【株式会社クボタ】中途採用で求める人材・クボタで働く魅力を人事部長にインタビュー!

関西メーカー専門の転職サイト「タイズ」に求人を掲載している、株式会社クボタ(以下、クボタ)の人事部 採用・育成担当部長 内田様にインタビューさせていただきました。
※掲載内容は取材時点(2020年3月)の情報に基づいています。

株式会社クボタ-人事部採用・育成担当部長

株式会社クボタ 人事部 採用・育成担当部長

内田 賢二様

01. クボタのものづくりに対する考え方と経営方針「GMB」について

Q:御社は今年で創業130周年を迎え、これまで数々のトップシェア製品を生み出してきました。あらためて、「クボタのものづくりに対する考え方」についてお伺いしたいです。

創業者の久保田権四郎の言葉に、「技術的に優れているだけでなく、社会の皆様に役立つものでなければならない」とあります。

この言葉はまさにクボタのものづくりの考え方・信念として、創業130周年を迎えた現在もクボタのDNAとして社員に受け継がれております。

―――御社の「ものづくりの考え方・信念」はどういった背景のもと生まれたのでしょうか?

弊社は1890年に創業し、数年後に国内初の水道用鉄管の量産化に成功しました。

創業当時、日本は文明開化とともに伝染病が流行し、各地で水道の整備が進められておりましたが、当時は国産の水道用鉄管はなく、海外からの輸入に頼るしかありませんでした。しかし、創業者の久保田 権四郎は「外国人にできることが日本人にできないはずはない」という考えのもと、国益のために鉄管製造に取り組み、国内初の量産化に成功しました。当時は技術の未熟さから予想以上の困難に直面したそうですが、日本の水道インフラの整備推進に貢献するため、水道用鉄管の国産化に心血を注いでいました。こうした背景もあり、「技術的に優れているだけでなく、社会の皆様に役立つものでなければならない」という言葉が生まれ、現在までその想いは受け継がれております。

―――御社は「世界に役立つ」をキーワードに幅広い事業を展開されていますが、こういった背景があったのですね。

これも創業者の言葉なのですが、

「国の発展に役立つ商品は、全知全霊を込めて作り出さねば生まれない」
「自分の魂を打ち込んだ品物を創りだすこと。又其の品物には正しき意味に於ける商品価値を具現せしむること」

この創業者の考え・信念のもと、これまで弊社は水道管の国産化や農業の機械化など、社会発展に貢献する事業展開をしてきました。

―――御社のものづくり精神は、3つのスピリッツとして定められ、社員の皆様に継承されていると伺いました。

そうですね。先程、お話させていただきました創業者の考え・信念とともに弊社では3つのスピリッツを定めております。

一、総合力を生かしすぐれた製品と技術を通じて社会の発展につくそう
一、会社の繁栄と従業員の幸福を希(ねが)って 今日を築き明日を拓(ひら)こう
一、創意と勇気をもって未知の世界に挑戦しよう
(引用:企業理念

弊社に入社する社員には1番はじめにこの創業者の考え・信念と3つのスピリットを学んでいただいていまして、クボタグループの全社員に浸透しております。

Q:経営方針として掲げておられる“GMB”についてお伺いしたいです

創業者の想い・DNAが今日まで受け継がれたものが、現在弊社が長期目標として経営方針で掲げておりますGMB=“グローバル・メジャー・ブランド(GMB)クボタ”です。

単に「シェアトップ製品が多い」「売上高が多い」といった会社を目指すのではなく、売上や利益で世界のトップを争うブランドであるとともに、“最も多くのお客様から信頼されることによって最も多くの社会貢献をなしえる会社”として “グローバル・メジャー・ブランド(GMB)クボタ”を確立していくことを目指しております。

――――創業から130年が経った現在も一貫して御社のものづくりに対する考え方は変わらないのですね。

 

Q:自動車メーカー出身の技術者は、御社の“現場主義”の考え方に共感して志望される方が多いと感じております。この”現場主義“について詳しくお聞かせいただけないでしょうか。

弊社の製品開発では、「技術者が顧客の声を直接聞く」という“現場主義”を大切にしています。確かに、自動車メーカー出身者の多くは、「技術者が企画段階から関われる」「機種全体を見るなど業務範囲が広い」という開発スタイルに共感いただいていますね。

―――“現場主義”を大切にすることは創業者の想いでもあるのでしょうか?

そうですね。これまで弊社では、製品企画専門の独立組織をつくるということはなく、技術者が直接現場に通ってお客様の感想やご要望を伺い、開発・試作した製品を使っていただきご意見を伺って改良する、という開発を続けています。より良い製品に仕上げていくためには、現場で生きた意見を直接伺うことが最も大切だと考えています。

この“現場主義”は創業130年が経った現在も、クボタの研究開発の根幹をなしています。

弊社はGMBを掲げていますが、社会貢献というのは、世の中に様々な課題があるなかで、取り組める課題に目をつけて解決していく、そういう活動のことかなと思いますね。“現場主義”とは、「目の前の現場の課題を解決することこそが、世界規模の課題解決につながる。」そう信じて日々取り組むことかなと思います。

株式会社クボタ 取材中風景1

02. クボタで働く魅力や強み、海外展開について

Q:御社が取り組む「食料」「水」「環境」分野でエンジニアとして活躍する面白さはどういったところですか?

例えば農機や建機などは、私達が日常的に関わることがあまりないので、弊社の事業領域に対して割と地味なイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思います。しかし、「食料」「水」「環境」というのは私たちの生活になくてはならない領域です。生きて行く為に必要不可欠な領域の課題を解決していく仕事という点は、社会貢献性も高くモチベーションや、やりがいにつながると思います。

―――御社に中途入社される社員の方はそういった部分も魅力に感じて転職されるケースが多いのでしょうか?

キャリア採用の方は、同じ業界出身の方が多いので、もともとクボタの技術力や市場での強さ、事業領域のやりがい等は理解されている方が多いですね。その上で、例えば「国内トッメーカーである」「世界シェアトップ製品を持っている」など弊社の強みを魅力に感じて志望いただいているケースが多いのではないかと思います。

―――他にはどのような魅力があると思われますか?

関西にいながら本社機能として働けて、間接部門と事業部が近いというのも1つの特徴であり働く魅力だと感じます。それとキャリア採用の方には、役職者と担当者の距離が近いことに驚かれることも多いようです。部長と若い社員が会話するのは普通のことですが、他社から見ると珍しいのかな、と感じますね。

Q:御社は事業の柱がいくつもありますので、もし1つが傾いても補完し合えるという点で、安定性があるのも魅力だと感じます。

事業分野が幅広いのもそうですが、お客様の地域が幅広いのも強みです。ある事業が悪くても別の事業で補完できますし、ある地域が悪くなっても他の地域には影響がないので、全体で見ると極端に悪くなったりしません。ですので、安定性があるとは思いますね。

Q:御社が高い利益率を誇れる要因は何でしょうか?

長年にわたり培ってきた技術力をベースとした製品力があることだと思います。また、モノづくりを工夫してコストダウンを徹底していることも利益率につながっていると思います。

Q:“クボタ”だからこそできる魅力ある仕事、社会貢献はどういったところでしょうか?

世界のお客様の声に耳を傾けて寄り添っていくことができる点だと思います。世界No.1製品をいくつも持っているクボタだからこそ、“現場主義”にもとづいて世界各地のお客様と関わり社会貢献度の高い仕事ができると思います。

一方で、その国の治安や経済状況によってはまだ進出できていない地域もたくさんありますので、世界中にクボタブランドを届けるためには、まだまだやるべきことがたくさんあると感じています。

Q:世界中にお客様がいる御社だからこそ、同じ製品でも、国によって求められる性能や課題が違ってくるなど苦労もあるかと思いますが、いかがでしょうか?

たとえ同じ製品でも、「現地調査をしてみると毎回違う課題が出てくる」「実際に調査に行ってみたら状況が違っていた」という話はよくあることです。苦労もありますが、そういった1つ1つの課題を解決していくことの積み重ねが、最終的には大きな事業につながっていきますので、やりがいになりますね。

Q:御社の海外での製品展開事例をお伺いしたいです。

例えば、稲作用のトラクタでタイに進出し、シェア8割を実現しました。もともと弊社のトラクタは稲作用なので水田に沈まないよう重量が軽い機械になっています。

タイも日本と同じ水田が多い国ですので、弊社の製品需要があるのではないかということで、まだ他社が進出してない時期に、クボタブランドをタイで展開しました。すると、「耐久性もあり使いやすい」と現地で評価され、一気に普及し約8割のシェアを獲得することができました。

一方、タイと同じ考えでインドでも製品を普及させようとしましたが、インドでは弊社の製品が合わず上手くいきませんでした。インドではトラクタを農業用にも使用するのですが、それよりも何かを運ぶための牽引用に使用することが多いようで、弊社の水田用の軽いトラクタでは合わなかったのです。そこで、弊社では2015年に重量級のトラクタを開発し、再びインドでクボタブランドを展開しようと取り組んでいる最中です。

Q:御社がこれだけのシェアを獲得されている背景や競合他社との優位性についてお伺いしたいです。

私の個人的な見解にはなりますが、クボタブランドはグローバル進出してからかなり年月が経っておりますので、ある程度ブランド力が定着してきたのかと感じています。クボタのエンジンは馬力や粘り強さなど、「耐久性」があると現地では評価いただいております。また、弊社の「現場に直接足を運んで製品開発に反映する」という“現場主義”の考えのもと地道な活動を継続している点は、競争を勝ち抜いてシェアを獲得できている理由の1つかと考えております。

株式会社クボタ 取材中風景2

03. 中途採用について

Q:御社が求める人材はどのような方でしょうか?

まずは、クボタの経営理念や事業内容に共感する姿勢を持っていることが大前提です。そこを踏まえた上で3つ求めていることがあります。

1つ目は「自らの成長を求めてチャレンジし続ける姿勢」、2つ目は「誠実に粘り強く取り組む姿勢」、3つ目は「多様性を受け入れてチームワークを尊重する姿勢」です。

チームワークを大切にしていますので、弊社では周りをよく見て、丁寧に意見を聞いた上で自分の考えを述べるような協調性のある方がマッチしていると思います。

また、グローバル化が進んでいく中で、かつては日本人が開発して世界に製品を送り出していましたが、現在は北米や欧州、アジア圏など各地で開発を行っていますので、今後は国を超えて、オープンに技術者同士がつながりながらクボタスピリッツを浸透させることができたらいいなと思っております。

昨年、農業・建設業などの事業領域における新たな事業、製品、サービスの創出を推進する部門として、イノベーションセンターという組織を日本と欧州に設置しました。海外のエンジニアと日本のエンジニアが連携することで今の事業領域のさらなる拡大や、新しい製品・サービスの提供につながると思います。そういった背景を踏まえ、今後は弊社のイノベーションの考え方に共感していただける人材が必要です。

―――御社で経験を積んでいけば、海外で活躍するチャンスもあるということでしょうか?

そうですね。欧州や北米、タイなどの研究開発拠点で日本人の駐在エンジニアを増やしています。

Q:御社の社員に対する考え方や想いについてお伺いしたいです。

現会長の木股が社長当時語った言葉に、「従業員が“ここで働いてよかった”と誇りに思える会社にしたい」「世界中の人からは“自分の一番大切な人を預けたい(クボタでは働かせたい)”と思っていただける会社にしたい」という言葉があります。

私も入社して約30年になりますが、人を第一に考え、社員を大切にしてくれる会社だと思います。また、人材育成にも熱心に取り組む会社だと感じていまして、豊富な研修メニューがあり、人材育成プログラムが充実しています。例えばグローバル化が進みだしてからは新入社員の海外語学研修を行うなど、その時々に必要な研修メニューを受講することができます。

Q:クボタの社風について、どのように感じておられますか?

人に対して優しい企業だと感じています。弊社は社員同士が協力し合って進めていく仕事がほとんどですので、自分が困っているときは同僚が助けてくれますし、上司もサポートしてくれます。また社員のやりたいことを尊重してくれる会社で、「こんなことがやりたい」と提案すると受け入れてもらいやすい風通しの良さがあります。

04. 今後の展望について

Q:これから会社として変化していきたいところ、逆に変わらず維持していきたいところをお伺いしたいです。

「創業時の精神」と「現場主義」、この2点については今後も変わりません。

一方、現社長も「イノベーションなくして今後の成長なし」と経営方針を掲げており、今後は単に製品を売るだけの会社ではなく、サービスも含めたトータルソリューションへの事業展開を目指していきます。先ほどお話しました、「イノベーションセンター」設立の狙いは、ベンチャー企業や大学、研究機関という社外パートナーと連携してオープンイノベーションを推進していくなかで、ICTやAIなど先端技術を取り入れて、様々なトータルソリューションを事業展開することです。こうした取り組みをさらに進化していきたいと思っております。

Q:御社の今後の展望についてお伺いしたいです。

やはりGMB=“グローバル・メジャー・ブランド(GMB)クボタ”の実現に向かって全員で取り組んでいくことだと思います。単に売り上げやシェアなど数字の部分だけではなくて、「お客様満足度」や「社会貢献度」も含めた、本当の意味での世界NO.1ブランドを目指していきます。

 

05. 人事部 採用・育成担当部長 内田様について

内田様

Q:内田様のご経歴についてお伺いしたいです。

私は1990年にクボタに入社しました。大学時代は電気工学科を専攻していたこともあり、研究開発部門の電子技術センターに配属され、そこでは約13年間、電気・電子関係の新製品開発や各事業の電子化のサポートなどを担当しておりました。

―――13年間の間、どのような仕事を担当されていたのでしょうか?

10年くらいメインで担当していたのが、店舗のセキュリティ関係の仕事です。当時からクボタは様々な事業を展開しておりまして、その中の1つにセキュリティ関連システム事業を行う「クボタセキュリティ株式会社」(現在は売却され別会社)がありまして、私は当時、「万引き防止システム」の開発に従事しておりました。よく家電量販店や百貨店などに行くと、店舗の入り口付近に、商品を持ち出そうとするとブザーがなるゲートが設置されているのを見かけるかと思います。その製品開発を担当しておりました。

その後、2003年に技術系出身の採用担当として人事部に異動しました。その後2008年に研究開発部門に異動しましたが、2020年2月に再び人事部に戻り、現在に至ります。

Q:クボタに入社して良かったと感じるところはどのような点でしょうか?

自分に合った社風の中で働ける点ですね。本当に優しくて一生懸命な人が多く、人を大切にする社風ですし、自分に合っているとつくづく感じています。安心して色々なことにチャレンジすることができ、その中で自分の成長を感じることや多くのやりがいを感じることができました。

この記事を書いた人

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野中 奨高

株式会社タイズ

  • 関西メーカーへの高い合格率に自信あり。メーカーへの深い知見、太いパイプを活かした転職のご支援をさせていただきます
  • 「勤務地・給与」といった条件だけではなく「働きごこち・忙しさ・社風」など転職の軸を丁寧にヒアリングさせていただきます。
  • 転職成功者の満足度は92%! ※当社経由でご転職に成功された方へのアンケートより