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2019.04.02『粉粒体装置の総合メーカー』株式会社パウレックの事業や中途採用についてお話を伺いました。

株式会社パウレック 取締役 技術本部 副本部長

薬剤師 長谷川浩司様

ご経歴についてお伺いしたいです。

1997年に新卒でパウレックに入社しました。入社当時から約20年間、研究開発部(当時は「粉体工学研究所」)に所属していましたが、一昨年の2017年10月からは研究所を出て、技術本部で設計や計装、エンジニアリングなど、業務全体に関わるようなポジションに異動し、同じ年の12月には「取締役」となりました。その後、現在まで技術本部で業務に取り組んでおります。

 

当時の粉体工学研究所では、どのような業務に取り組んでいたのでしょうか?

装置開発や、お客様のご要望に応えてソフトを提案するなど、当社の装置を使ってお客様の課題を解決するような業務を担当しておりました。

具体的に、お客様のご要望に沿って粉体を作るためには、当社のどの装置で作れば一番いいのか、どういった運転条件にしたらいいのか、テスト・分析を繰り返して考えていくということをメイン業務として取り組んでいました。また、新しい装置の開発や、特殊な粉体処理を希望されるお客様に合わせて、装置の改善改良も行っていました。

 

装置開発に従事されてきたという事ですが、もともと大学でも機械系を学んでこられたのでしょうか?

いえ、私は薬学部出身の薬剤師です。メイン事業が薬関係のパウレックは、薬剤師とは違った方面から薬学に関わることができると期待し、入社しました。当時はまさか機械開発をしたり、図面を書いたりするとは思いませんでしたね。

 

初めての機械系という事で沢山の学びがあったかと思いますが、どのように知識を習得されていったのでしょうか?

私の教育担当は60歳くらいの方でして、数字ではなく、職人的な触った感覚などを大事に説明される方でした。当初は何を言っているのかまったく理解できず、よく本屋で参考書を買ったり、先輩に聞きに行ったりしていました。

――――苦労はなかったのでしょうか?

好きだったのでしょうね。苦だとは思いませんでしたし、どちらかというと楽しんでいました。とくに私は、言われれば燃える方なので、「なんとかやってやろう」という気概でいましたね。

仕事のやりがいについてお伺いしたいです。

自分が関与して納めた装置で作られた製品が、身近なコンビニで並んでいたり、広告でメディアに掲載されていたりなど、仕事の成果を身近に実感しやすい環境に、やりがいを感じます。

印象に残っているのが、自分がテストや受注などをして納めた「ガム設備の装置」でして、その装置で作られた製品がコンビニにたくさん並んでいるのを見て、嬉しかったのを覚えています。実際、当社のコンビニに売っている粒ガム装置のシェアは9割を超えていまして、当時はオフィスに何百キロ単位でガムが置いてありました。

――――具体的に、粒ガム装置はどのように開発していくのでしょうか?

ガムは会社によって、噛み応えがパリッとしていたり、水分を含んでいる感じだったりと、さまざまです。「こういう液を、このタイミングで吹きたい」「これくらいの粘度の液を、このタイミング・この温度でお願いしたい」など、お客様の希望をお伺いしながら、条件を決めて、装置の仕様をまとめておりました。

 

御社の製品の技術力、他社との違いはモノづくりの観点から見てどういったところだと思われますか?

当社は昔から、お客様のご要望に沿ってカスタマイズした製品を提供していくということに力を入れてきました。時には、お客様の期待に応えるために、「技術的に不可能だ」と言われていたことを、新しい技術を使って可能にするなど、常に技術力を磨いてきた点は、当社の強みであると考えます。

また、「常にチャレンジして、技術を成長させる」「どんどん難しいことにチャレンジして、仕事を楽しむ」といった社風が当社にはありまして、ただお客様の希望に沿って製品を具現化するのではなく、そこに付加価値をつけて提供するよう心掛けています。

――――実際、特許もたくさん取得していらっしゃいますよね

「特許数」や「どれだけ新しい製品を開発してきたか」など、純技術的な開発の面では、他社に負けていないと自負しております。逆に、「安く大量販売する」という点は、負けているように思います。

 

この先、お客様からのご要望はさらに高くなっていくと思いますが、どのような点に力を入れていかれるのでしょうか?

近年、医療費がどんどん高くなっていますので、薬の薬価を下げて、医療費の負担を減らすために、私たちには、効率よく・安く・早く作れる装置が求められるようになりました。当然ですが、競合との価格競争もあり、勝っていかなければいけませんので、お客様の予算範囲内で、品質の高い製品を提供するための取り組みを行っています。今後も、やはり「同じ機能で安く作る方法」や「新しい技術をどんどん製品に取り入れて進化させていくこと」がポイントになってくると考えます。

今後の事業展開について、新しい分野にも挑戦されていくような取り組みはあるのでしょうか?

そうですね。当社は医薬分野中心に事業を展開していますが、決して医薬分野一辺倒というわけではなく、例えば「化粧品分野」や「食品分野」、「電池分野」などにも事業を展開しております。今後も医薬分野を中心に取り組んで行くことに変わりはありませんが、医薬以外の分野に対して、もっと注力していく必要があると考えています。そのために、現在はその分野に適した、新しい装置を開発するための調査を行っております。

また、同じ医薬分野の中でも、例えば飲み薬や液剤の薬などは、粉体と装置がまったく異なります。ですから、今後は粉体だけにこだわらず、これまでの技術を応用して、医薬の中でも新分野への展開に取り組んでいく必要があると考えています。

 

御社は昔から海外と提携し、新しい技術の導入などをされてきたと思いますが、今後の海外市場への展開についてはいかがでしょうか?

日本の医薬技術は世界の中でもトップレベルです。ですから、国内で新しい装置の開発に取り組みつつ、既存の装置をアジア各国に展開していくような取り組みができればと思っています。実際、社内でも「海外」をキーワードに組織編成を行ったり、新たに人材を集めたりなど、海外の売上比率を伸ばすための準備をしております。

 

中途採用について、御社の求める人物像についてお伺いしたいです。

当社はモノ作りの会社ですので、「全部自分でやってやるぞ」という気概で仕事に取り組んでいただけるような方がマッチしていると思います。誰かに言われてからやるのではなく、「俺が売ってやる!」というような主体的な意識を持って仕事に取り組めるような方に、是非来ていただきたいですね。

 

実際、御社でご活躍されている社員はどのような方ですか?

何かしらに特化した強みを持っている方が活躍している印象ですね。社員自身も「この技術では負けない」という熱い思いを持って、仕事に取り組んでおります。

当社としても、まずはご自身の強みを活かしてほしいという思いを持っていますので、入社後は、できるだけその方にマッチした部署に配属することで、得意分野を伸ばしていただいてます。

また、その後は異動や転勤などで、さまざまな経験を積んで頂くことも大切にしております。

――――エンジニアとして幅広い知識を持ちつつ、何か1つ特化した強みを持った方が活躍されているのですね。

 

中途採用者の入社後の研修について、御社のこだわりポイントをお伺いしたいです。

まずは自社装置を知っていただくところからだと思いますので、当社では一般的な研修の他に、毎日装置をバラして洗っていただくといった泥臭い仕事も担当していただきます。結構大きな装置ですので、はじめはドロドロになると思いますが、「どうすれば汚れずに洗えるのか」を考えたり、実際にバラした部品を組み立てる際に「この装置は重くて組立てにくい」ということを実感していただいたりなど、現場で学んでいただく機会を大事にしています。

この研修は、営業や技術など職種に関係なく、入社いただいた方全員に受けていただくことにこだわっています。実際、私も新人の方と一緒にこの研修を受けたことがありますが、「面倒くさい」とただ見ている方と、そこで装置に興味を持って積極的に質問する方とでは、その後の成長が全然違うと感じます。

―――やはり、好きな方が伸びていくんですね。

そうですね。ですから、なんでも興味を持って取り組んでいただけるような方、例えば「図面だけ書きたい」という方よりも「機械を作って納めて、お客様を満足させたい」くらいの思いをもった方が当社にマッチしていると思います。

御社に応募を検討されている方にメッセージをお願いします。

当社には、やる気があればどんな仕事にも挑戦していただけるフィールドがあります。また、先ほどお話させていただいたように、自分が関与した仕事の成果を実感しやすい環境など、大手企業にはない、当社の企業規模感だからこそ、感じることができる仕事の面白さがあります。そういったところに、魅力を感じていただけるような方、モノを作って売ることに喜びを感じていただけるような方のご応募を、是非お待ちしております。

本日は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

株式会社タイズ担当 コンサルタント 大山 彰太

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