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面接は事前準備で決まる!オススメの「面接対策方法」

転職活動において、合否を大きく左右する面接。この記事では、準備不足でチャンスを逃さないために、効果的な面接対策と具体的な事前準備、練習方法を解説します。
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―目次―
1.面接は事前準備で決まる
2.面接の事前準備のポイント
3.想定質問への回答を用意するときのポイント
4.おすすめの面接練習方法、面接対策
5.面接当日に向けての準備
6.採用担当者に聞いてみた「準備不足だな」と感じるケース
7.まとめー面接力アップの秘訣ー
面接は事前準備で決まる
転職活動における面接は、採用企業と応募者が実際に顔を突き合わせてコミュニケーションを取ることで、両者がきちんとマッチングするかどうかを確認する場です。ですから、無理に自分を取り繕ったり、その場しのぎの嘘でごまかしたりする必要はありません。だからといって、何の準備もせずに面接に臨むのもNGです。
面接の練習をしておくと、予期せぬ質問にも落ち着いて対応でき、入社意欲を効果的に伝えることができます。
「面接は事前準備で決まる」ーまずはこの言葉を肝に銘じておきましょう。ここからは、面接の事前準備について解説していきます。
面接の事前準備のポイント
面接の事前準備のポイントは以下です。それぞれの項目ごとに解説します。
1.企業研究
企業の公式サイトやニュース記事、採用ページ、業界誌を見て、事業内容・企業理念・ビジョン・業界での立ち位置・強みを把握しましょう。また、最近のプロジェクトも理解しておくことも重要です。
採用ページの社員インタビューや1日の流れなども参考になりますよ。
上記を調べることで、企業の「独自性」を把握することができます。同業他社と比較し、サービスの提供方法や技術力、グローバル展開、CSR活動など「この企業だけが持つ強み・特長」への理解を深めましょう。
2.自己分析
自分の強み・弱みや価値観、キャリアの方向性を整理しましょう。経験に基づくエピソードを3つほど準備しておくようにします。
3.応募先に合わせた志望動機を言語化
「なぜその会社か?」「なぜその職種か?」に一貫性をもたせて回答を準備します。応募先の特徴と自分のスキルがどうマッチするかを言語化できるようにしましょう。
4.想定質問をリストアップし、それに対する回答を用意する
面接の肝は、採用担当者からの質問にどう答えるかにあります。相手の希望通りの回答ばかりする必要はありませんが、淀みのない受け答えができると、それだけで相手に好印象を与えられます。
質問にスムーズに回答していくためには、面接でよく聞かれる質問をチェックしておくことがポイントです。企業や応募職種などによって質問内容は異なりますが、ある程度パターン化が可能です。
よく聞かれる質問として以下のものがあります。
- 「自己紹介」
- 「長所・短所」
- 「成功体験」
- 「これまでの仕事で苦しいと感じた経験、挫折経験」
- 「志望動機」
- 「前職の退職理由」
- 「自己PR」
- 「キャリアプラン・キャリアビジョン」
- 「逆質問」
代表的な想定質問に対してどのように答えるか、事前に考えておくことがとても重要です。自己分析で整理した過去の経験やスキルに関連したエピソードを用意しましょう。面接の経験が少ない人の場合、文章に書き出しながら整理をしていくのもオススメです。
「キャリアアドバイザーが教える、絶対に押さえておきたい【面接中の質問20選】」にて、よく質問される想定質問と質問意図、回答例を詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
想定質問への回答を用意するときのポイント
想定質問への回答を用意するときに注意すべきポイントを5つご紹介します。
1.質問の意図を理解する
面接官は「あなたがこの会社・ポジションに合うかどうか」を見極めようとしています。質問の裏にある意図を意識することが大切です。
例
・「前職を辞めた理由」→リスク管理能力や価値観、仕事観を知りたい
・「なぜ当社を志望するのか」→志望度の高さや業界/企業理解度を確認したい
2.エピソードを具体的に伝える
以下のS・T・A・Rの構成を意識するとエピソードを簡潔に分かりやすく伝えることができます。
S(Situation):状況
T(Task):課題
A(Action):自分の行動
R(Result):結果
自己PRや成功体験・失敗体験、問題解決の経験などの回答の作成に効果的です。
企業は「どんな行動を取ったか」に注目しているので「A(行動)」に重きを置き、「R(結果)」は数値で伝えるとより分かりやすいです。
3.ポジティブな表現を心がける
退職理由などネガティブな内容は、正直に話した上でポジティブな表現に変換して伝えるようにしましょう。
例:人間関係が悪くて退職した場合
「前職では人間関係で課題を感じており、自分自身を見つめ直した結果、コミュニケーション能力を高め、より良い人間関係を築ける環境で挑戦したいと考え、転職を決意しました。」
4.企業研究を踏まえて差別化する
先述した企業研究で得た情報を踏まえて、企業の魅力と自分の経験・価値観とを結び付けることで説得力が生まれます。 志望動機で“他社でなく貴社を志望する理由”を伝える際は、企業研究で得た“その会社ならではの情報”を取り入れましょう。
例:「〇〇という点で、御社は業界内でもユニークな存在です。私の目指す△△と重なるため、御社を志望しました。」
5.一貫した回答にする
自己PRや志望動機、これまでの経歴の説明が矛盾しないように、事前に整理しておきましょう。
面接官に「会社のことを本当に理解している」「入社後に活躍するイメージが持てる」と思ってもらうことが重要です。
おすすめの面接練習方法、面接対策
想定質問への回答が用意できたら、後は練習あるのみ!ここではおすすめの練習方法と面接対策について解説します。
模擬面接の実施
想定問答を上手くまとめられたなら、次にすべきは模擬面接です。頭の中で考えるだけではなく、実際に口に出していくと、本番でもスムーズな受け答えができるようになるでしょう。一人で練習する場合は録音や鏡の前で行うのもオススメです。
模擬面接は家族や友人に手伝ってもらってもいいですし、企業や社団法人等がセミナーを実施している場合もあります。あるいは、面接対策をサービスの一環として提供している転職エージェントもあります。特に転職エージェントの面接対策は、豊富な経験とノウハウを持ったコンサルタントが丁寧に練習に付き合ってくれるので、不安な方は是非活用してみるといいでしょう。
タイズでも面接対策を行っていますので、利用した方の体験談をご紹介します。
転職エージェント「タイズ」の面接対策を利用した方の転職体験談
私は在職しながらの転職活動をしていたため、想定問答をつくる時間をなかなか取ることができませんでした。そこで、タイズの面接対策サービスを利用しました。タイズの面接対策は、まず担当コンサルタントの方から想定問答集をいただき、文章で回答を書き出していきました。その後、電話で模擬面接を実施し、良かったこと、悪かったことを指摘してもらい、回答内容を精査していくことを何度か繰り返しました。
本番に臨む前に模擬面接を実施したことで、自分の強みがしっかりと伝わる回答集を作れましたし、自信を持って面接に臨むことができ、無事に内定をもらうことができました。転職活動は孤独な部分もありますし、在職しながらだとしっかりと準備をするのも難しいので、同じような境遇の方には転職エージェントのサポートを受けて面接対策することをオススメしたいと思います。
タイズはメーカー専門の転職エージェントです。プロの視点から面接練習のフィードバックがもらえるだけでなく、応募企業の面接の評価ポイントをお伝えできるので対策を効果的に行うことができます。面接対策に不安のある方はぜひご相談ください。
転職対策や面接対策を購入する
面接対策や練習方法はインターネット上に数多く掲載されていますが、書籍を購入するのもオススメです。面接対策がまとめられた書籍には、面接のコツはもちろん、転職活動全般のポイントがわかりやすく書かれているので、転職活動に臨む際の心強いパートナーとなるでしょう。
面接当日に向けての準備
ここでは、面接当日に向けての準備として、服装や持ち物、マナー、アクセス確認の気を付けるポイントをご紹介します。
服装
清潔感のあるスーツ、ビジネスカジュアル(企業のスタイルに応じて)
持ち物
履歴書、職務経歴書、筆記用具、メモ帳などを忘れずに。
マナー
面接では受け答えだけではなく、一般的なマナーやビジネスマナーが身についているかもチェック項目となります。そこで、事前にNGなマナーなどを把握しておきましょう。
マナーについては、「【転職コンサルタント監修】中途採用における面接での服装・受付・入退室のマナー解説」にて解説していますのでぜひご覧ください。
アクセスを確認する
面接場所までのアクセスを事前に調べ、電車の遅延などの可能性も考慮して余裕を持って向かうことが大切です。10~15分前には到着できるようにしましょう。
オンライン面接の場合は通信環境と背景をチェックしておくようにします。
オンライン面接については「【転職者向け】オンライン面接対策!準備や注意事項を徹底解説」もご覧ください。
採用担当者に聞いてみた「準備不足だな」と感じるケース
一方で、どのような受け答えをすると、相手が「準備不足だな」と感じてしまうのでしょうか。実際に企業の採用担当者に聞いてみました。
話す内容がまとまっていない
受け答えが不明瞭であったり、話が脱線してしまうと、準備不足という印象を与えてしまいます。特に、自己紹介や転職動機、強み・弱みといった基本的な質問にスムーズに答えられない場合は、その印象が強くなります。面接では、これらの質問に対して簡潔かつ論理的に回答できるよう、事前に準備しておくことが重要です。
企業理解が浅い
事業内容や商品情報、代表者名、沿革など、“調べればわかる”レベルの情報を把握していないと「企業理解が浅い」と思われてしまいます。その場合、「うちの会社の志望度は低いんだな」と取られてしまい、採用担当者にとってあなたのプライオリティは下がってしまうでしょう。最低限、応募先企業のホームページをチェックしてから面接に臨むようにしましょう。
まとめー面接力アップの秘訣ー
どんなにコミュニケーション能力に自信がある人であっても、事前の準備と練習をせずに面接を突破するのは簡単ではありません。また、仮に第一志望の企業でなくとも、しっかりと準備をして面接に臨むのが礼儀であるとも言えます。こうしたことを念頭に置いた上で、抜かりない準備と練習をしていきましょう。
タイズは大手・中堅メーカー専門の転職エージェントです。これまで10万人以上の方の転職をサポートしてきた実績から、応募者の方に企業目線での選考ポイントをお伝えすることが可能です。経験豊富なコンサルタントがあなたの転職をサポートします。面接力をアップしたい方はぜひご相談ください。
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