【機械設計の適正チェック!】向いてないと感じたら転職も

機械設計エンジニアの方で「機械設計の仕事をするもしっくりこない」「機械設計の仕事が向いていないのでは」と感じることもあるのではないでしょうか。そもそも、適性がある人とはどのような人なのでしょうか。 この記事では、仕事に行き詰った人や、仕事の適正があるかを改めて考えたい人のために、機械設計に向いていない人の特徴と、向いていないことに気づいたときの対策を紹介します。

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機械設計に向いていない人の特徴

仕事に悩みがあるのは、機械設計の仕事自体に向いていないことが原因かもしれません。機械設計に向いていない人の特徴をいくつか取り上げますので、適性があるか、今一度チェックしてみましょう。

モノづくりに楽しさを感じられない

機械設計の仕事の中心は、設計です。QCDを満たす仕様を考えることが重要な役割であり、構造を考え図面化していく作業が仕事です。新しいモノを一から作り上げる工程に位置していますから、モノづくりに関心がないと苦痛に感じることもあるでしょう。

機械設計の仕事に向いていないのは、機械設計の醍醐味でもある、モノづくりに楽しさや喜びを感じられない人です。

仕事だからと割り切って淡々と作業をこなすこともできますが、構想や構造を考えることや、さらにその構造が実現し製品になるのが楽しいと思えなければ、仕事に支障が出ることもあります。関心が薄いために、仕事自体に苦痛を感じたり、新しい情報を積極的に取り入れたりするのが億劫に感じやすいためです。

専門的な技術を勉強することに興味が持てない

機械設計では、機械工学のほか、仕事内容により、電気工学や情報工学、法規などの幅広い知識が必要になります。

さらに、常に技術革新が起きている分野ですので、新しい技術や専門的な内容を勉強することは避けられません。学生のころに学んだ知識だけで十分に仕事をできないのが、機械設計という仕事です。

常に専門的な知識を磨いて、アップデートしていくことが求められる分野ですので、専門的な技術や知識を学習することに興味が持てない人は機械設計に向いていない可能性があります。

モノづくりに楽しさを感じられないことにつながる部分もありますが、興味を持てない分野を無理に学習しようとすると気持ち的な負担が大きくなるのは間違いありません。好きな分野であれば積極的にもなれますが、消極的な分野だと、仕事自体をつらいと感じることもあるでしょう。

人間関係がうまくいかない

機械設計の中心は設計作業ですが、ほかにもさまざまな業務を機械設計が担っています。購入品やメカトロニクスの検討、取引先との打ち合わせ、評価試験など、企画から評価に至るまでが機械設計の仕事です。

幅広い仕事を行う機械設計においては、必然的にコミュニケーションの場は多くなるでしょう。機械設計はチームでの作業ですので、上司や同僚などとの社内でのやり取りが必要です。

営業担当と打ち合わせに参加するなど、場合によってはクライアントとのやり取りが多くなることもあります。

いずれにおいても、人間関係を円滑にできる当人のコミュニケーション能力が必要です。コミュニケーション能力に自信がない場合は、機械設計に向いていないと感じる場面もあるでしょう。

例えば、CADオペレーターを外注、もしくは派遣に依頼しており、その人たちに指示を出すという場面です。CADオペレーターなどはベテランの年配者が行うことがあるため、若手の機械設計エンジニアであれば、自分よりスキルの高い年上の人とコミュニケーションを取ることになります。

そのため、ベテランの人に指示をするのが苦手と感じる人や、コミュニケーション能力が低い人には苦痛に感じることも多いでしょう。

根本的に「向いていない」特徴かどうかも考えてみる

「モノづくりに楽しさを感じられない」「専門的な技術を勉強するのに興味がもてない」「人間関係がうまくいかない」いずれにも当てはまるようなら、機械設計に向いていない可能性は高いです。

根本的に仕事が合わないのであれば、別の仕事を選択肢として考える必要がありますが、「向いていない」というのが単なる思い込みのこともあります。

当てはまる部分が少ない場合、機械設計に向いていないわけではないかもしれません。

職場環境などが、楽しさを感じられない要因になっていないか、人間関係に影響を及ぼしていないか、客観的に状況を整理してみましょう。

さらに、入社から数年のうちは仕事の失敗が多い時期にあるため、「向いていない」と感じやすいです。しかし、その原因は知識不足や経験不足によるものが多く、そういった失敗は時間の経過や経験の積み上げにより解消されていくものです。

自分の価値観や性格が機械設計に向いているのか、根本的な問題を考えてみるとよいでしょう。

「自分は機械設計に向いてない」と感じたときの選択肢

次に、機械設計に向いていないと感じたのであれば、どのような仕事の選択肢があるかについて考えていきます。仕事に向いていないと感じたときの行動はふたつ。機械設計の仕事をきっぱり辞めてしまうか、環境を変えるかです。

機械設計エンジニアを辞める

機械設計の仕事が根本的に合わず、向いていないと判断したのであれば、機械設計エンジニアという職種に見切りをつけてしまうのも選択肢として考えられます。

問題は、機械設計を専門にしていて、まったく異なる職種に就職できるのかということ。心配しなくても、機械設計でなくても、ロジカルシンキングやマネジメントスキルのような、これまでの経験が生きる仕事はあります。

専門知識や英語力を生かしたセールスエンジニア、工学技術分野のコンサルティングなど、知識やスキルを他業種で活かすことは可能です。

しかしながら、いくら専門的な知識はあっても、年齢面がネックになることもあります。一般的に他業種への転職がしやすいといわれるのは、20代までです。思い切って機械設計の仕事に見切りをつけるなら、年齢や実績を考えて決断するべきでしょう。

働きやすい環境へ転職する

「機械設計が向いていない」と感じるのは、当人の適性によるものだけでないと説明しました。前述のように、職場環境や働き方が合わないために、機械設計の仕事が向いていないと感じることもあります。

適性がないのではなく、環境が向いていないのであれば、機械設計エンジニアそのものを辞めるのではなく、環境を変えるために転職することも選択肢のひとつです。

「機械設計エンジニア」が知っておきたい転職のコツとは

社風や環境が合わないと感じるのであれば、なおさら、機械設計を辞めてしまうより、転職をおすすめします。理由は、同業種かつ同職種への転職は即戦力を期待されることが多く、採用される可能性が高いためです。

転職する当人自身も大幅に仕事内容が変わるわけではないため、これまでの経験やスキルを十分に活かして仕事ができます。現状がつらくても、職場を変えることで状況が改善するケースもありますので、転職を前向きに検討してみてもよいでしょう。

業務内容のなかで得意分野があるなら、CADオペレーター専門の派遣社員など、業務範囲を限定したエンジニアになるなどの方法もあります。20代であれば、同じ製造業の生産技術に転職するのも選択肢としてあるでしょう。

いずれにおいても、適した仕事を探すには、自分のスキルや知識、適性、将来の展望など、自分自身の棚卸しが必要です。ひとりですべて整理して適した仕事を見つけるのは困難を要しますので、転職エージェントの力を借りることをおすすめします。

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まとめ

機械設計が向いていないと感じるのは、根本的に向いていないことだけが原因ではありません。職場環境から向いていないと感じることもあります。環境に原因があるなら、機械設計をきっぱり辞めてしまうのではなく、これまでの自分の経験やスキルを活かして、自分にあった環境のある職場に転職することも検討してみましょう。

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この記事を書いた人

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安達 篤史

株式会社タイズ

これまで17年間、転職エージェントのコンサルタントとして従事し、これまで1,000名以上の転職支援を実施。
技術系を中心に幅広い知識・経験があり、納得感のある転職を実現している。

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