■タイズのサービスで印象的だったこと
「今回、弊社の安達が転職サポートを担当させていただきましたが、安達の対応はいかがでしたか？」
職務経歴書の添削や面接対策など、非常に細かくフォローしていただいたと思います。何社かの転職エージェントを並行して利用しましたが、安達さんが一番サポートしてくださいました。
例えば職務経歴書について、「あなたの場合、大学院での研究内容もアピールした方がいい」とアドバイスしてくれたのは安達さんだけでした。自分では思いつかなかったことだったので、目からウロコでしたね。
「なるほど！面接対策ではどんなサポートを受けましたか？」
面接対策シートを軸に、想定質問の受け答えをまず自分で考え、それを安達さんに確認してもらうという流れで進めていきました。前職の在籍期間が3年と少し短かったので、「なぜこのタイミングで転職を決意するに至ったか、筋道立てて説明できるようにしておく必要がありますよ」と安達さんから指摘され、転職理由のストーリーは特にしっかり考えました。
一番印象に残っているのは、現職企業の最終面接直前に急遽お会いしたことです。
安達さんから面接当日に「時間がとれたので会いませんか」と連絡が来て、最終面接の2時間前に駅の喫茶店で面談しました。
その時は具体的な対策というよりも、最終面接の心構えを話し合う感じでした。思い返してみれば、その時間が予行演習というか肩慣らしになっていましたね。気持ち的にも楽に最終面接に臨めました。
もしかしたら安達さんは、そこまで考えて時間をとってくれたのかもしれません。
「安達とは、タイズへの登録時にも面談されたかと思いますが、そこで印象に残っていることはありますか？」
最初の面談で、転職への私の気持ちをすごく聞き出してくださいましたね。当初は漠然と、良い会社があれば転職してみてもいいかなと、何となく思っている程度でした。でも「なぜそう思うのか」という理由を安達さんと一緒に棚卸ししていくうちに、「自分は、転職したいとかなり強く思っているんだな」と自覚したんです。
それまでは正直面倒くさいと躊躇していましたが、ちゃんと転職活動しようという踏ん切りがつきました。
■転職理由とタイズに登録した経緯
「今回、どのような理由で転職したいと考えたのでしょうか」
私はもともと設計開発志望で、学生時代には研究室でロボット設計に携わっていました。ですから就職先の自動車メーカーでも設計開発部門を希望しましたが、配属先は生産技術でした。
ものづくりに関わる仕事ではあるものの、その会社での生産技術職は調整業務が主体で・・・。「調整役のスキルを磨くよりも、自分はエンジニアとして力をつけたい」と、転職を考えるようになりました。
「どこでタイズを知り、どのような経緯で登録されましたか？」
たしか、ネットで情報収集をしていた時にたまたま目にしたバナー広告で知ったと思います。転職するなら関西へUターンしたいと考えていたので「関西のメーカーに強い」というキャッチコピーに惹かれました。
バナー広告からサイトを見てみると、確かに関西の大手メーカーの実績が数多く掲載されていて、「これなら登録しておこうかな」という感じで登録しました。
■求人選びと転職軸について
「今回、どのような条件で求人を選びましたか？」
大きく3つありまして、「設計がしたい」「大きすぎないメーカー企業がいい」「できれば関西へUターンしたい」です。
企業規模は大きいに越したことはありませんが、大手すぎるのもどうかと前職での経験から思っていました。他社の知り合いからも「設計職だけど純粋な設計業務は殆ど下請け任せ」という話を聞いていましたし。
企業規模にはあまりこだわらず、設計実務ができるかという仕事内容にこだわって求人を選びました。
■選考/面接について
「経歴書の作成などはどのように進め、どんな工夫をされましたか？」
先にお話ししたように、安達さんに添削してもらいながら作成していきました。
私の場合、前職での経歴は3年間の生産技術業務のみだったので、その経歴を書くだけでは設計職との繋がりが弱くなってしまいます。そこで安達さんのアイデアで、学生時代の研究内容を盛り込み、設計職との繋がりを強化しました。自分ひとりでは考えつかなかったと思います。
「トータル何社位に応募し、内定を得たのは何社でしたか？」
自由応募や、他社の転職エージェント経由も含めて、トータル20社位に応募しました。そのうち5社と面接し、現職企業も含めて2社からの内定をいただきました。
「現職企業の面接はいかがでしたか？ 印象に残っている点などは？」
真面目な社風の企業なので、雰囲気は「ザ・面接」という感じでした。事前に想定していた通りの質問が大体出たので、面接対策の成果をしっかり出せたと思います。
その中でも、一次面接の印象がとても良かったです。当初はカスタマイズ設計への配属を前提とした面接でしたが、私のやりたい方向性をお話しすると「それなら、ベースとなる開発を手掛ける部署の方が向いているかもしれないね」と、その場で言っていただけました。
入社後は実際に、開発部門への配属となりました。
■その企業に決めたポイント
「2社から内定を得ておられましたが、最終的に現職企業への入社を決めたポイントは何でしたか？」
実は、ぎりぎりの段階まで結構迷いました。2社のうち、辞退した方の企業の内定が先に出ていて、その入社回答期限がタイトだったんです。現職企業の最終面接日は、回答期限の後でした。
最終面接に落ちて両方失ってしまうより、先に決まった方へ入社しようか・・・とも考えました。でも、現職企業の一次面接の感触がとても良かったので、最終面接を受けないままだと後悔が残ります。もう1社の方を担当してくれていた転職エージェントに頼み込んで、何とか回答期限を引き伸ばしてもらいました。
最終的に、設計開発ができる仕事内容と、特殊車両を手掛ける社会貢献性で、現職企業への入社を決めました。
■職場の雰囲気・働きやすさなど
「現職企業に入社されて、実際の仕事や、職場の雰囲気などはいかがですか？」
入社して4ヶ月位になりますが、転職して本当に良かったと思います。特殊車両のベースとなる設計開発を行う部署に配属され、少しずつ開発案件を任されるようになってきました。
自分なりに色々と考えながら、新しいものを生み出していくクリエイティブ性に、大きなやりがいを感じています。前職の経験を活かせる共通点も各所にありますし、全国でも手掛ける会社の少ない特殊な車両なので、希少な技術と知見の蓄積を通じて、エンジニアとしてスキルアップが見込めそうです。
職場の雰囲気は、前職企業に比べると真面目ですね。私はどちらも良いと思います。
■転職活動中に苦労した点
「今回、転職活動中に何か苦労されたことなどはありましたか？」
転職活動時に住んでいたのが関東だったため、面接での関西との往復が、時間的にも金銭的にも負担でした。休日前夜に仕事を終えてから新幹線に飛び乗り、面接をこなしてまた関東へ戻るというサイクルが続いて、何週間かはしんどかったですね。
■転職活動をする人へのアドバイス
「転職を考えている方に、ご自身の経験から何かアドバイスをいただけますでしょうか」
アドバイスになるかどうかわかりませんが、私は当初「生産技術から設計への転職なんて無理なんだろうな」と、漠然と思っていました。でも、腹を決めてチャレンジしたら、叶ったんです。
以前の私と同じように「こんなの無理だろうな」と思っている人がいるなら、諦めずに挑戦してみてほしい。本気で願って行動すれば、道は開けると思います。
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