タイズ社は希望に近い求人をしっかりと絞り込んで出してもらったと思います。
タイズ社のキャリアコンサルタントの方は、求めている分野に比較的マッチしている求人を紹介していただきました。リクナビNEXTからはオファーも来るのですが、あくまでもデータを元に大雑把に抽出して、送ってくるだけという感じがしました。タイズ社には希望に近い求人をしっかりと絞り込んで出してもらったと思います。
同じ給与ならば、自分のやりたいこと、やりがいを感じられる仕事をしたいと考え転職へ
年齢が58歳となり、60歳以降65歳までは、勤続を延長することもできましたが、給与が半分になります。現職の会社も以前の給与の半額ですが、同じ給与ならば、自分のやりたいこと、やりがいを感じられる仕事をしたいと考えたのが転職のきっかけです。
転職活動の流れ
タイズ社からのプライベートオファー
転職については、そんなに積極的ではありませんでした。あくまでもいい求人があればという程度でした。前職の会社も良い企業でしたし、そのまま働き続けるという選択肢もありました。しかし、大手企業には優秀な人材がいくらでもいます。定年が近づいた私は若手に仕事をどんどん譲っていき、自分の希望するものとは違う仕事をするようになりました。ただ、給与は保証されていましたので、無理して転職する必要もなかったのです。
そこでまず2年位前に、リクナビNEXTに登録。あくまでも良い話があれば検討してみよう程度の気持ちでした。それから1年位して、リクナビNEXTを通じて、タイズ社からプライベートオファーが届きました。そこに書かれていた現職の求人案件が自分の希望に近い業種、分野でした。自分でもホームページなどで業務内容を調べた上で、応募することにしました。
面接・内定
東京での一次面接は、社長をはじめ数名の役員の方々ともすごく良い雰囲気でお話ができました。社長の印象も良く、ワンマンで人の話を聞かないようなタイプだと困るなぁ（笑）と思っていたのですが、まったくそんなことはなかったですね。
二次面接は本社のある大阪で技術の責任者が出てこられました。内容は一次面接と違って、技術的なお話が中心。二次面接を終えて、半月から一ヵ月後位に内定が出ました。
内定をいただいてから退職しましたが…。
内定をいただいてから、退職すればよかったので、そんなに苦労したことはありませんでした。
ただ、前職の仕事が「今日話をして、明日辞める」というわけにはいかない内容でしたので、6月に内定をいただいて仕事を引き継ぐのに11月までかかりました。本当はもう少し早く退職して、新しい仕事を始めたかったのですが、思っていたより時間がかかってしまいました。
また、最初は11月中頃に現職の会社に入社する予定でしたが、前職の年金の切り替えの関係で退社が月末と決まっており、数日ではありますが勤務の掛け持ちは禁止されていたため、結局12月1日の入社に変更していただきました。こうしたルールを知らず、最後の最後で入社できないとわかったため、ご迷惑をお掛けしました。
安定よりもやりがいを重視したのです。
一次面接でお会いした際の社長の雰囲気、人柄が信頼、安心できると感じたことと自分のやりたい仕事に近い内容だったことが現職の会社に転職したポイントです。前職での約30年、開発中心に仕事をしてきましたが、最後の数年は、コンプライアンスや労働安全、製品安全管理などのスタッフ系の仕事をしていました。それも大事な仕事でしたが、私としてはやはり開発的なことをしたかったという思いが強かった。それで希望に近い現職を選びました。安定よりもやりがいを重視したのです。
新しい知識を覚えたり、新しい人との付き合いを作っていったり
前職と似た分野とはいっても、新しいこともたくさんあります。前職のままならこれまでの経験や知識をそのまま生かせますが、現職ではそういうわけにはいきません。その意味では大変ですが、新しい知識を覚えたり、新しい人との付き合いを作っていったり、脳の活性化には役立っていると思います（笑）。前職の会社にいれば、使わないであろう脳の一部を使うようになって良かったかなぁとは思っています。
定年近くなってもう一度挑戦したいと考える方がいれば、挑戦したほうがいいと思いますね。
前職で働いている時から、転職してもう一度開発をしたいという話をすると、「転職すると大変ですよ」という話はよく聞いていました。「大手企業から中堅中小に転職すると不自由を感じますよ」と言われたこともあります。実際に転職して、余裕のある大手企業と比べて必死に頑張っている中堅中小では、いろんな面で不自由な部分があるのは事実です。
しかし、自分が何を求めて転職するのかということを考えて、その考えに合っていればいいんじゃないかと思います。大手企業から中堅中小に転職する方の大部分は、このまま過ごせば無難には過ごせるけど、心のどこかで何となく満足できない部分があることが多いと思います。定年近くになれば、そう生活に困る状況でもないと思うので、平穏無事を求めるのではなく、もう一回挑戦したいと考える方がいれば、挑戦したほうがいいと思いますね。
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