回路設計がきついと感じたときの対処法3つ!転職のコツは?

回路設計エンジニアの仕事をしている人の中には、他のエンジニアと比べて仕事がきついと感じている人もいるでしょう。 ここでは、回路設計エンジニアの仕事はなぜきついと感じられるのか、きついと感じてしまったときの対処法について解説していきます。

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回路設計がきついと言われる理由

回路設計の仕事は、主に次のような点できついと言われることがあります。

専門性が高い

回路設計の仕事はエンジニアの中でも専門性の高い仕事です。電子回路や電磁気学からCAD、制御工学などの専門知識が必要になり、新しいことをどんどん覚えていかなければなりません。

大学の理工学部などで電気工学について学んだ人でも、仕事に就いてから習得しなければならない知識は多いです。新しい技術について、継続して自ら学ぶような姿勢が求められます。

職場にいるときだけでなく、帰宅後や休日なども技術論文などを読まないと、仕事についていくのが難しいこともあるでしょう。

調整力が必要とされる

回路設計エンジニアは、製品の回路設計を行う上で、コストや材料、デザインなどについて、さまざまなところから意見を吸い上げなければなりません。クライアントだけでなく、自社の企画部門や営業部門、機械設計者やデザイナーといったあらゆる立場の人とコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくことになります。それぞれ意見を少しずつ反映させて、みんなが納得できるように調整を図るという具合です。

また、人と関わる機会の多い職種です。専門知識や技術があったとしても、折衝能力や調整力のない人だと、これがストレスに感じられるでしょう。

納期に追われる

回路設計の仕事は、あらかじめ納期が決められており、それまでに仕事を完了させなければなりません。納期が短いと、残業をして間に合わせることになります。

開発サイクルの早い商品を扱う会社であれば、常に忙しくて残業ばかりという状況の人もいます。

また、計画を立てて仕事を進めていきますが、設計途中で問題が見つかることも多く、その修正を行うことで大幅に遅れてしまうこともあります。

追及しきれないジレンマがある

回路設計エンジニアの仕事は、納期があるほか、開発コストも考慮する必要があります。そのため、もう少し予算があればもっと質の高い回路設計ができると思うこともあるでしょう。もっと追求したい箇所があっても、納期の関係で手早く終わらせなければならないような場面も多いです。

専門知識や深く追求したいという意欲があっても、コストと納期の関係で難しく、ジレンマを抱えることがあります。特に開発予算が少ない会社だと使える予算が少ないため、この傾向が強いです。

感覚に頼る面がある

回路設計にはデジタル回路設計とアナログ回路設計があります。このうち、デジタル回路設計は、ソフトウェアを使用したシミュレーションが可能で、設計した回路を作ってみると理論通りにいくことが多いです。

しかし、アナログ回路設計では、なかなかそうもいきません。理論上は問題ないような内容でも、実際に回路を作ってみると上手くいかないこともあります。そのため、実際に回路を扱いながら何度も調整を行うことも多いです。

コンピュータのシミュレーションだけには頼れず、どうしてもセンスや経験が必要になります。理論は得意でも勘やセンスが関わることが苦手な人にとっては、きついと感じられるでしょう。

回路設計できついと感じたときの対処法

回路設計の仕事は確かにきつい面はありますが、スキルや環境次第で解決されることも多いです。もし、きついと感じられるようなら、次のような対処法があります。

コミュニケーション能力を磨く

回路設計エンジニアとして経験を積むと、その知識や経験を活かしたキャリアに進むこともできます。

たとえば、プロジェクトマネージャーとしてチームや数字を管理するようになったり、顧客対応やビジネス開発の方で活躍したりすることも可能です。

ただし、そのような道に進むには、コミュニケーション能力や交渉力がこれまで以上に必要です。経験を積んだ後のキャリアの選択肢を増やしたいなら、今のうちからコミュニケーション能力を磨いておきましょう。

他部署との調整を行うのがあまり苦にならない人なら、プロジェクトマネージャーなどが合っているかもしれません。

予算のある会社へ転職する

現在の職場で予算の関係上、思うような仕事ができないなら、予算を多く使える職場に転職するのもひとつの手です。基本的には、大手企業であれば開発費にも余裕があるでしょう。他には、利益を上げている会社や研究開発投資をしている会社などが考えられます。

ワークライフバランスを重視した会社へ転職する

回路設計の仕事自体は好きでも、残業が多いなど、働き方の面できついと感じている人も多いでしょう。その場合には、同業種の回路設計での転職も選択肢のひとつです。

ワークライフバランスを重視している職場なら、残業も少なく働きやすいと感じるでしょう。同じ仕事でも働き方が変わるだけで、きつさを感じることなく邁進できることも多いです。

回路設計からの転職を考えるなら

回路設計からの転職を検討しているなら次のような点をチェックしておきましょう。

回路設計の転職傾向

回路設計の主な転職理由は以下の3つです。

1.現職での不満
2.勤務地を変える
3.キャリアアップ

回路設計から転職する人は、現在の職場で不満に感じている部分を解消できる職場へ行く傾向にあります。残業の少ない職場や、より多く開発に予算を使える職場へ転職するケースがこれに当たるでしょう。

勤務地を理由に転職を検討する人もいます。主に地方にUターンする人や、結婚を機に引っ越す際には、その土地で仕事を探す必要があります。

他には、キャリアアップが目的で転職する人もいます。主に現在の職場ではキャリアアップするのが難しい場合に多いです。たとえば、派遣で回路設計の仕事をしている人がメーカーに転職するというケースがあります。

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まとめ

回路設計の仕事は納期に追われることや、予算が不十分で思うような質に作り込めないなどできつさを感じる人が多いです。しかし、それは他のエンジニアにも共通する部分であり、環境や社風に左右されるところもあります。

現在回路設計の仕事がきついと感じているなら、プロジェクトマネージャーなどへキャリアアップする選択肢もあります。残業などで不満がある場合には、同業種への転職も検討してみると良いでしょう。

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この記事を書いた人

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安達 篤史

株式会社タイズ

これまで17年間、転職エージェントのコンサルタントとして従事し、これまで1,000名以上の転職支援を実施。
技術系を中心に幅広い知識・経験があり、納得感のある転職を実現している。

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