世の中の気になる調査
真夏のオフィス「あなたの職場の冷房温度は適温ですか?」本音を徹底調査!

夏のオフィスで快適に働くには冷房が必須!
そこで今回は会社員400名に「職場の冷房設定温度」についてどのように感じているのか、本音を調査しました。
<目次>
1.「あなたの職場の冷房温度は適温ですか?」半数以上が適温と感じていないと回答
2.職場の冷房温度について社員同士で揉めることはあるのか~社員の本音を聞いてみた~
3.暑がりVS寒がり 職場の冷房温度はどちらに合わせるべき?
4.真夏のオフィス冷房対策
「あなたの職場の冷房温度は適温ですか?」半数以上が適温と感じていないと回答

夏の職場の冷房温度に関する調査をした結果、「暑い」と感じている人は35.6%、「寒い」と感じている人は「15.1%」と全体の半数以上が適温と感じていない結果に。職場の半数以上の社員は冷房温度に不満を感じているようです。
職場の冷房温度について社員同士で揉めることはあるのか~社員の本音を聞いてみた~

職場の冷房温度について「社員同士で言い合いになったことがある」と回答した人は全体の約10%、「文句を言われた/言ったことがある」と回答した人は全体の約18%という結果に。そこで、実際にどのようなケースで揉めることがあるのか、どのような不満を抱えているのか調査してみました。
社員の声
- 暑いので温度を下げたらお局様に怒られた。やはり古くからいる先輩社員や上司には逆らえない。
- 高齢の社員が「寒い」と言って勝手に冷房を止めたりする。役職が就いている方なので強くは言えないが、勝手に切るのはどうかと思う。
- 電気代節約のため、職場の設定温度がもともと高く、暑い中で仕事をしなければならない。温度を下げるには承認が必要で、面倒くさい。
- 男性社員が設定温度を下げて、さらに扇風機を回すので寒い上に空気が乾燥する。体温が下がりお肌もカサつくのでやめて欲しいが言えない。
- 温度を下げると必ず女性社員から「寒い」という声が上がってくるが、毎回わかっていることなのだから上着を着るなど自分で寒さ対策をしてほしい。
- 無言で男性が下げて女性が上げるので揉めることはないが、水面下での戦いがある。
一方で、「職場の冷房がMAXまで温度を下げても暑いので揉めようがない」「寒いけど一般のお客様が訪問する場所なので設定温度を変えられない」「窓際の座席だから暑い/真上に吹き出し口があるので直撃して寒い」など職場環境ならではの悩みの声もありました。
暑がりVS寒がり 職場の冷房温度はどちらに合わせるべき?

職場の温度はどちらに合わせるべきだと思うか調査してみた結果、「寒がっている人に合わせるべき」と回答した人は約43%、「暑がっている人に合わせるべき」と回答した人は約47%という結果になりました。
「寒がっている人に合わせるべき」と回答した人の理由
- 女性はとくに寒くて頭痛や腹痛を起こすなど体調を崩してしまうから。
- 暑がりの人は扇風機や冷却シートなどのグッズで対策をしてほしい。
- 冷房は身体に悪いし、設定温度を下げることでエコや節約にもつながるから。
- 風邪をひいてしまうから。
「暑がっている人に合わせるべき」と回答した人の理由
- 寒い人は重ね着で調整が可能だから。暑い人は脱ぐのに限界がある。
- 熱中症になる可能性があるため。
- 営業の外回りや工場で汗水たらして働いているなど、現場から帰ってきた社員に対して、社内スタッフも少し協力してほしい。オフィスがいつも暑くて辛い。
- 暑いとボーっとしてきて仕事に支障が出る。仕事効率を考えると暑がっている人に合わせて、寒い人は着ればいいと思う。
また、「国の推奨温度に合わせるべき」「お互いの妥協できる温度を決めて、あとは各自が対応する」「その時々で譲り合いをする」といった声も一定数ありました。
真夏のオフィスの冷房対策はどうしてる?
夏の職場の冷房温度に不満を抱えている社員が多いことが分かりました。適温で過ごすことが難しい中、社員の皆さんはどのような冷房対策を実施しているのか、調査してみました。
暑い人の対策
- エアコンの吹き出し口で仕事をしている。
- 小型扇風機(サーキュレーターなど)やうちわをデスクに常備している。
- 涼しくなるインナーを着ている。
- 冷蔵庫にアイスノンや冷えピタ、冷たいドリンクなどを入れている。
- 空調服を購入した。
- タオルを用意してトイレで濡らして身体を拭いている。
- どんなに冷やしても暑いし汗が止まらないので、小まめに塩分と水分を取っている。
寒い人の対策
- 温かいドリンクをこまめに飲んでいる。
- ひざ掛けと長袖の上着に加えて、カイロや靴下を持参している。
- 職場が冷房で乾燥するので、保湿クリームを常備している。
- 自分の席の近くの通風口を塞いでいる。
- しょうが湯など身体が温まるドリンクを水筒で持参している。
- 窓際の席や冷房の風が当たりにくい場所を見つけて仕事をしている。
- 電気カーペットを持参している。
「冷却・温暖グッズを持参して対応する」「服装で温度調整をする」「自分にとって適温の仕事場所を探す」など、それぞれ快適に過ごせるように工夫をしている方が多いようですね。その一方で、いくら工夫をしても解決には至っていないというような声も一定数ありました。
まとめ

体感温度は人それぞれ。社員全員が職場で適温と感じるにはまだまだ問題が多く難しそうですね。職場の冷房温度のせいで「体調を崩す」「仕事の効率が落ちる」などマイナスが大きい場合は是非無理をせず、今回記事の中で紹介した冷房対策を実施してみて下さい。また、いまAI技術がどんどん進化してきている中、例えば1人1人に適温を提供してくれるような冷房の最新技術が生まれることを期待したいですね。