メーカー職種解説
[ 回路設計 ]
【転職コンサルタント監修】メーカー転職市場で重宝される「回路設計エンジニア」とは
こんにちは。メーカー専門の転職エージェント「タイズ」です。 回路設計エンジニアとは、様々な電子機器の電子回路を設計・構築する仕事です。この記事では、回路設計の仕事内容と中途採用について詳しく解説します。
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メーカー専門の転職エージェントである弊社タイズは、無料の合格相談を実施しています。
回路設計エンジニアへの転職をお考えの際はお気軽にご相談ください。
目次
様々な電子機器の電子回路を設計・構築!「回路設計エンジニア」の仕事
そもそも「回路設計エンジニア」とは?
回路設計エンジニア」とは、様々な電子機器の電子回路を設計・構築する仕事です。スマートフォンやパソコンはもちろん、日常的に使用している家電製品など、電子機器のほとんどには電子回路が入っているので、それをつくる回路設計エンジニアは陰ながら世の中に大きく貢献していると言えます。さらに、今後世の中のIoT化が進行していくことを考えると、転職市場における需要もますます高まっていく存在でもあるのです。
回路設計エンジニアの仕事内容
一口に回路設計と言っても、デジタル信号を扱う「デジタル回路」と、アナログ信号を扱う「アナログ回路」の2つがあります。デジタル回路は「0」と「1」のデジタル信号を用いて設計された機能を実現するもので、パソコンやスマートフォンなどに使われる集積回路(IC)などの製品に用いられます。一方アナログ回路は電気信号をアナログ信号に変換するもので、こちらもあらゆる電子機器に活用されています。
回路設計エンジニアは、製品自体の設計者と打ち合わせを重ね、求められる機能を実現するためにはどのような回路を設計すべきか考え、構築していくのが仕事です。
デジタル回路の設計は専門のソフトウェアを使って自動化されていることも多いですが、アナログ回路の設計は人の手に寄るものが中心となります。ただし回路設計エンジニアとして働く上では両方の知識を兼ね備えていることが求められます。
回路設計エンジニア 仕事のやりがいや魅力とは

社会的価値も転職市場での価値も高いのが大きな魅力
回路設計エンジニアの仕事のやりがいや魅力はいくつもありますが、まず挙げられるのは、継続的に最先端の技術に触れていけることでしょう。また、回路設計エンジニアがつくるものは、家電製品や自動車など日常的な製品だけではなく、宇宙開発に関する製品や、人の命を救うための医療機器製品など多岐に渡るので、社会への貢献度も高い仕事です。
さらに、これからは今まで以上に社会にIoTが浸透していくことは間違いありません。それは日常生活の中で電子機器の価値が高まることを意味しています。つまり、電子機器をつくるために必要不可欠な存在である回路設計エンジニアの職業的な価値の向上も意味しているので、転職市場における需要もどんどんと高まっていくのです。以下の記事では回路設計エンジニアの転職のコツを解説しています。
【転職コンサルタント監修】回路設計エンジニアが知っておきたい転職のコツ
回路設計エンジニアの平均年収とキャリアパスは?
年収は30代前半で500万円前後が相場
所属企業や年齢、経験年数によっても異なりますが、回路設計エンジニアの平均的な年収は20代後半で400万前後、30代前半で500万円前後が相場となっています。経験を積んでスペシャリストになったり、管理職になるとさらに収入アップを目指していけるでしょう。また、大手上場企業の場合は平均年収+50万円ほどの年収が見込めそうです。
キャリアパスについて
回路設計エンジニアとして働くために必要な資格などはありませんが、専門学校や大学等で電気や電子にまつわる専門的な勉強をしていることが必要となります。そうしてメーカーなどに就職し、専門性を高めてスペシャリストになるか、管理職やプロジェクトリーダーになるといったキャリアパスが一般的です。
また、技術の知識を生かして、アプリケーションエンジニアや営業側に転身される方もいらっしゃいます。
回路設計エンジニアの転職に有利な資格は?

上述したように、回路設計エンジニアとして働くために資格取得は必須ではありません。しかし、自らの実力を示し、転職活動を有利に運ぶために持っておいた方がいい資格はいくつかあります。
例えば、業務上用いられる電子回路の図面はCAD(Computer-Aided Design)を使って作成されるため、「CAD利用技術者試験」を取得しておくのもオススメですし、電子機器設計の実力を示す資格とも言える「EMC(Electromagnetic Compatibility)設計技術者資格」なども、企業に対して有効なアピールにつながるでしょう。以下記事では、役立つスキルについて解説してます。
【まとめ】キャリアパスを考えて今から準備を
少子高齢化などの社会問題はますます進行していきますが、それを解決する手立てのひとつが社会のIoT化です。そのために様々な電子機器が開発されていきますが、それを支えるのは回路設計エンジニアです。転職市場においてもしばらく売り手市場の状況が続きそうですので、様々な面でオススメの職業と言えるでしょう。
