サテライトオフィスとは?|勤務者にとってのメリットも解説

弊社は関西メーカー専門の転職エージェント「株式会社タイズ」です。
今回の記事ではニュースでもよく耳にする「働き方改革」の内のひとつにあたる「サテライトオフィス」について紹介しています。「サテライトオフィス」という言葉、聞いたことはあるけど、具体的にはよく分からないという方も多いのではないでしょうか。本記事ではそもそもサテライトオフィスとは何なのかという説明から類似制度との違い、従業員にとってのメリットなどを説明したいと思います。

―目次―

1.サテライトオフィスとは
2.リモートワークやテレワークとの違い
3.従業員にとってのメリットとデメリット
4.まとめ


サテライトオフィスとは


「サテライト(satellite)」は「衛星」や「人工衛星」などを意味しており、サテライトオフィスの場合だと「本社から離れた位置に開設されたオフィス」を表します。日本では1988年に初めて設置され、当時は新聞などにも取り上げられたこともあり世間的にも広く認知されていました。その後、各企業が設置を進めたものの、バブルの崩壊を期にその広がりは下火となるようになりました。
近年では、政府が掲げる「働き方改革」の一つとして「テレワークの導入推進」を挙げていることもあり、各企業でサテライトオフィスの設置が再燃してきました。
また、サテライトオフィスは多くの場合、支社や支店よりも小規模なものを指しており、許容人数としても数人(少なければ2,3人)程度の規模が多く見られます。小規模ながらも本社以外のオフィスを設置することで、取引先や自宅がより近くなり、仕事の効率化やより充実したプライベートの時間を作ることができるとされてます。
サテライトオフィスが広がりを見せつつある背景には、先にも触れた政府の意向もありますが、従業員にとって働きやすい環境を与えるということや、顧客満足度の向上、オフィスを分散することによって災害時等での迅速な対応に繋げることを可能にするなど企業にとって多くのメリットがあると分かってきたためです。
いずれにしても、柔軟な働き方ができるようになり、従業員側には働き方の選択肢が増えてきています。

リモートワークやテレワークとの違い


サテライトオフィスをはじめとして、働き方はますます多様化してきました。働き方を簡単に分類すると上の図のようになります。
これまでのように本社や支社に通勤・勤務する働き方を「オフィスワーク」。これに対して、ICT(Information and Communication Technology)と呼ばれる情報通信技術などを活用し、オフィス以外の場所で働くことの総称を「テレワーク」といいます。その中には、先にご説明しました小規模施設を利用して仕事をする「サテライトオフィス」も含まれます。サテライトオフィス以外にも、場所に関わらずいつでも仕事ができる「モバイルワーク」と「リモートワーク」、オフィスに出勤せず、自宅で仕事をする「在宅ワーク」といった働き方もあります。
オフィス外での時間を有効に使えるので、移動時間を活用して顧客への迅速な対応を可能にすることもできますし、そもそも帰社するための移動時間が最小限になれば、時間的にも身体的にも負担を軽減することができます。
また、こういった「テレワーク」のように柔軟な仕事スタイルは厚生労働省、総務省が働き方改革の一環として推奨しており、ビジネスマンの様々な事情に対応できる働き方として注目されています。

従業員にとってのメリットとデメリット


メリット
働く側からすれば、「サテライトオフィス」はワークライフバランスの実現に近づける為に有効であり、企業側からすれば人材の確保がしやすくなるというメリットも見えてきます。
そんな「サテライトオフィス」には都市型・郊外型・地方型と大きく3つのタイプがあります。それぞれについて下の図のようにまとめてみました。
都市型では、顧客に近い場所にサテライトオフィスを設置することで移動時間を縮小でき、対応も効率よく迅速にできるようになります。また、業務効率を上げることで残業を減らすことにつながる可能性も見込めます。
郊外型は、従業員の住居に近いエリアに設置することを想定しており、通勤時間が短縮することが見込めます。そのため、家族との時間や趣味・自己研鑽の時間などを増やすことができると言われています。
地方型は、地方自治体から誘致され設置されることもあり、地方創生の一端となることも期待されています。その他、UターンやIターンの希望や、自然豊かな環境で仕事や子育てなどを実現したいという従業員の要望に応えることができます。


デメリット
いざ、「サテライトオフィス」で働くとなると、懸念されることの中に、本社勤務の従業員とのコミュニケーション不足があるのではないかというものがあります。
実際の対面ではないので、Webでの会議やビジネスチャットなどのコミュニケーションツールを活用して、報告や連絡などは特に密にすることが必要です。
情報共有なども積極的に行いたいことかと思いますので、社内でのITインフラの部分は充実させることが必須と言えます。
またセキュリティの問題も大きな課題の一つです。
特にシェアオフィスの場合などは、不特定多数の方との共有となるため、パソコンや資料の管理には十分に気を付ける必要があります。

まとめ


さて、人生で多くの時間を費やすこととなる「仕事」。自分がどのような働き方をしたいかということは、自分がどのような生き方をしたいか、とういうことに繋がります。
今回はサテライトオフィスについて紹介しましたが、サテライトオフィス以外にも働き方はますます多様化しています。
とはいえ、サテライトオフィスをはじめとしたテレワークを導入されている企業はまだ決して多いわけでもありません。もし、希望の働き方ができていない、希望の場所で働けていないという方がいらっしゃいましたら、お気軽に株式会社タイズへご相談ください。

弊社は関西の大手・優良メーカー専門の転職エージェントです。関西メーカーへの転職希望の方は、是非一度、お問合せください。

 

SNSでシェア

この記事を書いた人

プロフィール写真

タイズマガジン編集部

株式会社タイズ

タイズは、2005年の創業以来、メーカー専門で転職支援を行っている転職エージェントです。15年以上の転職支援実績を元に記事を執筆しております。

受賞歴

  • 関西メーカー専門転職エージェント総合満足度NO.1(ゼネラルリサーチ調べ)
  • リクルートキャリア主催 GOOD AGENT RANKING ユーザー満足度部門入賞
  • パナソニック株式会社様 ベストエージェント賞 受賞

送信中です