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2018.09.21株式会社ダイフク・eFA事業部のFE部の業務内容や海外の現場、中途採用で求める人物像について、FE部の部長様にお話を伺いました。

(2018.9.21更新)株式会社ダイフク eFA事業部 FEサービス本部 FE部 部長 大和大介様

メーカー専門の転職サイト「タイズ」に求人を掲載している株式会社ダイフクのeFA事業部 FEサービス本部 FE部 部長の大和大介様に、eFA事業部(半導体・液晶生産ライン向け搬送システム)のFE部(フィールドエンジニアリング)の業務内容や海外の現場、求める人物像について、コンサルタントがインタビューさせていただきました。

株式会社ダイフク eFA事業部 FEサービス本部 FE部 部長 大和大介様

FE部の業務内容について教えてください。

FE部にはFEグループとFE企画グループの2つのグループがあります。FEグループは中国、韓国、台湾などほとんどが海外の現場に出向き、現場責任者として海外の現地法人や現地法人が準備したメンバーを指揮・監督して工事全体を取り仕切ります。工場から出荷された製品を安全に、決められた納期までに、決められた予算内で施工することがミッションです。FE企画グループは滋賀事業所でバックサポートとして、施工に際して必要な手順書を作成したり、施工費用の計算をしたり、施工に必要な作業員を割り当てたりしています。営業部がお客様から搬送システムを受注し、EG部・設計部と一緒に仕様を決定し、全体設計や必要な部品の準備が整うと、資材が海外に出荷され、FE部が現地で据え付けるという一連の流れの中で、FE部は全体のアンカーの役割を担っています。私たちの製品を納入するお客様は、ウェハを作る半導体の企業様、液晶を作る企業様の、大きく分けて2つの分野のお客様が中心です。

海外での施工はどれくらいの人数規模で、どのくらいの期間をかけて行われているのでしょうか。

現在中国で施工を進めている案件ですと、中国、台湾、シンガポール、日本、などいろいろな国の出身の作業員を合わせて1000人規模で実施しています。この現場の現場責任者は10年目、32歳の社員です。まず1ヶ月半ほどかけて、FE企画グループが手順書等の事前準備や施工方法や安全性について、工事の現場と調整を行います。実際の工事は、規模にもよりますが、半導体向け搬送システムで3~4ヵ月、液晶向け搬送システムで半年~1年です。半導体向け搬送システムですと、レール全長が10~20kmの施工をすることもあります。工場の建屋だけがある状態から、滋賀工場から出荷した部品を組み立ててレールやストッカー(保管庫)を設置し、最終的に台車を入れて走らせて、問題なく動くことを確認してお客様に引き渡します。一辺が150m以上もある工場の施工を行うこともありますが、数十mm単位のズレが発生することはよくあります。この誤差をどう解消するかも現場責任者の腕の見せ所ですね。

ダイフク社の半導体向け搬送システム

1つのプロジェクトに、何名ほどのダイフクの社員が現地で携わっておられるのでしょうか。

平均して3~5人程度です。加えて日本から来ていただいている協力会社の方もいます。今は施工の現地化を進めようとしていますので、現地に向かう社員数は減ってきています。過去には50~100名近く現場に赴いていたこともありました。韓国地区では現地のメンバーのノウハウが蓄積してきて、日本から向かう社員は少なくなっています。

現場での1日のスケジュールを教えてください。

朝8時に作業員と朝礼をして当日の作業内容を確認し、作業前にKYミーティング(作業内容と危険な箇所の洗い出し)を行って、施工現場に入り、現場監督をします。午後は作業の進捗状況をもとに業者とミーティングをします。夕方にはお客様とのミーティングがあるので、それまでに進捗状況をまとめ、翌日以降のスケジュールの打ち合わせをします。再度現場に戻り、終礼を行って翌日の準備をして帰宅します。このスケジュールの日が多いです。

工程的に作業時間が長くなる期間もあるのではないでしょうか。残業はどの程度ありますか。

遅くなることが分かっている場合には、事前に時差出勤のタイムスケジュールを組みます。作業員が大勢になりすぎると、かえって作業効率が悪くなります。チームを朝番と遅番に分け、朝番に責任者、遅番に副責任者がつく、というように、現場責任者も時間を分けています。忙しい時期は残業が30~40時間になることもありますが、落ち着いた時期ですと定時で帰宅します。休暇は社員が交代で、週2回は休むようにしています。繁忙期は2週間に1回ほどのペースで休日に出勤することがあります。eFA事業部が立ち上がった頃はトラブルも多く、夜中の1時、2時まで残業して休日も出ないと間に合わない、という状態でしたが、現在は製品が安定して品質も良くなっていますので、徹夜した、というのはここ数年ではあまり聞いたことがないですね。

現地での生活について教えてください。

海外の現場はホテルまたはアパート暮らしが多いです。現場事務所まで20~30分歩く現場もありますが、だいたいは現場事務所までのバスやタクシーが用意されます。海外現場での業務は、滋賀事業所での業務と異なりある程度の自由裁量に任されている面もあり、海外での生活に慣れてしまう人が多いです。社員が日本に帰りたいと言うので帰らせたら、しばらくしてまた海外に戻りたいと言う社員もおります。また出張時には、出張手当がつきますので、現地ではその手当で十分生活できます。

出張期間中はどのくらいの頻度で帰国されているのでしょうか。

毎月1回、第3金曜日に定例会議があるので、そのタイミングで帰国して貰っています。帰国するかどうかは現場責任者それぞれに任せています。例えば木曜に帰ってきて、現地での休日出勤の振替休日を月曜、火曜にして日本で4日間の休暇を取ったり、その日程調整も含めて現場責任者の裁量だと思っています。厳しい言い方にはなりますが、現場責任者がいないと現場が動けないような組織では問題があると思います。また、一つの現場が終わったらまとまった休みを取得する事も可能です。

中には駐在という形になる社員もいるのでしょうか。

アメリカや中国、台湾に駐在していただく方がいます。3~7年の駐在です。FEグループ長と各チーム長は全員、駐在を経験しています。また今のFE部のマネージャーは全員中途入社です。現地では何でも自分が主体となって進めていく必要があります。そうすると、嫌でもものを覚えなくてはいならないので、スキルを自然と身につけることができます。結果的にその後のキャリアにも繋がりますね。

FE部の仕事においては、英語などの語学力が求められるのでしょうか。

現地には通訳がいますので語学力は必要ありませんし、話せないことに関してのデメリットはありません。ただ、現地で使用される言葉を話せると、お客様と直接意思疎通できるためメリットではあります。

中途採用で入社した社員はどのように仕事を進めていくのでしょうか。

1か月ほど滋賀事業所で研修を受け、業務内容を理解してもらいます。また、現場責任者になるために必要な資格や講習を受講していただきます。次に、現場責任者のサポートとしていくつかの現場に入り、現場の流れや実際の作業内容を理解していただきます。早ければ3年で現場責任者として独り立ちし、自分の裁量で現場全体を動かしていただきます。

FE部ではどのような人材を求めていらっしゃるのでしょうか。

1つの仕事のスパンが長いので、1日、1週間、1ヶ月先を先読みして予定を立て、リスクを事前に推測して対策を練ることのできる人が望ましいです。海外で問題が起こると、ものを日本から持ってくるにも1~2週間かかってしまいます。また、問題が起きた時に、現場や日本の製造部、設計部にすぐに情報を発信できることが重要です。忙しくなると報告がどうしても遅れてしまいますが、情報がしっかりと日本に来れば、日本側も関係部署にプッシュすることができます。最後に、FE部配属であっても、ダイフクの社員であるという認識を持てる人です。お客様の前では、ダイフクを代表して話をします。「FE部ではわからないです」、「私にはわからないです」と聞いてお客様はどのように感じるでしょうか。いろいろなことに積極的に挑戦して、謙虚な気持ちを持って仕事をしてほしいですね。ダイフクは一つ二つの失敗で潰れるような会社ではありませんので。

FE部においては、どのような方が活躍されているのでしょうか。

自分で線を引かない人ですね。自分の仕事という外枠を決めるとそこで止まってしまいます。設計の仕事だろうが、隣の部署の仕事だろうが、現場の仕事だろうが、あいつに頼めばやってくれるという人になることだと思います。

大和様のご経歴について教えてください。

2001年に中途でFE部に入社しました。入社前はアイルランドに1年半ほど留学しており、法学部を卒業しています。当時はITバブルがはじけた頃で職を得るのが難しかったのですが、英語ができるならとダイフクを紹介してくれた人がおり、仕事を選ぶ余裕もなくダイフクに入社しました。入社後は、欧米や台湾の現場の現場責任者やエリアリーダなどを8年間務めた後、アメリカに3年間駐在し、マネジメントを経験しました。その後帰国し、管理グループに配属となり、営業から生産・施工までプロジェクト全体の管理をしました。そして去年、半導体部門と液晶部門が統一されたのを機にFE部に戻ってきました。

大和様が文系のご出身なのには驚きました。

入社当時、技術的な知識がない為、いろいろなものを壊し苦労しましたね(笑)。電源が入っている状態で作業をしてしまって、お客さんの電源を落としてしまったり。電気の知識があれば起こりえないことですよね。技術・知識の面では後輩や部下の方がよく分かっていると思います。ただ知識やスキルに傾倒するのではなく、自分の得意分野を伸ばすと割り切り、よく知っている上司や後輩に相談する、人を巻き込んで全体をまとめる、情報を発信することを強みに取り組んできました。振り返ってみると、技術的なバックボーンがない中で、あらゆることを一から勉強しながら覚えていった結果が今の自分に繋がっています。このようなチャンスを与えてもらえたのは、私がいろいろなことに挑戦してきたからだと思っています。

大和様はどのような言葉をかけられるのが嬉しいですか。

社内においては、「あいつ何やってるんだ?」と言われることです。こう言われるということは、私が目立って何かをしていなくても組織がうまく回ってるということだと思います。マネージャーとして、自分が事務所に座って何もしていなくても、周りが自然と動いているのが理想です。お客様からは、不具合やトラブル、感謝の言葉であっても、名指しで呼ばれることです。名指して呼ばれるのは信頼されている証だと思います。「あの人が言うんだったら」と思ってもらえたら嬉しいですし、そういったお客様を増やしたいですね。

日本と現地の文化の違いに苦労したことはありますか。

作業員の大多数は現地の方で、現地の作業員に仕事を発注しているのも現地法人です。日本人が指揮をとっても現地の作業員が動かないことがよくあります。例えば、韓国は儒教の国で、目上の人に対する礼節がしっかりしていますので、現場責任者が作業員よりも年下だと苦労しますね。中国とアメリカは似ている部分があり、自分がこんなにもやったということをアピールしたいので、個人主義と言えるでしょうか。

国によって文化が違うのは面白いですし、それを理解できるようになるともっと仕事が面白くなると思います。国民性を逆手にとって仕事を進めるといったことも可能になります。自分の杓子定規で自分のやり方を押し付けてしまうと苦労しますよ。

大和様がダイフク社に長く勤められている理由は何でしょうか。

私自身中途入社で、ダイフクに拾ってもらったという感覚があり、その為、何かダイフクに貢献したいという気持ちを持っています。私が働いている間だけではなく、この先何十年、何百年と存続する会社になってほしいと思っており、その為に何をすべきか?と言う意識をもっております。それが、私がダイフクで仕事を続けてこれた理由だと思います。

FE部の業務における課題や、将来的な目標を教えてください。

現状では、規模が大きい案件や、品質面で日本の部品でなければ基準をクリアできない案件は日本が関与しています。一方、韓国や台湾での規模の小さい案件で、日本が一切関与せず、現地法人が受注して設計・製作まで完了させる案件があります。このカバーできる規模をさらに大きくして、全ての案件が現地法人だけで完了できるようにすること、最終的には現場責任者だけ、もっと言うと現場責任者も現地法人が担当する構図が最終的なゴールと考えています。今そのための準備・支援をしている段階です。ですので、将来的にも出張の期間や回数は減っていくと思います。私が退職する頃には出張する者がいない状態になればいいなと思っています。

これからご応募される方へメッセージをお願いします。

現場に行けば、設計の問題、製造の問題、営業の問題、様々な問題があります。それらを拾ってフィードバックすることも私たちの仕事の1つです。ありきたりな言葉ですが、現場をよく見てほしいですね。自分の殻に閉じこまらず、いろいろなことに臆せず挑戦できる人に来ていただけることを期待しています。失敗は周りがフォローすればいいじゃないですか。挑戦した結果の失敗はウェルカムです。このFE部門の現場で一人前の仕事ができるようになった時、知識やスキルを携えて海外でも働けるという人材はどこの会社でも通用すると思っています。「自分の裁量で現場全体を動かす」「1000人規模の人々を取り仕切る」と聞いてわくわくする人に来ていただきたいですね。

本⽇は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

 

―担当コンサルタントより―
ダイフク社にはその人の魅力を最大限引き出してくれる懐の広い環境があると感じておりましたが、今回の大和様の話を聞いてその気持ちに確信を持つことができました。大和様は非常に紳士的で低姿勢でありながら、仕事に対する熱いパッションを持たれており、大和様のもとで働くことができれば、純粋に、日々やりがいを感じて仕事ができると思いました。グローバルに広がる大きなフィールドで力をつけていきたい人には、まさにピッタリの職場であると思います。

この取材は私が担当致しました
株式会社タイズ コンサルタント清水 康司

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