【転職コンサルタント監修】施工管理の転職ガイドライン~優良企業の施工管理に転職成功する方法~

こんにちは。メーカー専門の転職エージェント「タイズ」です。 現在、施工管理として従事しており、 「施工管理の仕事が激務で転職を考えている」「転勤が多くて落ち着けない」そんな悩みがある方に向けた記事です。 この記事では”長く働ける環境がある”優良企業の施工管理に転職できるノウハウをお伝えします

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施工管理の転職ガイドライン

 

メーカー専門の転職エージェントである弊社「タイズ」は無料の合格相談を実施しております。大手メーカーとの太いパイプと、施工管理への深い知見には自信があります。お気軽にご相談(無料)ください。

はじめに「“施工管理の仕事はきついし辛い”は間違い」

施工管理の仕事は「残業や休日対応も多く仕事が辛い」「長く働くイメージがつかない」など、ハードワークから転職を考える人も多いのではないでしょうか?しかしその一方でライフワークバランスが整った環境で働いている施工管理の方もたくさんおられます。

転職コンサルタントに聞く「施工管理職の方のよくある転職理由は?」

「長時間労働が一番多い理由だと思います。月に80~100時間、多い時には150時間の残業があり、土曜日曜の休日出勤も普通にあって、自分の時間や家族との時間がもてない、という方が多いです。やりがいと充実感のある仕事ではありますが、ワークライフバランスも大切にしたいですよね。工事現場ごとに通勤が変わったり、転勤があったりと、ひとところに落ち着けない、というお話もあります。また、手配すること、管理することが中心で自分の成長に疑問を感じる、という方も中にはおられます。」(弊社コンサルタント上田)

施工管理はどんな働き方ができるのか<メーカー企業のメリット>

メーカーの施工管理職は、

  1. 下請け業務ではなく、企画や設計といった上流工程に携われる
  2. プライベートな時間が確保できる。
  3. 残業があっても残業代が満額支給される。
  4. 福利厚生が充実していて長く働ける

などメリットがたくさんあります。

<具体的な仕事内容について>

メーカー施工管理の仕事は大きく3つにわけられます。

1.工場・社屋の新設・増改築・営繕の施工管理

施設部や施設課で、工場・社屋の新設・増改築・営繕の施工管理を行う仕事です。発注者として、ゼネコンやサブコンを活用して監理するいわゆる「さらかん」の仕事になりますので、上下関係がかわり、残業や休日出勤もかなり減ります。

2.自社製品の販売先への搬入・据付、立ち上げの工事管理

プラントや大型設備、装置や機器など、自社製品の販売先への搬入・据付、立ち上げの工事管理を行う仕事です。こちらは、時には出張などもありますが、自社が誇る優れた技術、製品をお客様に届ける仕事として、誇りと自負をもって取り組まれている方が多いです。

3.重厚長大系のモノづくりに関する工程管理

大型設備、産業機械や製造装置など、自社工場内で行う、重厚長大系のモノづくりに関する工程管理の仕事です。労働時間が軽減され、出張や転勤も少ない仕事になります。

タイズの実績では、大手メーカーは給与水準も高いので、年収UPが実現できたり、年収は現状維持でも働き方や労働時間が大いに改善できたり、と「転職してよかった」という声が多いです。

コンサルタントが語る!施工管理の仕事の魅力

メーカー施工管理の魅力をタイズコンサルタントがご紹介します。

【コンサルタント監修】施工管理の転職ガイドライン

長く働ける環境がある優良メーカー企業の施工管理に転職するためには?ここからは施工管理に知見のあるタイズのコンサルタントが施工管理の転職についてアドバイス!

1.書類選考について

履歴書ひとつとっても書類選考通過率が大きく変わります。企業のことをしっかり理解し、自分の想いを伝えましょう。またタイズにエントリーいただくと応募書類のサポートや、施工管理経験者用の職務経歴書サンプルもご提供可能です。

履歴書

参考:<図解>一目でわかる!履歴書の学歴欄の書き方とアドバイス

2.志望動機文について

施工管理の方の志望動機文の例を見ていきましょう。

<例文>
建築現場において、さまざまな人が協力し合うことが最も大切なことだと考えています。
現職では主に上下水道敷設工事の施工管理業務を約〇年間担当しており、ゼネコンや官公庁との折衝、工事の工程表作成、予算管理、資材管理、工事現場での安全管理、工程管理などに携わってきました。担当工事の規模は5億〜20億円程度のものがメインであり、人員としては最少〇人、多いときは約〇人が関わる工事を経験しました。今年施工管理のキャリアを拡げていくために、電気工事主任技術者の資格も取りましたが、会社として上下水道の工事に特化しているため、技術者としてのスキルアップに限界があると感じていました。貴社は上下水道に加え、電気、ガス、通信、地下鉄、トンネルなどの幅広い工事案件に関する豊富な実績があるだけでなく、独自工法・独自技術の研究にも力を入れていると聞いています。貴社のような環境でさまざまな案件や幅広い技術を活用した工事を担当することで、技術者として成長し続けていきたいと考え、志望いたしました。

ポイント(1)
志望動機は、転職理由と志望理由がマッチするように、気を付けてください。「こんな理由があって転職活動をしていて、希望する仕事環境が貴社にあるから志望します」という、一連の流れを文章で完結に伝えることを心掛けましょう。

また、転職理由はキャリアアップなど、前向きな転職理由を心掛けましょう。人間関係や給料など、マイナスな転職理由だと、伝え方次第では面接官にマイナスな印象を与えてしまします。

ポイント(2)
その企業のどんなところに惹かれたのか、企業の特徴と志望動機を絡めて、仕事に取り組みたいことをアピールしましょう。「なぜ、他社ではなくこの企業に応募したのか」「どんな仕事がしたいのか」を文章で完結に書くことを心掛けて下さい。転職の目的と目標を伝えることで、イメージだけの安易な転職でないことが伝わります。

3.面接について

転職活動は面接対策、企業研究など対策をしっかりすることが重要です。残業・休日出勤など忙しい施工管理の方こそ、転職エージェントのサービスを活用してみてはいかがでしょうか?面接対策をはじめ、日程調整もサポートいたします。時間がない中でいかに効率よく転職活動をすすめていくかは、転職成功への1つのポイントです。

<施工管理が転職で有利な資格>

転職に有利な施工管理の資格

資格を保有することも転職を優位に進めるひとつです。実際にタイズを通して大手中堅優良メーカーに転職成功された施工管理の方が保有していた資格をご紹介。

電気主任技術者

電気主任技術者は、通称電験(でんけん)と呼ばれ、発電所や変電所、工場、ビルなどの配線や受電設備を保安し、安全な運用を監督する業務に必要な資格です。施行管理には様々な資格がありますが、その中で最も価値が高い資格と言えるでしょう。取得すれば、多くの企業から引く手あまたになることが予想されます。

建築士

建築士は、建物の設計や施行管理を行うために必要な資格です。一級建築士と二級建築士では、担当できる建物の規模が異なります。いずれも重宝される資格ですが、一級建築士は二級建築士とは一線を画す資格です。

技術士

技術士は、科学技術の専門知識と応用能力、豊富な実務経験を持つことを証明する国家資格です。21の技術部門をカバーしており、産業経済や社会生活における科学技術のスペシャリストと言えます。

管理技術者

監理技術者は、元請負人で合計4,000万円以上、建築一式工事では6,000万円以上の下請契約を締結した場合、当工事において現場に専任されます。非常に希少な資格のため、企業からのニーズも高くなっています。また、売上高が大きい業務を請けるために必要なため、企業としては最優先で確保したい資格と言えます。

その他、施工管理の転職に有利な資格について詳しくは「施工管理の転職に本当に有利な資格とは?」をご覧ください。

施工管理の転職体験談

体験談(1):E.Fさん(男性/20代/技術系)

転職先 機械メーカーの施工管理
前職 設備施工会社の施工管理

転職を考えたきっかけ

率直に言えば、残業がすごく多かったからです。自分の時間もつくれず、プライベートな時間がない。資格の勉強もしたかったのですが、帰ってきたらお風呂に入ってご飯を食べて寝るだけ。基本、土曜日出勤で繁忙期は日曜日も出勤。今はまだ何とか持ちますが、将来、歳をとって、このペースでは働けないと考えました。

その企業に決めたポイント

企業規模、待遇、休日など、希望条件にあった企業に複数応募しましたが、今の会社は、面接時に、面接官の人柄がよく、またオフィスの雰囲気が楽しそうで親しみやすいと感じました。それがこの企業に決めたポイントです。

転職して良かったこと

やはり一番は残業が減ったことと休みが取れることです。土日に出勤することもありますが、代休が取れるので、土-月までを休むこともできます。

仕事内容的には、前職とは1つの建物を1年かけて作るか、1週間で1つの部屋を作るかのサイクルの違いだけですので、業務にはすぐ慣れました。

これから転職活動をされる方にアドバイス

いつか辞めようと考えているなら、早いタイミングで転職活動をした方が有利だと思います。早く辞めないと、年齢が高くなり、また役職に就くと、辞めにくくなります。私は3年間働いて、予定通りにスパッと辞めました。

体験談(2):Y.Uさん(男性/30代前半/技術系)

転職先 電気機器などの製造・販売・施工会社の電気設備施工管理
前職 総合ビル管理会社の設備管理

転職を考えたきっかけ

きっかけは単純にステップアップです。ちょうど、1級電気工事施工管理技士の資格が取得できたので、それを最大限に生かせる仕事をしたいと思いました。これまで、様々な資格を取得して、「何でも屋」としての経歴を積んできましたが、これからは電気工事の施工管理一本でキャリアを磨いていきたかった。それが転職を決めた理由です。

その企業に決めたポイント

面接の時に、非常にアットホームで、ざっくばらんな雰囲気でした。そんな社風に触れて、良い会社だなと思ったこと。また、教育体制がしっかりしているところにも惹かれました。工事会社で現場監督になりたいというのがもともとの希望でしたし、さらに自社製品を作るメーカーで、その自社製品を据え付けに行けるのも大きな魅力でした。

転職して良かったこと

やっぱり教育がしっかりしていました。試用期間の3ヵ月は現場でOJT教育。入社して4ヵ月になりますが、現在も研修中。関連の他部署を勉強してきてくれと言われて、別の部署で仕事を学んでいます。正式配属は、まだ2・3ヵ月先。こんなにやってもらっていいんですか(笑)と思っています。ここまでみっちり教育していただいて本当にありがたいです。

これから転職活動をされる方にアドバイス

良い企業に転職するために、私は「資格を取る」「ビジネススキルを磨く」など、得意なところを伸ばしていこうとひたすら磨いていました。今思うと、それはやはり間違いではなかったと思います。やはり何かの武器を持つことが大事ですね。

施工管理の転職ガイドラインは以上となります。しっかり対策をして転職成功できるよう頑張ってください。

タイズでは求職者の方のご状況をしっかり考えてサポートします。施工管理の方は忙しい場合が多いため、求人を厳選してご提案する・面接日程調整を行う、など効率的に転職活動いただけることを念頭に対応させていただきます。関西・メーカーの施工管理への転職をお考えでしたら、タイズの転職支援サービスをご検討ください。ご登録、お待ちしております。

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この記事を書いた人

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安達 篤史

株式会社タイズ

これまで17年間、転職エージェントのコンサルタントとして従事し、これまで1,000名以上の転職支援を実施。
技術系を中心に幅広い知識・経験があり、納得感のある転職を実現している。

安達篤史のプロフィールはこちら

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