転職ガイドライン
[ 書類選考・企業研究 ]
「企業研究ってどうやってするの?」やり方と押さえておきたいポイントについて

企業研究のやり方が分からない……そんなあなたに!長く働ける優良企業を見つけるための、効果的な企業研究の方法とポイントを解説します。
求人票や企業HPだけを見て応募すると、ミスマッチが起こりやすく、転職活動がうまくいかないことも。
本記事では、社風や働き方まで見極め、本当に自分に合った企業を見つけるための具体的なステップをご紹介します。
タイズは大手・中堅メーカー専門の転職エージェントです。10万人以上の方の転職をサポートしてきた実績があり、クボタや村田製作所などタイズからの中途入社人数No.1の企業もあります※。実績豊富なタイズで転職を成功させたい方はぜひご相談ください。
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―目次―
1.企業研究の必要性と押さえておきたいポイント
2.企業研究の王道:企業HPを活用した情報収集(企業概要、理念、沿革、組織図、製品情報、IR情報、求人情報)
3.インタビュー記事で企業のリアルな姿を知る
4.転職エージェントを活用した情報収集
5.社員・OB/OG訪問でより深い情報を手に入れる
6.企業研究の時間がない場合は?
7.転職体験談
企業研究の必要性と押さえておきたいポイント

転職活動では、志望業界のうちの複数の企業に応募することになります。同じ項目を企業ごとに調べることで、他社との違いを分析しやすくなります。
表にしてリストアップすると分かりやすく漏れが出ないのでオススメです。以下が企業研究のオススメの項目です。
- 会社概要
- 企業理念
- 沿革
- 事業内容、強み
- 製品情報
- ビジネスモデル、取引先やターゲット顧客
- 競合他社
- 国内シェア率
- 業績
- 仕事内容(自身のキャリアが活かせるか)
- 求人情報
- 今後の事業方針
- 経営者の考え
- 実際の社員と会った所感
企業ごとにリストアップした項目を調べ、企業同士を分析・比較することで、それぞれの企業ならではの特徴が見えてきます。
その特徴がその企業でしか実現できないことになってくるので、自身の強みやキャリアプランと絡めて「この企業で働きたい理由」として、その企業だけの志望動機を作ることができます。
また、「転職して何を実現したいのか」という転職の理由、転職の目的を整理し、それらを達成するための条件もリストアップしましょう。
転職において重視する項目として以下のものが考えられます。
- 社風(若手がどんどん活躍できるような、活気的な社風など)
- 働き方(チームで働くのか、個人で動いていくのかなど)
- 入社後の教育体制や働き方(研修がしっかりしている、現場で学んでいくなど)
- 中途採用者のキャリアアップ(どのようなポジションを目指せるかなど)
- ワークライフバランス
- 転勤や異動、海外出張について
自身が重視したいポイントを企業研究の項目に追加して、合わせて調べていきましょう。
ここからは、企業研究を進めるにあたり、どのような情報を参考にすべきかを解説します。
企業研究の王道:企業HPを活用した情報収集(企業概要、理念、沿革、組織図、製品情報、IR情報、求人情報)

転職活動中の企業研究の最も簡単で且つ王道は、まずは当該企業のHPを読み尽くすことです。
単に企業概要や製品を眺めるだけでなく、経営理念や沿革、社長メッセージからはその企業の大事にしている価値観や社風が垣間見えます。
さらに上場企業であればIR情報から有価証券報告書などが閲覧でき、その会社の財務状況の詳細が確認できます。
また新卒用の採用ページや大手ナビサイトでは嚙み砕いて説明してあることが多いので、事業内容や顧客、競合などがより理解しやすいです。職種別の先輩社員インタビューなどが掲載されていることもあります。
企業HPから得られる情報の中で、特に重要なのは「理念」「沿革」です。
理念は会社の存在理由であり、その会社が目指す方向性を示す指針です。企業が求めている人物像のヒントにもなります。また、沿革は企業の職務経歴書のようなものと言えます。企業の歴史や成長過程を知ることで、企業理解を深めることができます。
まずはその企業に応募する上で、必ず知っておくべき基本情報の研究方法をご紹介しました。これらの項目を表にリストアップしていきましょう。
しかし、「社風が自分に合っているのか」「実際、どのような働き方をするのか」など自分にマッチしている企業かどうか判断するには、情報が足りないです。
ここからは「自分にマッチした企業に応募するための企業研究方法」をご紹介していきます。
インタビュー記事で企業のリアルな姿を知る

転職サイトやビジネスニュースサイトには、実際に企業で働く社員の方にインタビューした記事が掲載されています。
求人票や企業の採用HPだけでは見えない、仕事の面白み・社風・働き方を知ることができるので、積極的に活用してみましょう。
詳しい記事ですと求める人物像や面接で重視しているポイントなど、選考に有力な情報が載っていることもあります。
また、インタビュー記事の中には、優良企業なのにBtoB事業で知名度が低く、応募者が少ないといった、悩みを解決するために記事を掲載する企業も多く、業界研究や応募先のリストアップにも役立つと思います。
メーカー専門転職エージェント「タイズ」では企業で実際に働く社員の方のインタビュー記事を掲載しています。
求人票だけでは知ることのできない生の声を、ぜひ参考にしてください。
転職エージェントを活用した情報収集

転職エージェントサービスに登録すると、自分の担当になった転職エージェントに電話面談などで、自分が希望する転職条件を伝えて、年収や働き方、社風など自分によりマッチした求人の紹介を受けることができます。
また、実際に企業に出入りをしている企業担当者から、リアルな情報を聞くことができるので、応募する企業を厳選することができます。また、実情を知っている人から話を聞くことで、志望動機が深まると思いますので、面接でも話しやすいといったメリットがあります。
タイズは大手・中堅メーカー専門の転職エージェントです。タイズでは一人のコンサルタントが企業と求職者の方の両方をサポートしているので、他エージェントに比べてより詳しい企業の情報を求職者の方にお伝えし、選考のアドバイスをすることができます。社風などHPには掲載されない情報をお伝えすることもできるので、ご興味のある方はぜひご相談ください。
社員・OB/OG訪問でより深い情報を手に入れる

実際にその企業で働いている社員の方からは、本やHPに載っていない生きた本音の情報を得ることができます。特に、社風や社員の方にはどんな人材が多いかなど、ひとくくりに言えないことや、実際の業務内容、残業時間などを詳しく聞くことができるでしょう。
大学のOB訪問制度や、ゼミの先生に紹介してもらえないかなど、自分が使える人脈を一度見直してみてください。
企業研究の時間がない場合は?

新卒の就職活動と違い、転職活動は学生時代ほど時間がないために企業研究がおろそかになりがちです。
しかし、事前にしっかりと情報収集をしなかった結果、「残業が思っていたより多い」「思っていたより給料が上がらない」等、入社前と入社後のギャップに苦しむことになり、せっかく内定をもらって新しい職場に行っても、また転職を繰り返す羽目になりかねません。
忙しい社会人にとって転職活動は、いかに丁寧に、そしてスピーディーに活動できるかが大切です。忙しいからこそ、企業研究をして応募する求人を厳選していくことが、結果時間短縮にもつながるのではないでしょうか?
「そんな時間ない」「やり方がわからない」という方は、転職サイトのスカウトサービスや、転職エージェントの無料サービスを利用するのも一つの方法です。
転職体験談

| 転職先 | 電機メーカーの生産技術 |
|---|---|
| 前職 | 食品メーカーの生産技術 |
転職活動に必要な企業研究を行うにあたり企業ホームページや、企業口コミサイト、企業情報誌だけでは得られない情報の収集にはエージェントの方のご協力が必要でした。社風や、福利厚生の条件、具体的な仕事内容、働き甲斐などの情報に関する情報をいただいたことで、自身が転職後この会社で何をやりたいか、何が出来るかのイメージ作りがより明確にできました。
特にタイズのエージェントの方は、現職での面接の質問事例の情報を豊富に持っており、事前の頭の中の整理に役立ちました。複数のエージェントを利用し感じたことですが、エージェントによって持っている情報量の差は大きいです。情報が豊富なエージェントとの出会いは転職活動の大きな助けになると思います。
| 転職先 | 化粧品メーカーの研究開発 |
|---|---|
| 前職 | 化粧品メーカーの研究開発 |
転職活動は、新卒の時の就職活動とはかなり勝手が違うため、最初は「何から手をつければいいんだろう?」という状態でした。企業研究のやり方も忘れていましたね(笑)
タイズ社のコンサルタントの方に、企業のどんなポイントを見れば良いのか等、イチから教えていただきました。
結果、「業績の良い、将来性ある会社で、化粧品の開発に引き続き携われる」という希望に合った企業を見つけることができ、無事内定をいただくことができました。
現職の会社は、過去5年間の業績推移を求人票に記載するなどオープンにしていて、非常に好感が持てました。売上・利益が毎年右肩上がりで伸びており、海外展開も予定しているため、今後の成長にも大いに期待できます。
もちろん、研究開発のレベルが高いこともポイントでした。OEM開発を中心に行っている会社ですから、自社製品の開発に携わる以上に、色々なことにチャレンジできます。今までの経験を活かしつつ、この会社でさらに経験の幅を広げていきたいと思います。
まとめ
転職活動における企業研究は、ミスマッチを防ぎ、納得のいく転職を実現するために非常に重要です。今回ご紹介した方法を参考に、時間がない中でも効率的に情報収集を行い、自分にぴったりの企業を見つけてください。
メーカー専門転職エージェント「タイズ」は、社風や働きごこちと求職者の方の価値観をマッチングする「アナログマッチング」を掲げています。マッチング度と満足度の高い転職を実現したい方はぜひご相談ください。
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