実はセンスだけではない!機械設計として必要なこととは

どのような分野でもセンスが良いといわれる人はいますが、それは生まれながらの才能だと思われがちです。 機械設計にも「センスは必要だ」と感じる方がいるようですが、実は皆さんが思い描いているセンスは天賦の才だけではありません。 しかしそれでも、周りと比べて自分が劣っているように感じ不安になる方も多いでしょう。 そこで今回は、機械設計の仕事でお悩みの方に向けて、本当に必要なことやセンスの磨き方について解説します。

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機械設計の「センス」はない?!必要なのは経験

機械設計の仕事を始めて「自分にはセンスがない」と考えている方はいませんか。

一般的なセンスのイメージは、元々その分野で才能があり独自の発想ができる人や感覚的に鋭い人などを想像すると思います。

職場で先輩や上司がスマートに仕事をこなしている姿を見て、そのように感じることもあるでしょう。

しかし実際は、経験の豊富さが要因になっていることが多いのです。

もちろん、一部の天才と呼ばれるような突出した才能を持つ方がいるのも確かですが、ほとんどの場合はこれに該当しません。

独創的な発想や新しいアイディアなどの革新的な考えは、基本的にインプットした多くの知識や体験などの組み合わせから生み出されています。

つまり、本当に機械設計で必要なのは、生まれながらのセンスよりも経験であるということです。

また、設計そのものだけではなく、他部署との折衝能力やプロジェクト管理能力などは、経験がなければ身に付けることはできません。

幅広い業務や新しい仕事に多く取り組むことで、機械設計としての実力が向上して人間としての成長もできるため、自分自身も「センスの良い人」と周囲から思われるようになるでしょう。

すぐには経験を積めない!その時にできること

機械設計で重要な経験を積むためには、多くの業務に関わりさまざまなプロジェクトに参加することが近道です。

しかし、経験が浅くあまり実績が無い状態では大量の仕事は任せてもらえないでしょう。

少しでも早く実力をつけて経験を積みたいという方は、次のような行動を取ることをおすすめします。

①自分でわからないことを調べる・考えて・試してみる

まずは、どのような内容でも良いので、分からないことは自分で調べるクセをつけましょう。

すぐ上司や先輩に聞いて答えを求めていると、自身で考える部分が少なくなります。

急ぎの要件や情報の確認などは仕方ありませんが、できる限り自力で調べながら考えて答えを導き出すことで、発想力や思考力を鍛えることにつながるのです。

さらに、考えた内容を実際に試してみて失敗をする経験も大切でしょう。

20代前半から中盤の方や、入社3年以内の未熟なうちは失敗する可能性が高いと思いますが、なぜダメだったのか、もっとこうすれば良くなるか、など原因を考えながら試行錯誤をすることによって、多くの経験を積むことができます。

また、自身で調べたことや、失敗して学んだことを活かして成功することができれば、仕事へのやりがいや自信を得ることができます。

成功体験が増えると、より多くの興味・関心が芽生えるため、さらなる成長にもつながるでしょう。

経験値は、普段から自身で考えて行動に移すなど、仕事へ取り組む姿勢が変わるだけでも、周りとの大きな差が生まれます。

「自分にはセンスが無いから」と諦めるのではなく、調べながら試してみようと考えて行動することが大切です。多くの経験を積むことができ、独自性も徐々に磨かれていくことでしょう。

②同じ職場の人のスキルを盗む

優れたスキルを習得したいときには、職場の優秀な先輩や上司の仕事ぶりを見て、学べる部分や真似できる部分は無いか考えてみましょう。

当然すぐさますべてを理解するのは難しいでしょうが、少しずつでも自分のものにしようとする姿勢がとても大切です。

発想力や独創性などを吸収したいときは、直接聞かなければ分からないところもあるため、自身である程度学んでおいた上で、質問してみるのも良いでしょう。

また、行き詰まったときには過去の困った仕事について見聞きすることで、解決するための糸口や考え方などを得ることができるかもしれません。

同じ職場の人たちの行動から学ぶのは、自分にはないスキルや発想などを手軽に入手する方法ですので、誰でも実践しやすくコストもかかりません。

普段からアンテナを張って、積極的にスキルを盗むよう試みましょう。

③本を読んで勉強する

やはり、知識をインプットするための基本は専門書などによる勉強です。

基礎知識を習得するためにはもちろんですが、最新の技術やスキルを知ることもできます。

また、研究や生産といった他領域や、機械設計を含んだ開発領域以外のモノづくり全体を学ぶことも大切です。そういった体系的な知識を学ぶのにも役に立ちます。

会社内で得られる知識や経験は、どうしても偏ってしまいがちです。

そのような場合にも、専門書を活用すると経験が難しいようなノウハウや理論を知ることができます。現状の考え方をアップデートする良い機会となるのです。

本の種類は無数にあり簡単に入手できるので、すぐに実践できます。自分のレベルに合わせて学べるのも良いポイントでしょう。

④資格を取る

資格は技術や知識を習得した証明にもなりますが、自身の経験やスキルアップのためにも重要な役割があります。

機械設計の場合は、CADに関する基礎知識や技術は必要ですが、ほかにも技術士などの資格を取っておいても良いでしょう。

技術士は国家資格のひとつで、複数に分かれている部門の中で機械部門に該当します。

試験は二次制で一次試験に合格すると「技術士補」、そこから4年の実務経験を積んだ後に二次試験に合格してようやく「技術士」になることができる難易度の高い資格です。

技術士試験について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
公益社団法人 日本技術士会

多くの専門知識や応用力、課題解決能力が問われる試験なので、その分自身のスキルアップにつながり、取得できれば今後のキャリアアップにも期待できるでしょう。

機械設計の資格でより詳しい内容を知りたい方はこちらをご覧ください。

機械設計の転職に必要な知識は?実はCAD資格は必要ない?

⑤実益を兼ねた趣味

機械設計は、意外にも趣味によって経験値を高められることが多くあります。

車やバイクが好きな方は、自身でメンテナンスをすることでも経験は得られるでしょう。

さらには、DIYや電子工作なども、設計を考える機会になるのでおすすめです。

また、学生時代にロボコンなどに参加していた方は、自らの手でもう一度設計し直してみるのも良いかもしれません。

身近な趣味の中からも、意識しておくと多くの学びを得られるので、楽しみながら経験を積んでセンスを磨きましょう。

もっと経験が積める職場へ転職

 

自分の目指す方向性があり、現状では得られない経験を求めている場合は、思い切って転職という選択肢もあります。

経験を積める企業へ

同じ機械設計の仕事といっても、企業によって仕事の量や分野はさまざまです。

任せてもらえる部分にも違いはあるため、より多くの仕事を担当したい、常に新しいことに挑戦したいなどの気持ちがある場合は、希望に沿った職場へ転職するのも良いでしょう。

また、現在勤めている企業が業績の伸び悩む斜陽産業であれば、これからの将来を見据えて早めに転職を考えても良いかもしれません。

転職ならタイズ

一般的に転職は、現職で働きながら求人を探すことになります。忙しい合間で活動するため、希望どおりの仕事を見つけるのは簡単ではありません。

しかしタイズならメーカー専門の転職エージェントなので、機械設計の経験が積める職場を紹介できます。

また、現職で経験を積むべきかといった現状の疑問や、これからどうなりたいかなど将来的なキャリアも含めて、業界の豊富な知識のあるコンサルタントに相談できます。

適切な提案をすることができますので、自分にピッタリな転職先を探したい方や転職すべきか悩んでいる方は、お気軽にタイズへご相談ください。

まとめ

今回は機械設計のセンスについて解説しました。

鋭い感覚や多くの発想は、経験や知識によって生まれているものです。現在、センスがないと不安を感じている方も、単純に経験不足が原因かもしれません。自身で考えて勉強して、試行錯誤しながら経験を積むことによって、徐々にセンスが磨かれていくでしょう。

この記事を書いた人

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安達 篤史

株式会社タイズ

これまで17年間、転職エージェントのコンサルタントとして従事し、これまで1,000名以上の転職支援を実施。
技術系を中心に幅広い知識・経験があり、納得感のある転職を実現している。

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