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2019.06.19「京都発祥医療機器メーカー」アークレイ株式会社の強み・ソフト開発・中途採用についてインタビュー!

アークレイ株式会社 
開発チーム責任者 S.S.様・N.S.様・U.Y様

メーカー専門の転職サイト「タイズ」に求人を掲載しているアークレイ株式会社 の中途採用やお仕事内容について、コンサルタントがインタビューさせていただきました。

アークレイ株式会社 S.S.様

アークレイ株式会社について

はじめに、貴社の概要や事業内容についてお伺いできますでしょうか。

弊社は1963年に「京都第一科学」として設立しました。赤外分光光度計の光学部品プリズムの開発からスタートし、1970年に世界初の簡易血糖測定器「アイトーン」を開発。以来、血液検査、尿検査などの医用検体検査装置・試薬を中心に開発・製造に取り組み、数々の業界初・世界初の製品を世に送り出して参りました。特に、糖尿病分野の検査装置のパイオニアメーカーとして市場から支持されており、主力製品の小型血糖測定器、ヘモグロビンA1c分析装置は国内トップクラスのシェアを有しています。2000年に社名をアークレイ株式会社に変更し、グローバル化を加速。アジア・アメリカ・ヨーロッパと世界各地に拠点を設立しています。最近では、インドにAI開発拠点を設けました。現在もコア技術を応用した様々な領域の検査装置開発に取り組んでおり、アンチエイジング・歯科といったヘルスケア業界へ進出しています。

 

開発部門の組織体制について

今回、中途採用を募集されている部門についてお伺いしたいです。

現在、開発部門全体で組み込みソフトエンジニアのメンバーを採用したいと考えております。弊社の開発部門は製品郡別で複数あり、各部門の中でさらにいくつかのチームに分かれているような組織構成になっております。チーム割は新商品開発と既存商品開発で分かれていたり、試薬や機器等で分かれていたりと様々です。特徴として、各部門に機械・電気・ソフト全職種のエンジニアが在籍していたり、機器・試薬の両方を開発していたりと、様々な専門分野を持ったエンジニアがいます。各エンジニアが専門性を活かしつつ、お互いの仕事を理解し合い、チーム一丸となって製品開発に取り組んでいます。そのため、一人当たりの裁量が大きく知識・経験が豊富なエンジニアが多数在籍していると思いますね。近年製品数が増加したこともあり、各部門で組み込みソフトエンジニアの採用ニーズが高まっており、募集することとなりました。

 

商品開発の強みについて

商品開発の強みを教えてください。

装置開発と試薬開発の双方を自社で開発している点です。試薬のみを開発、機器のみを開発しているメーカーは多数あると思いますが、当社は同じ開発部門内で両方の開発を行う事で、試薬に足りない部分は機器でカバー、機器に足りない部分は試薬でカバーし合っております。こうして両方のバランスをうまくとれている点は当社の強みであると考えます。また、世界初・業界初の製品を開発してきた歴史もあり、ソフト面では装置データを管理する検査システムや患者向けスマホアプリなども自社開発しています。組み込みソフトにおいてもコアとなる部分は自社で開発しておりますので、プログラミングスキルの高いエンジニアが在籍していると思います。製造~販売まで自社で一貫して行っているため、エンドユーザーの声を活かした開発・改良が出来るのも強みだと考えています。

唾液検査用装置「SiLL-Ha」1台でオーラルケアに関する6項目を同時測定できる世界初の装置。

 

御社は特に世界初の商品が多い印象を受けますが、いかがでしょうか?

そうですね。実際、アークレイは「世界初」が多いと思います。例えば、私が携わった製品では唾液検査用装置「SiLL-Ha」が挙げられます。これは口腔内の検査をする装置ですが、当時口腔内を複数の項目で同時に測るシステムは、ありませんでした。開発を進めるにあたり様々なハードルがありましたが、チームで団結して乗り越え、また共同開発企業と共に世界発の商品を発売できたことはいい経験だった思いますし、今後も新たな商品開発に挑戦していきたいと思います。

アークレイ株式会社 N.S.様

他社との共同開発も多いのでしょうか?

そうですね。例えば、以前私は尿と便を計る機械を担当しておりましたが、この機械の開発では、尿の試薬を当社が担当し、その他の便の試薬や機器の開発・製造は別々の会社に委託しておりました。結果、3社の共同開発となりまして、私はその3社の調整・企画をメインに担当しながら、開発を進めました。検査市場では国内シェアトップクラスの製品群も多く実績もあるので、他メーカーとコラボした共同開発案件も多いです。

 

国内シェア約45%!『小型血糖測定器』の開発業務について

小型血糖測定器の開発に携わられてきたとのことですが、ご経歴をお伺いしたいです。

入社3年目から現在まで、ずっと『小型血糖測定器(SMBG)』の開発に携わっていまして、2015年からは小型血糖測定器開発チームの責任者を務めています。また、現在はSMBGの責任者を務めております。

お仕事のやりがいはどのようなところに感じますか?

当社の小型血糖測定器は国内シェア約45%を占めておりますので、糖尿病の方や医療関係の方に知っていただける機会が多く、やりがいを感じます。また、小型血糖測定器の開発は、最初はもちろん先輩社員と一緒に業務をすすめますが、1人前になれば、1人で1機種の開発をすべて担当することができますので、そこにもやりがいを感じます。スキルが身につきますし、良い意味で自分の思い通りに自由に仕事ができますので、非常に楽しいです。

御社の小型血糖測定器の強みとはどのようなところだと思われますか?

まず測定精度の高さには自信があります。患者様が個人で使用される検査機器ということもあり、医療機器の中でも精度基準が厳しい商品ですが、パイオニアとして高い精度を維持した開発を続けることで信頼を得ています。また、他社に先駆けて、音声ガイド機能やカラー液晶画面、大きい文字表示など様々な市場のニーズに応えた機能を血糖測定器にいち早く導入していることも強みだと思います。

アークレイ株式会社 U.Y.様

 

今後の医療機器商品・事業の展開について

IT技術を生かした、今後の御社の商品開発についてお聞かせください。

弊社は以前から医療機器をインターネットで繋いでいます。例えば国内ですとモバイルルーターを病院内に設置し、特殊な回線を通して医療機器と接続しています。こうすることで、医療機器の状態を常に監視し、不自然な点を発見すればサービスマンがすぐに駆けつけるサービスを提供できています。この取り組みは海外でも同様に行っていまして、商品をネットワークに繋ぎ、様々な情報を集めることで、将来的には機械学習などを通して機械自身が故障予知や試薬がなくなる前に発注するなどのサービスに繋げていけると思います。この他にもインドにAIソフトウェア開発拠点を開設するなど、開発体制強化に向けた投資も行っています。まだまだ医療機器市場の成長性・将来性は未知数であり、新たな技術・製品の開発に取り組んでいきます。

 

中途採用について

中途入社の方はご活躍されていますか?

もちろんです。他業界から中途採用でご入社された方も、それぞれの業界で身につけられた技術を活かして医療機器開発に携わりたいという熱意を持って、開発業務に取り組んでいただいています。特殊な業界と思われがちですが、技術的なギャップは感じにくいと思いますよ。医療機器特有の法規制などの知識を身につける必要はありますが、OJTで入社後にフォローさせていただきます。柔軟性を持っていろいろなことにチャレンジし、自分から積極的に知識を学ぼうとする姿勢を持った方がキャリアアップし、活躍されていると思いますね。

―――具体的に、どのような志向を持った方が御社にマッチしていると思いますか?

自分の仕事の範囲を決めず、周囲の方と話をしてどんどん知識を広めていかれるような意欲的な方は、当社に合っていると思いますし、ご活躍されているように思います。1人1人に裁量がありますので、例えば「工数が足りないのでこうしてみたい」や「こういう技術があるので試してみたい」など、どんどん自分で考えて意見を発信できるような方にとっては楽しい職場環境ではないかと思います。「自分が開発した商品が世の中でどのように使われ、どう社会貢献しているのか、そして次にどういった企画を立てるのか」を考え、最終的にその企画を担当したいという志向があり、マネジメントにも興味のあるエンジニアの方が向いていると思います。

御社ではどのようなキャリア形成ができるのでしょうか?

ソフトエンジニアとして入社し、その後ソフトのプロジェクトリーダーをしながらメカ・電気といった別分野の知見も幅広く深めていただき、テーマのリーダー、開発チームリーダーとしてキャリアアップしていくのが弊社の一般的なキャリアパスだと思います。

入社後の教育体制について教えてください。

現在、新卒採用者は教育グループへ配属することになっていまして、ソフト、電気、メカ、すべての3年目までの若手エンジニアが配属されます。若手エンジニアのためのスキルセットやカリキュラムが設けられていまして、決められた卒業要件をクリアして、初めて各チームに配属される教育体制となっております。中途採用の方に関しましては、基本的には即戦力で採用しておりますので、はじめから配属先で研修を受けていただきます。また、医療機器に対する知識やアークレイに対する知識はOJTを通して学んでいただけるような体制になっております。社会人3年目までの若手の方であれば、例えば1年間は教育グループに在籍して研修を受けていただくなど、教育体制は整っておりますので、安心してご入社いただければと思います。

 

社風・文化について

部門の雰囲気や社風はどのように感じますか?

弊社では、上司や先輩でも役職ではなく「~さん」と呼びますので、比較的社員同士の距離が近く、風通しの良い職場だと思います。クラブ活動や社内でのイベントも活発で、社員同士の交流も多いですね。また、当研究所では、毎日座る場所がシャッフルされる「フリーアドレス制」を採用しております。この制度により、他の商品ジャンルのチームの方と席が隣になって情報交換ができるなど、比較的自由な社風の中で仕事ができる環境だと感じます。

働く中で、御社のGroup Spirit「不撓不屈」の文化を感じることはありますか?

そうですね。当社は個人で仕事をするというよりも、チームで仕事をするような働き方が多いですし、実際に「社員全員で頑張っていこう」という思いを持って、社員同士が協力し合いながら仕事に取り組んでいます。一人当たりの裁量が大きい分、乗り越えるべき壁に突き当たることもあると思いますが、不撓不屈の精神で団結して乗り越えていくことで、弊社がここまで成長してこれたんだと思います。これからの医療の発展に向けて挑戦したいという熱い想いをお持ちの方に、興味を持ってご応募いただけたら嬉しいです。

本日は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

この取材は私が担当致しました
株式会社タイズ コンサルタント 田熊 聖樹

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