株式会社ダイフク・eFA事業部 FE部の部長様にインタビュー!!①≪仕事内容・海外現場・採用について≫

株式会社ダイフク eFA事業部 FE部についてインタビュー!仕事内容や海外現場での働き方、採用について迫ります!

 

株式会社ダイフク eFA事業部 FEサービス本部 FE部 部長 大和大介様

※本記事は2018年に公開されたものを再編集しています。

株式会社ダイフクFE部のお仕事内容について

FE部のお仕事内容について教えてください。

FE部にはFEグループとFE企画グループの2つのグループがあります。FEグループは中国、韓国、台湾などほとんどが海外の現場に出向き、現場責任者として海外の現地法人や現地法人が準備したメンバーを指揮・監督して工事全体を取り仕切ります。工場から出荷された製品を安全に、決められた納期までに、決められた予算内で施工することがミッションです。FE企画グループは滋賀事業所でバックサポートとして、施工に際して必要な手順書を作成したり、施工費用の計算をしたり、施工に必要な作業員を割り当てたりしています。営業部がお客様から搬送システムを受注し、EG部・設計部と一緒に仕様を決定し、全体設計や必要な部品の準備が整うと、資材が海外に出荷され、FE部が現地で据え付けるという一連の流れの中で、FE部は全体のアンカーの役割を担っています。私たちの製品を納入するお客様は、ウェハを作る半導体の企業様、液晶を作る企業様の、大きく分けて2つの分野のお客様が中心です。

海外現場について

海外での施工はどれくらいの人数規模で、どのくらいの期間をかけて行われているのでしょうか。

現在中国で施工を進めている案件ですと、中国、台湾、シンガポール、日本、などいろいろな国の出身の作業員を合わせて1000人規模で実施しています。この現場の現場責任者は10年目、32歳の社員です。まず1ヶ月半ほどかけて、FE企画グループが手順書等の事前準備や施工方法や安全性について、工事の現場と調整を行います。実際の工事は、規模にもよりますが、半導体向け搬送システムで3~4ヵ月、液晶向け搬送システムで半年~1年です。半導体向け搬送システムですと、レール全長が10~20kmの施工をすることもあります。工場の建屋だけがある状態から、滋賀工場から出荷した部品を組み立ててレールやストッカー(保管庫)を設置し、最終的に台車を入れて走らせて、問題なく動くことを確認してお客様に引き渡します。一辺が150m以上もある工場の施工を行うこともありますが、数10mm単位のズレが発生することはよくあります。この誤差をどう解消するかも現場責任者の腕の見せ所ですね。

1つのプロジェクトに、何名ほどのダイフクの社員が現地で携わっておられるのでしょうか。

平均して3~5人程度です。加えて日本から来ていただいている協力会社の方もいます。今は施工の現地化を進めようとしていますので、現地に向かう社員数は減ってきています。過去には50~100名近く現場に赴いていたこともありました。韓国地区では現地のメンバーのノウハウが蓄積してきて、日本から向かう社員は少なくなっています。

現場での1日のスケジュールを教えてください。

朝8時に作業員と朝礼をして当日の作業内容を確認し、作業前にKYミーティング(作業内容と危険な箇所の洗い出し)を行って、施工現場に入り、現場監督をします。午後は作業の進捗状況をもとに業者とミーティングをします。夕方にはお客様とのミーティングがあるので、それまでに進捗状況をまとめ、翌日以降のスケジュールの打ち合わせをします。再度現場に戻り、終礼を行って翌日の準備をして帰宅します。このスケジュールの日が多いです。

工程的に作業時間が長くなる期間もあるのではないでしょうか。残業はどの程度ありますか。

遅くなることが分かっている場合には、事前に時差出勤のタイムスケジュールを組みます。作業員が大勢になりすぎると、かえって作業効率が悪くなります。チームを朝番と遅番に分け、朝番に責任者、遅番に副責任者がつく、というように、現場責任者も時間を分けています。忙しい時期は残業が30~40時間になることもありますが、落ち着いた時期ですと定時で帰宅します。休暇は社員が交代で、週2回は休むようにしています。繁忙期は2週間に1回ほどのペースで休日に出勤することがあります。eFA事業部が立ち上がった頃はトラブルも多く、夜中の1時、2時まで残業して休日も出ないと間に合わない、という状態でしたが、現在は製品が安定して品質も良くなっていますので、徹夜した、というのはここ数年ではあまり聞いたことがないですね。

現地での生活について教えてください。

海外の現場はホテルまたはアパート暮らしが多いです。現場事務所まで20~30分歩く現場もありますが、だいたいは現場事務所までのバスやタクシーが用意されます。海外現場での業務は、滋賀事業所での業務と異なりある程度の自由裁量に任されている面もあり、海外での生活に慣れてしまう人が多いです。社員が日本に帰りたいと言うので帰らせたら、しばらくしてまた海外に戻りたいと言う社員もおります。また出張時には、出張手当がつきますので、現地ではその手当で十分生活できます。

出張期間中はどのくらいの頻度で帰国されているのでしょうか。

毎月1回、第3金曜日に定例会議があるので、そのタイミングで帰国して貰っています。帰国するかどうかは現場責任者それぞれに任せています。例えば木曜に帰ってきて、現地での休日出勤の振替休日を月曜、火曜にして日本で4日間の休暇を取ったり、その日程調整も含めて現場責任者の裁量だと思っています。厳しい言い方にはなりますが、現場責任者がいないと現場が動けないような組織では問題があると思います。また、一つの現場が終わったらまとまった休みを取得する事も可能です。

中には駐在という形になる社員もいるのでしょうか。

アメリカや中国、台湾に駐在していただく方がいます。3~7年の駐在です。FEグループ長と各チーム長は全員、駐在を経験しています。また今のFE部のマネージャーは全員中途入社です。現地では何でも自分が主体となって進めていく必要があります。そうすると、嫌でもものを覚えなくてはいならないので、スキルを自然と身につけることができます。結果的にその後のキャリアにも繋がりますね。

FE部の仕事においては、英語などの語学力が求められるのでしょうか。

現地には通訳がいますので語学力は必要ありませんし、話せないことに関してのデメリットはありません。ただ、現地で使用される言葉を話せると、お客様と直接意思疎通できるためメリットではあります。

⇒『株式会社ダイフク・eFA事業部 FE部の部長様にインタビュー!!②≪中途採用について≫』

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株式会社ダイフク 人事部 人材開発グループ 採用ご担当者様

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タイズマガジン編集部

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タイズは、2005年の創業以来、メーカー専門で転職支援を行っている転職エージェントです。15年以上の転職支援実績を元に記事を執筆しております。

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  • リクルートキャリア主催 GOOD AGENT RANKING ユーザー満足度部門入賞
  • パナソニック株式会社様 ベストエージェント賞 受賞

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