メーカー職種解説
[ ITエンジニア ]
ITエンジニアの平均年収|収入を上げるコツや収入が高い人の特徴を紹介
本記事では、ITエンジニアの平均年収と収入を上げるコツを紹介します。転職する場合に年収アップを狙える企業の紹介や、年収が高い人の特徴も解説しているので、高収入を実現したい人は参考にしてみてください。
この記事は約22分で読み終わります。
ITエンジニアはスキルや経験によっては高い年収を得られる可能性があります。メーカーに特化した転職エージェント「タイズ」でも、パナソニック株式会社や東京エレクトロン株式会社などが求人を出しており、1,000万円以上の給与を提示しています。※
※時期によって変動あり
ITエンジニアで高収入を目指すには企業選びやスキルの習得が欠かせません。収入を上げる方法を理解したうえでITエンジニアになることで、年収アップを実現できるでしょう。
本記事では、ITエンジニアの平均年収と収入を上げるコツを紹介します。転職する場合に年収アップを狙える企業の紹介や、年収が高い人の特徴も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、以下で年収800万円以上のITエンジニアの求人を掲載しているので、転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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―目次―
1.【職種別】ITエンジニアの平均年収
2.【年齢別】ITエンジニアの平均年収
3.【地域別】ITエンジニアの平均年収
4.ITエンジニアで年収が高い人の特徴
5.ITエンジニアで年収を上げる方法
6.ITエンジニアでスキルを磨いて年収アップを目指そう
【職種別】ITエンジニアの平均年収
ITエンジニアの平均年収は、以下のように職種ごとで変わります。
ITエンジニアの職種 | 平均年収 |
システムエンジニア | 557.6万円 |
プログラマー | 557.6万円 |
インフラエンジニア | 684.9万円 |
セキュリティエンジニア | 情報セキュリティ監査:551.4万円 脆弱性診断・オペレーション:558.3万円 |
AIエンジニア | 558.3万円 |
組み込みエンジニア | 557.6万円 |
プロジェクトマネージャー | 684.9万円 |
ITエンジニアの平均年収は、551.4万円~684.9万円ほどです。国内の給与所得者の平均年収が458万円であるため、どの職種に転職しても平均より高い年収が期待できます。
なお、タイズ経由でITエンジニアに転職した人は、以下のような年収を得られています。
年齢 | 性別 | 転職先 | 年収 |
20代後半 | 女性 | 電池メーカー | 500万円 |
30代前半 | 男性 | 大手ハウスメーカー | 697万円 |
30代後半 | 男性 | 大手製造メーカー | 838万円 |
以下でそれぞれの職種の業務内容について紹介するので、自分の興味のある職種か確認するために、ぜひお読みください。
システムエンジニア
システムエンジニアは主にシステムやWebアプリケーションなどを開発する職種です。
主にシステム開発の上流工程を担当し、システムの要件定義や設計などの業務をおこないます。クライアントとコミュニケーションを取りながら開発を進めていくのが特徴です。
平均年収は557.6万円ほどです。プログラミングスキルがあれば業務未経験でも転職しやすい職種のため、ITエンジニアに転職したい方はシステムエンジニアになることを検討しましょう。
タイズでも未経験で応募できるシステムエンジニアの求人があるので、転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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なお、以下の記事でシステムエンジニアの仕事内容を詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
SE(システムエンジニア)とは?仕事内容や年収、転職するコツを紹介
プログラマー
プログラマーはシステムエンジニアが作成した設計書をもとに、システムやWebアプリを構築する職種です。
主にシステムの開発に向けてプログラミングや、動作確認のテストなど、下流工程の業務をおこないます。企業によってはシステムエンジニアとプログラマーが混同されており、上流工程を担当する場合もあるでしょう。
平均年収は557.6万円ですが、下流工程のみを請け負っている企業に転職する場合は低くなるおそれがあります。下流工程は責任が問われにくい分、下請け業者に転職すると売上単価が低いためです。
ただし、未経験でも転職しやすいため、上流工程を担当する前に下流工程で経験を積みたい人に向いています。
インフラエンジニア
インフラエンジニアはサーバーやネットワーク、データベースなどの要件定義や設計などを担うエンジニアです。
コンピュータやネットワーク機器などのハードウェアを接続させる業務や、インターネットを安全に使うためのソフトウェアの設定など、IT基盤の構築をおこないます。
企業によってはサーバーの構築に特化したエンジニアや、保守・運用を専門としたエンジニアなど分業しているところもあります。
平均年収は684.9万円とITエンジニアのなかでは高い職種です。社会に与える影響が大きい分、年収が高い傾向にあります。
インフラエンジニアの求人を以下のぺージで紹介しているので、転職を検討している方はぜひご覧ください。
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また、以下の記事でインフラエンジニアの仕事内容や転職する方法などを紹介しているので、あわせてお読みください。
【インフラエンジニアの仕事】魅力や転職に有利なスキルを解説!
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは情報セキュリティを専門にしたエンジニアです。顧客の所有しているシステムのセキュリティを診断し、問題があれば解決策を提案・実行します。
ITやセキュリティに関する高度な知識が求められるため、完全未経験の人は転職が難しい傾向にあります。
担当する業務内容によって平均年収は異なり、それぞれ以下のとおりです。
業務内容 | 業務の詳細 | 平均年収 |
脆弱性診断 | システムにセキュリティ上の弱点がないか診断する | 558.3万円 |
オペレーション | システムを常に監視して、サイバー攻撃や不正アクセスを防止する | 558.3万円 |
情報セキュリティ監査 | コンピュータやネットワークのセキュリティに問題がないか監査基準と照らしあわせてチェックする | 551.4万円 |
参考:セキュリティエキスパート(脆弱性診断)| job tag
参考:セキュリティエキスパート(オペレーション)| job tag
参考:セキュリティエキスパート(情報セキュリティ監査)| job tag
担当業務や役職に応じて責任の大きさが異なり、年収が上下します。
なお、セキュリティエンジニアに転職したい方に向けて、以下の記事で内定を獲得するための方法を紹介しているので、あわせてお読みください。
未経験からセキュリティエンジニアに転職できる?内定を獲得する方法を紹介
AIエンジニア
AIエンジニアは、AIを活用してシステムの開発やデータ学習・分析などをするエンジニアです。ソフトウェアの開発はもちろんのこと、画像認識システムのようにハードウェアに搭載するシステムも開発する業務もあります。
AIシステムの精度を高めるために、データ収集やクレンジング(不要なデータの削除)などの業務もおこないます。
平均年収は558.3万円です。最先端の技術に触れる仕事がしたい方に、AIエンジニアは向いています。
なお、AIエンジニアの仕事内容や転職する方法は、以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
AIエンジニアに未経験で転職するには?必要なスキルや平均年収を解説
組み込みエンジニア
組み込みエンジニアは、電化製品や機械を動かすためのシステムを開発する職種です。製品に搭載されているマイコンにプログラムを書き込み、要件通りに動作できるよう開発します。
最近では製品をインターネットでつなぐ「IoT」の需要が高まっているため、多くの企業が求人を募集しています。
よく使われているプログラミング言語はC言語で、転職するには最低限大学の授業で学習するスキルが必要です。
平均年収は557.6万円ですが、大手企業であれば年収1,000万円で募集している場合があります。
組み込みエンジニアの仕事内容は以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
組み込み系エンジニアの仕事内容|活かせるスキルや平均年収は?
メーカー専門の転職エージェント「タイズ」は20年近く、メーカーへの転職支援を行っており、村田製作所やクボタなど転職支援実績No.1の企業も多数あります。メーカーの組み込みエンジニアへ転職成功したい方はぜひご相談ください。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、IT開発をおこなうチームの責任者としてプロジェクトを進める職種です。
主にプロジェクトを進めるのに必要な予算や人員、進捗の管理を担当します。プロジェクトの責任者という立ち位置のため、責任が大きい分平均年収684.9万円と高いのが特徴です。
プロジェクトマネージャーは、ITエンジニアの次のキャリアステップとなる職種で、未経験から転職するのは厳しい傾向にあります。プロジェクトマネージャーになりたい方は、まずはITエンジニアに転職し、業務経験を積んでから昇進か転職かを選びましょう。
また、プロジェクトマネージャーの求人を以下で掲載しているので、転職を検討している方は、ぜひご覧ください。
メーカー専門の転職エージェント「タイズ」は20年近く、メーカーへの転職支援を行っており、村田製作所やクボタなど転職支援実績No.1の企業も多数あります。メーカーのプロジェクトマネージャーへのご支援も多数行っています。プロジェクトマネージャーへ転職成功したい方はぜひご相談ください。
【年齢別】ITエンジニアの平均年収
年齢別の平均年収は以下のとおりです。
システムエンジニア プログラマー 組み込みエンジニア |
インフラエンジニア プロジェクトマネージャー |
セキュリティエンジニア(情報セキュリティ監査) | セキュリティエンジニア(脆弱性診断・オペレーション) AIエンジニア |
|
20歳~24歳 | 341.5 | 373.0 | 324.5 | 327.7 |
25歳~29歳 | 453.9 | 511.7 | 435.2 | 420.1 |
30歳~34歳 | 512.6 | 627.7 | 497.4 | 493.1 |
35歳~39歳 | 597.9 | 747.0 | 595.9 | 570.6 |
40歳~44歳 | 646.9 | 699.0 | 602.0 | 641.8 |
45歳~49歳 | 674.6 | 784.2 | 698.1 | 696.0 |
50歳~54歳 | 679.6 | 793.4 | 658.5 | 700.5 |
55歳~59歳 | 732.2 | 848.2 | 673.2 | 718.9 |
単位:万円
基本的に年齢が上がるにつれて年収が伸びていき、45歳以降でピークとなる傾向にあります。
年齢が高くなることで経験やスキルが身について責任の大きい仕事を任せてもらえるうえに、役職がつくことから年収が高くなると考えられます。
【地域別】ITエンジニアの平均年収
地域ごとの平均年収は以下のとおりです。
システムエンジニア プログラマー 組み込みエンジニア |
インフラエンジニア プロジェクトマネージャー |
セキュリティエンジニア(情報セキュリティ監査) | セキュリティエンジニア(脆弱性診断・オペレーション) AIエンジニア |
|
全国 | 557.6 | 684.9 | 551.4 | 558.3 |
北海道 | 489.8 | 482.0 | 567.0 | 573.9 |
宮城県 | 494.6 | 716.0 | 732.8 | 403.0 |
東京都 | 571.7 | 705.8 | 593.7 | 616.7 |
愛知県 | 596.5 | 643.9 | 599.1 | 611.5 |
大阪府 | 584.5 | 620.5 | 546.8 | 550.3 |
福岡県 | 481.3 | 483.3 | 450.3 | 428.6 |
沖縄県 | 402.6 | 359.1 | 525.5 | 315.0 |
単位:万円
上記を見ると、宮城県や東京都、愛知県、大阪府が高収入の傾向にあります。
理由としては、大手企業や政府機関、国際機関などが多数あり、本社や拠点のある企業が多いためです。
ただし、地価や物価などが異なるため、高収入でも豊かな生活が送れるわけではないことに注意しましょう。
ITエンジニアで年収が高い人の特徴
ITエンジニアで年収の高い人の特徴は、以下の3つです。
- 専門性の高い技術力をもっている
- マネジメントスキルが高い
- コミュニケーション能力が高い
年収を高めるために必要なスキルや技術を把握できるため、ぜひ参考にしてみてください。
専門性の高い技術力をもっている
豊富な経験をもっており、専門的なスキルがある人は年収が高い傾向にあります。専門スキルがあると幅広い業務に対応でき、上司から高い評価を受けて昇給・昇進につながりやすいためです。
出世するスピードが速く、周りよりも速くプロジェクトマネージャーやリーダー格の役職につけるようになり、高収入につながります。
とくにAIやビッグデータ、IoTなどの最先端の技術をもっている人は需要が高く、転職でも好待遇が期待できるでしょう。
マネジメントスキルが高い
プロジェクトマネージャーのなかでも、マネジメントスキルがある人は年収が高い傾向にあります。人材や予算などを適切に管理できることで、将来的に管理職にキャリアアップできる可能性があるためです。
管理職は部門や部署で関わっているプロジェクトのほとんどの進捗管理を任されます。また、ITエンジニアとして幅広い知見やスキルを有している人であれば、管理職のなかでも自社製品や技術の責任を負う、技術部長や開発部長などを目指せるでしょう。
管理職は責任が問われる立場にありますが、より高い年収が狙えます。
コミュニケーション能力が高い
社内外の人と適切なコミュニケーションを取り、業務をスムーズに進められる人も高年収になる人の特徴です。
ITエンジニアでは相手の課題をヒアリングして最適な提案ができたり、システムの要件をわかりやすく伝えたりするコミュニケーション能力が求められます。
社内でも報告・連絡・相談を怠らず、問題があればすぐに共有し、プロジェクトを推進していく能力が欠かせません。外注することもあるので、デザイナーやプログラマーと連携を取りながら業務を進めることもあります。
コミュニケーション能力が高いことで周りから信頼され、評価が高くなり、昇給や出世につながります。
ITエンジニアで年収を上げる方法
ITエンジニアで年収を上げる方法として、以下の6つを紹介します。
- スキルを高める
- 資格を取得する
- 昇進・昇格を目指す
- 転職する
- キャリアアップを目指す
- フリーランスとして独立する
ITエンジニアで自分の納得できる収入を得たいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
スキルを高める
年収を高めたい方は、日々新しいスキルを身につけて自身の人材価値を高めましょう。新しいプログラミング言語を覚えたり、AIやビッグデータなどの最新技術を覚えたりすることで、希少価値の高い人材になれる可能性があります。
身につけた知識やスキルを業務に反映させたら、周りからの評価が高まり、さまざまな仕事を任されるでしょう。
実績ができることで人事評価が高くなり、昇給やより高収入を得られる企業への転職につながります。
資格を取得する
企業によっては資格を取得することで、資格手当がもらえる場合があります。「合格したら○○円の報酬」「月○○円昇給」などの手当を受けられ、年収アップにつながるでしょう。
ITエンジニアにおすすめの資格として、国家試験の基本情報技術者試験・応用情報技術者試験があります。ITに関する知識を幅広く網羅できるため、実務にも活かせるでしょう。
ほかにも、仕事で使用するプログラミング言語や、製品に関する資格を取得するのがおすすめです。
手当がない企業でも資格を取得することで知識やスキルが身につき、対応できる業務が増えるようになり、評価につながります。
エンジニアにおすすめの資格については、以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
【転職に有利】エンジニアにおすすめな資格とアピール方法を解説
昇進・昇格を目指す
自社で働き続けたい場合は、昇進・昇格を目指しましょう。プロジェクトマネージャーや管理職などにキャリアアップすることで、年収アップが期待できます。
スムーズに昇進・昇格するには、評価基準を確認し、どのように行動すれば評価されるか理解しながら業務することが大切です。
昇進・昇格に必要なスキルを身につけられるよう、キャリアプランを設定し、将来やりたい仕事や欲しい年収額を意識しながら業務を進めましょう。
ただ仕事を進めるだけではなく、上司に実績やスキルをアピールし、昇進させてもらうよう促すこともおすすめします。
転職する
現職で年収を上げるのが難しい場合は、転職するのもひとつの手です。自身のスキルが現職で過小評価されているおそれがあるため、人材価値を適性に判断してくれる企業に転職することで年収アップにつながります。
年収アップのために転職するなら、企業選びが大切です。以下のような企業を選ぶことで、現職よりも高い収入を得られる可能性があります。
- 元請け・一次請けの企業
- 年収が高い業界に属する企業
- 大手企業
それぞれ年収が高い理由もあわせて以下で詳しく紹介します。
なお、ITエンジニアの転職方法について以下で紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
ITエンジニア(Web・システム開発・SE)の転職成功ガイド!
元請け・一次請けの企業
システムを開発する元請けの会社や、元請けから発注依頼が来る一次請けの会社であれば給料が高い傾向にあります。
Tech総研の調査によると、元請けと下請けの平均年収は以下のとおりです。
IT企業の種類 | 平均年収 |
元請け(発注側の企業) | 603万円 |
1次下請け | 577万円 |
2次下請け | 518万円 |
3次下請け | 496万円 |
上記のように、元請けがもっとも平均年収が高く、下請けや孫請けになるにつれて低くなることがわかります。下請けになるほど売上単価が低くなるため、高年収を目指すのが難しくなります。
できるだけ高年収を目指したい方は、自社でシステムを開発している企業か、一次下請けの企業を選びましょう。
年収が高い業界に属する企業
業界によっても年収が変わり、できるだけ高給を目指せる業界に転職するのをおすすめします。
令和5年度賃金構造基本統計調査の概況によると、業界ごとの平均年収は以下のとおりです。
業界 | 給与(月収) | 平均年収 |
電気・ガス・ 熱供給・水道業 | 41万200円 | 570万1,397円 |
金融業・保険業 | 39万3,400円 | 535万6,358円 |
情報通信業 | 38万1,200円 | 524万5,621円 |
建設業 | 34万9,400円 | 470万5,128円 |
不動産業・物品賃貸業 | 34万800円 | 453万7,192円 |
製造業 | 30万6,000円 | 416万3,999円 |
上記のように電気・ガスのようなインフラ系の業界や金融業界、製造業などの企業に入ることで、年収アップが見込めます。ITエンジニアは幅広い業界で必要とされている職種のため、今の給与に納得していない方は、年収の高い業界を目指すとよいでしょう。
ただし、業界未経験かつITエンジニア未経験の場合、転職の難易度が高くなるおそれがあります。できるだけ内定率を高めるには、過去の経歴と関連性のある業界を選びましょう。
タイズは製造業に特化した転職支援を行っています。製造業は年収とは別に家賃補助や家族手当などが非常に充実しており、可処分所得の観点では非常に高待遇の企業が多いです。可処分所得の多い製造業へ転職したい方はぜひご相談ください。
大手企業
事業規模が大きいほど平均年収が高い傾向があるため、年収アップを目指すなら大手企業に応募することをおすすめします。
国税庁のデータでも、以下のように資本金の多い大手企業のほうが、平均年収が高くなっています。
資本金 | 平均年収 |
2,000万円未満 | 424万9,000円 |
2,000万円以上5,000万円未満 | 435万9,000円 |
5,000万円以上1億円未満 | 463万8,000円 |
1億円以上10億円未満 | 519万2,000円 |
10億円以上 | 635万0,000円 |
大手企業であれば高年収を目指せるだけではなく、福利厚生も充実しているのがメリットです。住宅手当や医療費の補助などを用意している企業もあり、日常生活での支出を抑えられるでしょう。
ただし、大手企業は競争率が高く、転職に成功するには入念な対策が必要です。もし自力で転職活動をするのが不安と感じる方は、転職エージェントの利用を検討しましょう。
転職エージェントでは、転職に関する知見のあるコンサルタントが志望している企業に入社できるようサポートしています。模擬面接や職務経歴書の添削を無料で受けられ、内定率を高められるでしょう。
実際にタイズの転職エージェントを利用し、面接対策をしっかりしたことでパナソニックに転職できた人もいます。詳しくは以下の事例ぺージで紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
コンサルタントの方はすごく熱心で、求人もたくさん送っていただきました。その積極的な姿勢と紹介求人の豊富さが印象に残っています。
一番助かったのは、面接準備シートを送っていただいたことです。私はあまり細かなことをやらないタイプですので、面接対策をする上でとても助かりました。
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キャリアアップを目指す
ITエンジニアを現職でしている人は、より専門性の高い職種にキャリアアップするのもひとつの手です。
IT関連のなかでも以下のような職種に転職することで、年収アップが期待できます。
年収アップが見込める職種 | 業務内容 |
ITコンサルタント | ITにおける企業の課題を洗い出し、解決策の提案やシステムの導入支援などをおこなう |
データサイエンティスト | 膨大な量のデータから課題の解決につながる情報を抽出し、経営の意思決定をサポートする |
それぞれ企業の経営に大きな影響を与えるため責任の大きい職種です。
ただし、どちらも年収が高い傾向にあり、将来的に年収1,000万円以上になるケースも少なくありません。
より高収入を目指したい方は、IT関連のスキルや知識、データ分析の知識などを身につけ、キャリアアップを目指しましょう。
フリーランスとして独立する
フリーランスになって企業からシステム開発を受注するのもひとつの手です。
フリーランスになれば報酬が業務量に応じて高くなるため、依頼があった分だけ収入がアップを目指せます。
ただし、案件を獲得するには自分で営業する必要があります。また、企業との契約が打ち切りになることもあり、収入が安定しない点がデメリットです。
できるだけ会社に属さず個人で働きたい方や、将来的に起業を考えている人は、フリーランスを目指すとよいでしょう。
ITエンジニアでスキルを磨いて年収アップを目指そう
ITエンジニアの平均年収は、以下のように職種によって異なります。
ITエンジニアの職種 | 平均年収 |
システムエンジニア | 557.6万円 |
プログラマー | 557.6万円 |
インフラエンジニア | 684.9万円 |
セキュリティエンジニア | 情報セキュリティ監査:551.4万円 脆弱性診断・オペレーション:558.3万円 |
AIエンジニア | 558.3万円 |
組み込みエンジニア | 557.6万円 |
プロジェクトマネージャー | 684.9万円 |
それぞれ将来必要としている年収や所有しているスキルにあわせ、職種や企業を選びましょう。
ITエンジニアで年収を高めるにはスキルアップや資格取得をするのが欠かせません。現職でITエンジニアとして働いている方は、自身の知識やスキルを高め、幅広い業務を積んでから転職やフリーランスへの転身を検討しましょう。
なお、年収アップのために転職する場合は企業選びが大切です。求人票や会社説明会などで「自分の満足いく年収が得られるか」「長く働き続けられるか」などを検討してから応募しましょう。
自身で企業選びをするのが不安な場合は、転職エージェントに相談するのもひとつの手です。コンサルタントがあなたの希望やこれまでの経歴にあわせて、マッチする企業を紹介してくれるため、長く働き続けられる企業を見つけられるでしょう。
転職エージェント「タイズ」でも、事前面談で要望やこれまでの経歴・実績を踏まえて求人を紹介しています。企業から直接必要としている人材を聞いているため、あなたの性格やキャリアプランにマッチ度の高い企業に出会え、転職成功率を高められます。
内定まで無料でサポートしているので、ITエンジニア職で高収入を目指したい方はお気軽にご利用ください。