情報収集力で差をつける!転職活動で求人情報以外に見ておくべき項目は?【転職コンサルタント監修】

転職活動には求人検索や企業研究など情報収集が必須!
「求人票の情報だけ見てなんとなく応募した」では情報収集が足りず、結果後悔することになるかもしれません。

「転職活動ではどのように情報収集したらいいの?」「応募する前にどんな情報を見ておくべき?」
今回はそんな疑問にお答えします。

目次

1.求人票の情報以外に見るべき項目とは
2.どこから情報収集すれば良いか
3.現職が忙しくて自力で情報収集する時間がない方へ
4.注意!「何となく条件が合っているから応募しよう」は危険
5.さらに転職成功率を高めるために!企業の面接傾向などの情報収集をするには?

求人票の情報以外に見るべき項目とは

詳しい仕事内容 求人情報には、仕事内容の概要や全体の一部分しか記載されていないケースも多い
教育体制や仕事の任せ方 入社後研修やスキルアップ研修等の教育体制の充実度についての情報収集
社風 たとえ仕事内容が合っていても、社風が合わなければ居心地の良い職場とは言えません
働き方 企業側が社員にどのような働き方を望んでいるか知ることで、面接対策にもつながります
キャリアアップ 中途採用入社者が目指せるポストや磨けるスキルなど、その企業に自分が入社してやりがいを持って働ける環境なのか確認
ワークライフバランス 転勤や異動の範囲、期間や海外出張の頻度、海外赴任の頻度や期間、有給休暇の取得率、平均残業時間など自分が希望する働き方ができる環境なのか

1.詳しい仕事内容

求人情報には仕事内容の概要や全体業務の内の一部分しか記載されていないケースが多いです。本当に自分のスキルやキャリアが活かせる仕事なのか、将来のスキルアップや成長が実現できる仕事なのか、詳細を確認しておく必要があります。「思っていた仕事と違った」というギャップが起こらないように対策しましょう。

2.入社後の教育体制や仕事の任せ方

スキルアップするための教育制度、教育体制がしっかりしているのか、仕事の任され方はまずは出来ることからスタートして、現場で徐々に業務範囲を広げていくのか、それとも新しいことにチャレンジしながらスキルを高めていくのか、など教育環境も確認しておくことで、入社後の働き方のイメージをしておきましょう。

3.社風

若手でも裁量を持ってどんどん活躍できる挑戦的な社風なのか、着実に一歩一歩階段を登っていく堅実な社風なのか、体育会系の職場なのか、アットホームな職場なのか、などたとえ仕事内容が合っていても社風が合わなければ居心地の良い職場とは言えません。自分の志向に合った社風の企業を選ぶために、しっかり情報収集しましょう。

4.働き方

チームワークで力を合わせて協力することを重視するのか、個人のアイデアや独創性によって成果を出すことを重視するのか、どちらの働き方を企業側が重視しているのか知っておくことで、応募書類作成や面接対策時に活かしていきましょう。

5.中途採用者のキャリアアップについて

中途採用入社者が目指せるポストや磨けるスキルを知っておくことは非常に重要です。新卒採用社員との待遇や出世、キャリアの幅に差はあるのかどうか、実際に活躍し昇進している中途入社者はどういったポイントが評価されているのか、自分が希望する働き方ができる環境なのかを確認しておきましょう。

6.ワークライフバランスについて

転勤や異動の範囲、期間や海外出張の頻度、海外赴任の頻度や期間、有給休暇の取得率、平均残業時間など、自分が希望するライフワークバランスがとれるのか事前に調べておきましょう。

どこから情報収集すれば良いか

企業採用サイト 事業内容の紹介、業界シェア/製品・技術の優位性、具体的な入社後のキャリアステップや研修制度、福利厚生などを知ることができます。
社員インタビュー記事 具体的な仕事情報/キャリア採用の社員の入社動機/入社して実際に働いた感想 などを知ることができます。
経営理念/企業沿革 その企業が経営において、何を大切にしてきたか/企業風土 などを知ることができます。
製品/サービス紹介 会社の主力事業や強み、事業の業界シェア率や技術の優位性 などを知ることができます。
過去の業績推移/IR/中期経営計画 その企業が経営において、何を大切にしてきたか などを知ることができます。
企業HPのトップニュース 企業の最新の動き などを知ることができます。
会社四季報 有給休暇の消化率や平均残業時間などを知ることができます。
SNS/スタッフブログ 社風や職場の雰囲気 などを知ることができます。

1.基本的には企業サイトから情報収集

企業採用サイト

最近は、企業サイトの中に、専用の採用情報サイトが設置されているケースも多くなっています。こうした採用情報サイトには、

  • 事業内容の紹介
  • 業界シェア/製品・技術の優位性
  • 具体的な入社後のキャリアステップや研修制度
  • 福利厚生

など情報が豊富に掲載されています。

社員インタビュー記事

また、企業サイトの採用ページには職種別の社員インタビューなどが掲載されているケースもあり、より具体的な仕事情報を収集することができます。キャリア採用の社員の入社動機や入社して実際に働いた感想なども掲載されていることが多いので、とても参考になると思います。

企業紹介ページ(経営理念や沿革)

  • まずは企業紹介ページから、経営理念や沿革などを読み、その企業が経営において、何を大切にしてきたかを理解しましょう。そこから会社の風土もある程度感じることができるはずです。
  • 次に、顧客向けの製品紹介ページを読み、会社の主力事業や強みのある製品を知りましょう。その事業における業界シェア、製品の技術力の優位性などを確認し、長く働けるか企業の将来性なども考察しておくべきです。
  • ポイントは、上場企業なら、過去の業績推移、中期経営計画、IR情報などが掲載されているはずです。それをしっかりと読み込み、今後の業績や将来性なども自分なりに深く考察してみましょう。

トップニュース

さらにトップページに掲載されているニュースやトピックス、また企業サイトでなくても、検索エンジンに社名を入力して上位表示されるメディアの記事などを読めば、その企業の最新の動きがわかります。具体的に、新しい技術やサービス、新規事業などの情報が収集でき、またそれらの技術・事業に対する業界の評価なども知ることができます。

2.その他の情報収集場所

会社四季報

上場企業なら有給休暇の消化率や平均残業時間は会社四季報で確認することができます。ただし、部署や事業部によって違いはありますので、おおよその目安や参考にしてみてください。

SNSやスタッフブログ

会社によっては公式SNSブログなどもあり、その記事から社風や職場の雰囲気、人間関係などを感じ取ることができます。

現職が忙しくて自力で情報収集する時間がない方へ

転職活動と仕事との両立で忙しいビジネスマンんの図

働きながらの転職活動など、自力で情報収集する時間がない方も多いのではないでしょうか?そんな時は詳しい人にまとめて聞いてしまうのがオススメです!

1.転職エージェントの担当者

転職エージェントは実際に企業に出入りしているので情報を豊富に持っています。あなたが応募を検討している企業の担当者に聞けば、求人票だけでは分からない情報を詳しく教えてくれますので、自分で情報を収集する手間が省けますし、応募するかしないかの判断もしやすく、正確な情報から応募する求人を厳選することができます。

また、転職エージェントは企業の採用情報ページや求人サイトにも公開されていない非公開の求人案件を紹介してくれます。1人で探せる求人情報には限りがあり、求人サイトの膨大な情報から自分の志望やスキルにマッチした求人を探すのも大きな労力がかかります。転職エージェントサービスを利用すれば、自分の希望条件に合った求人案件を紹介してくれるので、忙しい方や1人での転職活動が不安な方は是非利用してみてください。

2.企業で実際に働いている社員

学校の同期や友人の知り合いなどに、実際に働いている人に話を聞くのも有効な手段です。事業部の違いなどがあっても会社全体の方向性や将来に向けた事業戦略や仕事の進め方などは、かなり参考になると思います。そのためには日頃から交友関係を広げていけるように心がけましょう。

注意!「何となく条件が合っているから応募しよう」は危険

転職活動では、事前にしっかりと企業研究をしてから、応募することが転職成功のカギです。求人票や企業のサイトをざっと目を通しただけで、「何となく希望条件が合っているから応募しよう」というのは、とても危険です。

企業研究をしっかりせず何となくの応募では、たとえ書類選考を通過しても、面接で「志望動機の内容が薄い」「企業の事業や方向性に合っていない」と面接官に見抜かれ不合格になる可能性も高くなります。逆に、「実際に面接官の話を聞くと仕事内容や社風がイメージと違った」となれば貴重な転職活動の時間を無駄にしてしまいます。

また、もし内定を獲得して入社できたとしても、事前の情報収集を怠ったために、入社前と入社後のギャップが大きく、「社風や価値観、仕事の進め方が自分と合わない」と後悔することになるかもしれません。求人に応募するかしないかを判断するためにも、企業についての情報収集はしっかりと行いましょう!

さらに転職成功率を高めるために!企業の面接傾向などの情報収集をするには?

1.口コミサイト

口コミサイトやSNSにも実際の転職体験談や掲載されており、どんなことを質問されたのか雰囲気はどうなのか、面接官のどんな人が出てくるのかといった情報が掲載されています。ただ、事業部や部署、職種によって面接官が違いますし、面接の質問内容・進め方、判断基準なども違っているので、大企業ほど口コミサイトの情報と実際に自分が面接した時の内容が違っているケースが多くあります。もちろん、ある人にとってはマイナスでも、ある人にとってはプラスの印象になることもあるので、あくまで参考として読まれることをおススメします。

2.転職エージェント

数多くの転職者を企業に紹介してきた転職エージェントは、これまでの面接傾向などの情報を蓄積しています。例えば「この企業の事業部のこの職種では、面接においてこんなことを重視している」といったおおよその傾向を把握しています。その意味では、志望する企業と深く付き合っているエージェントの担当者に面接相談をすることで、しっかりとした事前準備を行うことができます。同じように、面接だけではなく、応募書類についても企業の合否判断の傾向を知っている転職エージェントに相談することをおススメします。

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この記事を書いた人

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タイズマガジン編集部

株式会社タイズ

タイズは、2005年の創業以来、メーカー専門で転職支援を行っている転職エージェントです。15年以上の転職支援実績を元に記事を執筆しております。

受賞歴

  • 関西メーカー専門転職エージェント総合満足度NO.1(ゼネラルリサーチ調べ)
  • リクルートキャリア主催 GOOD AGENT RANKING ユーザー満足度部門入賞
  • パナソニック株式会社様 ベストエージェント賞 受賞

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