2019.10.04【企業インタビュー】HEV車用リチウムイオン電池の世界トップメーカー!GSユアサグループ(株)ブル―エナジーの仕事のやりがい・製品の強みについて

株式会社ブル―エナジーについて

バッテリーメーカーのGSユアサと自動車メーカーの本田技研工業(ホンダ)が共同出資し設立。今年(2019年)で創業10周年を迎える同社は、GSユアサグループの一員として、ハイブリッド車用リチウムイオン電池開発に携わり、生産量・車両搭載台数ともに世界レベルの最先行メーカーとして走り続ける。

今回はそんな同社へ中途採用で入社されたエンジニア2名にインタビュー!!仕事のやりがいや製品の強みなどについて迫ります。

ご経歴について

お2人は中途採用でご入社されたということですが、GSユアサ(ブルーエナジー)に入社を決めた理由をお伺いしたいです。

株式会社GSユアサ
LIB技術開発センター 第三技術部 第三グループ
担当課長 望月亮太様

望月さん:前職は今とはまったくの別業界で、精密電子機器の設計開発として働いていました。転職したのは2011年頃。ちょうどリーマンショック後で、ハイブリッドが旬になりかけていた時期ということもあり、転職先はこれから成長していきそうなハイブリッド分野を選びました。その後、自分の技術を必要としてくれる企業に行きたいという思いもありまして、内定をいただいたGSユアサに入社を決めました。

株式会社GSユアサ LIB技術開発センター 第三技術部 第三グループ 藤本士様

株式会社GSユアサ
LIB技術開発センター 第三技術部 第三グループ
藤本士様

藤本さん:前職は家電メーカーで液晶テレビを担当していました。当時、中国や韓国がどんどん市場に参入してきまして。それをきっかけに、これから伸びて行きそうだと可能性を感じたハイブリッド分野に転職したいと思い、応募したのがGSユアサです。入社したのは2016年ですね。

お仕事内容とやりがいについて

現在はどのようなお仕事をご担当されているのでしょうか?

望月さん:私はハイブリッド車用リチウムイオン電池の「セル(単電池)」を包むモジュールの設計・開発を担当しています。モジュールとは、複数のセル(単電池)を接続して、容量や電圧を調整したものです。イメージとしては、電池と車の橋渡しのようなインターフェースになる部分ですね。

働き方は、個人が幅広い範囲の仕事にかかわっていくようなイメージでしょうか?

藤本さん:そうですね。私も望月と一緒にモジュールの設計・開発を担当しておりますが、当社の働き方としては、一人で専門領域を担当するという形ではなく、広い範囲にかかわって仕事を担当しております。例えば、量産品の開発は非常に長い期間をかけて行うのですが、その際1人の社員が試験を担当する時期もあれば設計に注力する時期もありますし、また製造工程を担当することもあります。

望月さん:図面書きから量産の仕様に落とし込むところまで、基本的には一通りを担当します。ただ、それぞれ個人の強みや得意分野がありますので、その人の今の技術を見ながら業務の割り振りは行います。

1人で同時に担当する機種の数はどのくらいでしょうか?

藤本さん:だいたい1機種を4~5人が担当します。機種のボリュームにもよりますので、1人で様々な機種を担当する方もいれば、1つの機種をずっと担当する方もいますね。

ホンダNSX

ブルーエナジーリチウムイオン電池搭載車
ホンダのNSX(同社HPより)

前職でも設計・開発を担当されていたということですが、GSユアサに転職して感じる仕事のやりがいや面白みとはどういったところでしょうか?

望月さん:完成車メーカーさんと近い距離で仕事ができることです。前職では、基本的にエンドユーザーであるお客様とやり取りをするのは課長クラス以上の社員でしたが、GSユアサでは担当者レベルでお客様と打ち合わせなど行いますので、お客様の状況が見えやすいです。

個人の方が裁量を持って仕事ができる環境なんですね。

望月さん:そうですね。担当者レベルからお客様とのやり取りを任せてもらえますので、個人がレベルアップできる職場環境だと感じています。新入社員であっても、お客様との打ち合わせには早い段階で入ってもらうので、若手でも裁量を持って働ける職場ですね。もちろん、いきなり1人の方に任せるわけではなく先輩社員がしっかりフォローします。

他にはどのようなところにやりがいを感じますか?

望月さん:成果物が目に見えやすいところですね。街を走る車を見ると、実際に自分たちが作ったものがどの車に載っているかがわかりますので、単純に嬉しいですし、やりがいも感じます。

藤本さん:私の前職は、開発期間が非常に短い職場でした。1つの機種にかける期間は約半年で行っていましたので、例えば仕様を決めたり、お客様と打ち合わせをしたりということはありませんでした。仕事をスピーディーに回すという点では成長できましたが、技術者として成長できているのかという点では、少し不安に思っていたところがあります。

現在は1つの機種を開発するのに、事前に机上計算をして解析・試験を行い、その結果が合っているかを今度は各ステージでチェック、最終的に問題がないと確認できて、はじめて量産の段階に入ります。何度も検証を重ねますので、「なぜこうなるか」「どこまでやればいいか」など技術者としてのノウハウや技術スキルを蓄積・成長させることができていると感じますし、仕事が面白いですね。

完成までには、他のさまざまな部署の方と連携しながら仕事をすすめることが多いのでしょうか?

藤本さん:そうですね。当社の職場環境で良いなと思うところは、1フロアに各チームが集約していますので、例えば別の棟や地区にわざわざ足を運んで話を聞きに行くという必要がありません。すぐ後ろで化学・電気など別チームが働いていますので、わからないことがあればすぐに聞きにいくことができますし、密に連携しながら仕事をスピーディーに進めることができます。

逆に苦労した点はありますか?

藤本さん:お客様である自働車メーカーさんは技術要求レベルが非常に高いです。ですから当然、わたしたちも、その技術レベルに合わせていかないといけない。要求レベルが高い分、苦労することもありますが、成長につながると感じています。

望月さん:自動車メーカーさんとの仕事は、納得できる製品を開発できるまでお互いにとことん突き詰めていく、といったイメージで、私自身、本来あるべき設計の姿で仕事ができるなと感じています。また、メーカーさんによって要求が違いますので、それぞれどのようにご納得いただくかに苦労することもあります。

藤本さん:また、社内文化として仕事は上手くいってもいかなくても、原因・理由をとことん追求し、次につなげていくことを大切にしています。ですから、論理的思考や突き詰めていくための手法などが身につきますし、自分自身まだまだ知らないことが多い分、かなり勉強も必要だと感じることが多いです。そういった点は苦労することもありますが、面白みに感じている部分でもありますね。

勉強好きな方にはすごく良い環境のように感じます。

藤本さん:そうですね。担当する業務が幅広いので、例えば樹脂系ばかり勉強していても、板金などいろんな分野が絡んできますので、幅広い知識を身に付ける必要があります。さまざまな知識・スキルが身についていきますので、向上心がある方には非常にマッチした職場環境だと思います。

会社としても、社員の学びをサポートするような制度がありまして、例えば自主的に「このセミナーに参加したい」という申し出があれば、それが東京開催のセミナーであっても交通費支給で行かせてもらえます。また通信教育の補助制度もありまして、実際に私も英語のオンライン教育を受けたことがあります。

会社全体が個人の学習意欲や向上心をサポートしてくれる体制なんですね。

製品について

EHW5Bセル・モジュールの外観

同社製品:EHW5Bセル・モジュールの外観(同社HPより)

 

お2人が担当されている、ハイブリッド自動車用のリチウムイオン電池について、量産を強化されているとのことですが、その背景についてお伺いしたいです。

望月さん:各自動車メーカーさんのスタンスが「電気自動車はまだ早い、当面はハイブリッドカーだろう」という市場感に変化してきているように思います。この変化は世界的にも見られまして、例えば中国政府はもともと電気自動車を普及させるため、各メーカーに環境規制を義務付けていましたが、現在はハイブリッドカーにも有利な内容になるよう修正を検討する動きがあります。いまハイブリッドカーにとても良い風が吹いてきている状況なんですよ。

その追い風もあって、リチウムイオン電池の需要が高まり、市場で評価されている御社の製品は増産につながっているわけですね。

御社の製品が選ばれる理由、競合優位性はどんなところだと思われますか?

望月さん:「高品質と安全性」だと思います。あまりこの場で詳しくお伝えすることはできませんが、当社には長年電池をつくってきたノウハウが蓄積されていまして、例えば他社では使っていない材料を使って電池の開発を行うなど、他では真似でいない技術を持っています。さらに、高い技術力があるからこそ高品質な製品をつくることが出来ていると自負しております。 

御社の製品の品質が高い理由はそういったところにあるのですね。現在はいろんな自動車メーカーさんから依頼がきていると伺っておりますが、今後は様々なメーカーさんに向けて開発を進めていくようなイメージでしょうか?

そうですね。今後はいろんな製品開発に関わっていくことができるようになると思います。

組織について

ブル―エナジー本社外観

中途採用で入社された方の割合は多いですか?

藤本さん:私たちのチーム内では中途採用で入社された方の割合が少し多いですね。

新卒で入社された方と中途で入社された方との間にキャリアの差はないのでしょうか?

藤本さん:とくにないです。実際、中途で入社した望月はもう課長まで昇格していますしね。

望月さん:リーダーを何年経験しないと課長になれない、といった社内規定はありますが、そこに新卒採用だから、中途採用だからといった差はありません。

御社で活躍されている社員はどんな方ですか?

藤本さん:当社は他部署やお客様とのやり取りが多いので、コミュニケーションがしっかりとれて、自分の意見を相手に上手く伝えることができる社員が活躍していますね。

望月さん:社内説明をする機会も多いですが、例えばそこでうまく話せないと上司が代わりに話すことになるので、自分をアピールできません。ですから「自分が報告するんだ」という意思を持つ積極性も重要ですね。また、当社は社長と社員との距離が非常に近く、直接社長に対しての報告を行うシーンも多いですよ。

社長さんとの距離が非常に近い職場なのでしょうか?

藤本さん:そうですね。社長もエンジニア出身ということもあり、直接アドバイスや指導をしてもらえるような環境です。以前、業務が忙しくバタバタしていた時期がありましたが、そんな時も「最近どうや」と社長の方からお声掛けをいただいて嬉しかったです。私たち担当レベルにまで気遣ってくれていると感じますね。

望月さん:もちろん厳しいことを言われることもありますが、必ず理由付きで指導いただけますし、社長自身も技術者の出身であることから、現場の気持ちをよく理解して下さっています。以前、現場の働く環境を改善したくて、社長に話を聞いてもらう時間をとっていただけないかお願いしたことがありました。こちらとしては10分、20分お時間とってもらえたらいいかな、というスタンスで社長室に行ったのですが、結局1時間半くらい現場の私たちの状況や不満をとことん聞いてくださって。それくらい、現場で働く社員のことを考えてしっかり向き合ってくれる方です。

部署の雰囲気についてはどのように感じていますか?

株式会社GSユアサ取材風景

望月さん:コミュニケーションが多く、何でも話しやすい雰囲気ですね。誰かに仕事の相談をしたい時も、「この件はこの人に聞けば大体わかるだろう」というのをだいたいみんながわかっている状況で、「自分がやると時間がかかるな」と思う案件はすぐにわかる人に聞きに行く文化があります。

休日は社員のみなさんで一緒に過ごされることもあるんですか?

藤本さん:私は単身赴任中ですので休日は大阪に戻ることが多いのですが、逆に平日は社宅で近くに住んでいる社員同士ご飯に行ったり、社宅に集まって一緒に晩御飯を食べたりします。

社宅は近いのでしょうか?

藤本さん:車で5分くらいですね。

望月さん:立地上、車通勤の方が多いので逆に飲み会は少ないです。当社はとくに強制的に参加しなければいけない行事や飲み会イベントもありませんので、自由な社風のように感じます。

ワークライフバランスについて

残業時間はどのくらいのイメージですか?

藤本さん:開発時期にもよりますが、基本的には45時間までという社内規定があります。

望月さん:大体20~40時間の間くらいのイメージですね。繁忙期は40時間ちょっと、通常時は20~30時間程度の残業をするイメージです。1年の中で繁忙期/閑散期があるというよりかは、個人が担当する製品の開発時期が被るタイミングによります。

だいたい、日々の残業時間は1~2時間で収まっているイメージなんですね。

有給についてはいかがでしょうか?

藤本さん:有給もそうですが、そもそも会社カレンダーの休日数も前職と比べてだいぶ多いなと感じています。さらに会社も 10日間の有給取得を推進していますので、ワークライフバランスは非常に整っている環境だと思います。

※株式会社GSユアサの年間休日は126日(2019年9月時点の求人票参照)

望月さん:有給取得の仕方は本当に自由で、たとえば一気に消化して一週間会社に来ない社員もいます(笑)もちろん、有給を取得する際に理由を追求されることもありません。本当に各自が働き方を調整しながら有給を消化できる環境だなと感じています。

勤務地:福知山市の魅力

福知山駅風景

JR福知山駅 外観

御社は単身赴任されている方も多いと伺いました。お2人とも他府県のご出身かと思いますが、ご家族の方はどうされているのでしょうか?

藤本さん:私は出身が徳島で、家族は大阪にいます。

望月さん:私は静岡出身でして、家族とここで一緒に暮らしております。

福知山に移住される前に、不安なことはありませんでしたか?

藤本さん:住んでみて不便がないかは少し心配していました。住んでみると、スーパーもありますし、9号線沿いにはスタバや31アイスクリームなどいろいろありますので、今はとくに気になることはないですね。

望月さん:「ウィンドウショッピングがしたい!」と思ったときは少し辛いです。(笑)ただ、京都市内や大阪には1時間くらいで出れますので、すぐに買い出しにいける環境です。

藤本さん:個人的には、この辺りは星が綺麗に見えますので、趣味の撮影ができることが嬉しいですね。仕事を早く終わらせて日本海側まで同僚と写真を撮りに行ったり、あと海鮮を食べたりもします。(笑)

望月さん:私はサイクリングが趣味ですので、ここは市内と違って車が走ってない点が嬉しいです。海水浴場も近いので、アウトドア好きな方はここの暮らしは合うと思いますよ。

藤本さん:また、福知山市はスイーツで町おこしに取り組んでいますので、SNSで話題になったスイーツカフェやお土産屋さんも多いです。

いろんなところに福知山市の魅力がありますね。

自然豊かで子育てもしやすいイメージがありますが、いかがでしょうか?

望月さん:キャンプ場が近くにあったり、カブトムシが採れたり、幼いお子さんがいる方は育てやすい環境だと思います。また、自然に囲まれた場所で子育てをしたいという方にも福地山はオススメです。実際、当社の社員は車通勤が可能な範囲内でわざと市街地から離れて暮らしています。

最後に転職活動中の方へメッセージをお願いします。お2人が一緒に働きたいと思う人物像はどのような方でしょうか?

ブル―エナジー取材風景2

望月さん:元気で明るい方ですね。技術・スキルは後から教えることができますので、活力があって自分も周りも楽しく仕事ができるようなお人柄の方と一緒に働きたいです。

藤本さん:積極的で向上心のある方が望ましいですね。当社は学ぶことがたくさんありますので、意欲的に知識を身につけたい方には非常に良い職場環境だと思います。会社全体が、「向上心ある社員にはとことんやらせてあげよう」という考え方ですので、成長したいという方は是非当社に来ていただきたいです。ご応募お待ちしております。

本⽇は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

株式会社GSユアサに転職をお考えの方へ

タイズは関西メーカー専門の転職エージェント
担当コンサルタント
田熊 聖樹
関西メーカー専門のコンサルタントが転職活動をサポート!
高い合格率で、求職者満足度92%!