけるようになりたいです。

水野様:私は技術者として、強みを持ちたいです 。例えば、設計業務の中で、「この分野のことなら、水野さんに聞いたら答えが返ってくるよ」と言われるような存在になりたいですね。何か1つでもいいので、強みをもった技術者になっていきたいです。また、今後どんどん人が増えると思うので、指導できるような立場を目指していきたいです。

藪内様:技術者として、「これだけは負けない」 という専門性に特化した強みを持ちたいです。そして、より請負として仕事をもらえるような技術者になりたいですね。いずれは、指導者として仕事を任せてもらえるグループやチームを作りたいです。

最後に、今後どんな方にご入社いただき、一緒に働いていきたいと思いますか?

受動的ではなく、 積極的に考えて発言してくれる方と一緒に働きたいです。そういう方と一緒に働けたら、仕事の質もますます上がっていくと思います。

また、何か新しいことをやりたい方にも是非来ていただきたいですね。そういう方と一緒に仕事をすれば、より自分の刺激にもなりますので、向上心のある方、技術を高めたい方とも一緒に働きたいと思います。

また、当社はライバルが多い中で、何か突出しようと思うと、ユニークな発想で新しいことにチャレンジできるような人が強いと思います。異業界からのエンジニアもウェルカムです。そんな方のご応募をお待ちしております。

本日は貴重なお時間を頂きまして、ありがとうございました。

この取材は私が担当しました
株式会社タイズ コンサルタント藤田 翔
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三菱電機エンジニアリング社 担当コンサルタントからのコメント

今回は実際にキャリア入社された方々の生の声をお聞きできたのですが、さすが大手グループ企業ということもあり、教育体制の充実ぶりには驚かされました。同時にそれらを積極的に活用し、スキルを深めていこうとする社員の方々の向上心とエンジニアとしてのこだわりも垣間見ることができました。

また同社の特徴として、業務やそれ以外での社員同士のつながりが深く、関わり合いが強いことも感じました。実は今回のインタビューでは皆さん初対面同士だったのですが、話が進むにつれて仕事でのつながりが明らかになり、急速に距離が縮まっていったことが印象的なインタビューでした。

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この記事を書いた人

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藤田 翔

株式会社タイズ

  • 関西メーカーへの高い合格率に自信あり。メーカーへの深い知見、太いパイプを活かした転職のご支援をさせていただきます
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