40代の転職成功率を高めるための3つのコツ<40代転職成功体験談>

40代の転職は、20代、30代と比較して求人数が限られ、またレベルの高い即戦力人材が求められる傾向があるため、一筋縄ではいかないことが多いです。キャリア人生の折り返しタイミングを新しい環境でスタートさせるため、ここでは40代の方がどのような流れで転職活動を行い、成功をつかみとったのか、転職成功体験談と転職を成功させるコツをご紹介したいと思います。

―目次―

■40代の転職成功者が実践しているコツ ①求人の見つけ方が上手い!(40代転職体験談より)

■40代の転職成功者が実践しているコツ ②企業の募集背景を認識した上で、応募している

■40代の転職成功者が実践しているコツ ③年収を下げないために、確認・交渉している

■40代の転職成功体験談まとめ


40代の転職成功者が実践しているコツ ①求人の見つけ方が上手い!(40代転職体験談より)

Y.Kさん(男性/40代以上/事務/管理系)

まずは、転職サイトに職務経歴を記入して登録。数社の紹介会社からオファーがあり、転職サイトに登録してから3~4ヵ月後に活動を本格化させました。その後も何社か紹介いただき、活動を本格化して2ヵ月経った頃、現職の案件を紹介いただきました。
実はこの案件、別の紹介会社では「40歳では厳しいと思います」と言われていたので、一旦あきらめていたのですが、「可能性はあります」とのことで、チャレンジすることにしました。その後、選考はスムーズに進み、内定をいただきました。

Y.Mさん(男性/40代以上/事務/管理系)

数社の転職エージェントに登録し、求人紹介を依頼しましたが、最初は前職での仕事とポストに見合う案件が非常に少ない状態でした。そんな中、私の経歴を見て、「あなたさえ興味のある企業なら、求人を出していない企業にも売り込んでみます」ということで、担当コンサルタントの方に私が興味を持った企業の交渉を依頼、転職活動をはじめて2ヶ月で今の企業に内定が決まりました。

J.Tさん(男性/40代以上/事務/管理系)

何の準備もしていなかったので転職エージェントに登録し、転職動機や今後目指したい方向を一緒に整理し、自信の職歴と希望を踏まえた上で、求人を紹介してもらいました。その後何社か転職エージェントを通して応募し、5社面接しました。面接対策や企業研究を行った結果、転職活動開始からわずか3週間ですんなり決定しました。

40代の転職では、まず「希望条件を満たした求人案件を見つけること」が重要!そんな中、転職サイトやエージェントを利用して転職活動を行う方は多いようです。

転職活動をスタートさせるにあたり、以下のポイントを参考にしてみて下さい!

ポイント①:転職サイトに自身の情報を登録して、企業オファーを受ける

ポイント②:転職エージェントに登録して、担当者に自身の希望条件を伝え、希望条件にマッチした求人が出る度、最新の情報をもらう

ポイント③:行きたい企業の採用ページ・求人を確認する。求人がない場合でも、転職エージェントに問い合わせてみる。

40代の転職成功者が実践しているコツ ②企業の募集背景や、企業がミドル層の転職者に抱く懸念を認識している

企業が40代の求人を募集する背景

一概には言えませんが、40代のミドル層を募集する背景として多いのは、「事業を拡大する上で、将来の管理職候補となるような、キャリアを持つミドル層を必要としている」「企業がかかえる課題を解決できる人材が社内にはいないので、社外で探している」といった理由が多いです。

応募書類や面接では、企業の募集背景を踏まえた上で、企業の目標や課題に対していかに自身の持つ経験やスキルが役立つか、アピールすることが重要になってきます。的を射た応答ができるように、しっかり自身のアピールポイントを整理し、「転職理由、志望理由は簡潔にまとまっているか」、「伝えたい内容に一貫性はあるか」確認しましょう。

実際に「課題を解決できる人材を社外で探している」ケースの面接を受けた方の転職成功体験談はコチラ

企業がミドル層の転職者に抱く懸念

40代は、キャリアがあって自分なりの業務スタイルが身についている分、応募先への適応度合いや思考の柔軟性がチェックされるケースが多いです。企業の社風や文化を理解した上で、応募することをオススメします。

また、当たり前のことにはなりますが、業務内容の詳細、仕事の進め方、身につけたスキル、特筆すべき実績、採用することによって具体的にどんな貢献が期待できるかなど、現実的な質問が多いので、簡潔に答えられるよう、しっかりと準備しておきましょう。

40代の転職成功者が実践しているコツ ③年収を下げないために、確認・交渉している

40代の転職で懸念されるのが、給与ダウンです。これまで会社で積み上げてきた実績・キャリアがある分、「年収が下がる」といった、マイナスはできるだけ避けたいですよね。そのためのポイントとして、

①面接で、希望年収を聞かれたら、正直に答える。

→面接では、面接官に希望年収を聞かれた際に、自身が希望する年収よりも下げて伝えてしまう方も多いです。企業にとっても自分にとっても良い転職になるように、希望する条件は妥協せず、正直に伝えるべきです。

※転職エージェントを介在している場合、「これ以上年収が下がったら辞退する」という希望ラインを伝えて、企業に交渉してもらうという方法もあります。

→面接で直接伝え辛い場合、企業の担当エージェントを介して交渉してもらいましょう。

②手当などの福利厚生をしっかり確認する

→家族手当や家賃手当など、前職と比較してどのくらい出るのか事前に確認しましょう。手当を含めた総収入を確認することで、転職後の収入ダウンを防ぎます。

③年収が下がってもキャリアアップして年収を再びあげていくことができるか確認している

年収を下げたくない」というのが本音ではありますが、40代の転職は、ある程度給与が下がるケースも多いです。入社時の年収は前職より下がってしまうかもしれませんが、将来的なキャリアと年収を確認して、入社後ポジションアップを目指して仕事にチャレンジしていくことも一つの方法です。

→入社後年収が下がったけれど転職を成功された人の体験談

 

40代の転職成功体験談まとめ

T.Kさん(男性/40代以上/事務/管理系)
転職先 製薬メーカーの人事
前職 製薬メーカーの人事

転職を考えたきっかけ

中途採用で入社した前職の会社の経営状況が変わり、自身がやりたい仕事に就けなくなったことから転職を考えました

転職活動の流れ

転職活動開始

まずは転職エージェントに登録。その後キャリアコンサルタントの方からご連絡をいただき、自分の専門性や経験を活かせる「製薬会社の人事」の求人を案内いただき、応募することにしました。

面接

一次面接では、私の経歴について、どういうことをしてきたのかという質問を受けました。その後「当社で抱えている課題についてどう思うか、こうした課題に取り組んだことがあるか」との質問があり「そのテーマについては、こういう順番で問題が起こり、その対策を考え実施し、こうした効果がありました」といった経験をお話ししました。

二次面接では、役員と担当部長に担当していただき、経歴やスキルよりも企業文化や風土にフィットするかを判断するような面接がおこなわれました。

その企業に決めた決めたポイント

業績が好調で急成長している会社であったこと。ただ、その成長に対して、いろんな意味で人事制度が整っていなくて、今後古い制度の見直しや労働組合との協議をうまく進めていく必要があるということでしたので、私の経験が活かせると感じました。また、社風や文化も自分に合っていると感じ、長く働けるイメージができたので入社を決めました。

転職活動で苦労したポイント

私の希望する職種が人事、出来れば製薬会社という非常に限られた求人だったので、求人数が少なく、そもそもそういう募集が出てくるかどうかがポイントでした。また、これまでは大手企業に在籍していたので、自分が活躍出来て、なおかつ一定の給与を維持できるところに転職できるかどうかについては心配がありました。

転職して良かったこと

何よりも社風、職場の人間関係が素晴らしいと思います。また、サポーティブな上司にも恵まれ、きちんと私の仕事が立ち上げるように辛抱強く支援していただいており、大変感謝しています。

これから転職活動を行う方へのアドバイス

転職すると、ある程度給与は下がるケースも多いと思います。私が今回チャレンジしたのは、入社してからポジションを上げていくこと。そこに可能性があって、奮起してやり直すことに、チャレンジできると思えるのであれば、転職をお勧めします。給与が低くなるというのを乗り越えて、新しい会社で元の待遇に追い付くぐらいの気持ちを持って仕事に取り組める環境を選ぶ方がいいと思います。

T.Tさん(男性/40代以上/事務/管理系)
転職先 電機メーカーの物流
前職 化粧品メーカーの物流

転職を考えたきっかけ

前職の環境では、成長できる機会が少ないと考えたからです。物流や需要予測などをメインに仕事をしてきましたが、経営の環境が変わり、工場の建設がメイン業務となりました。このままでは自分の思い描いていた方向に業務が広がらないと考えたことが転職のきっかけです。

転職活動の流れ

転職活動開始

初めての転職でしたので、まずは大手求人サイトに登録し、そのサイトのエージェントを利用して活動していました。しかし、自分が志望する求人案件がなかなか出てきませんでした。そこで、新たにいくつか追加で転職サイトに登録し、希望条件に合った求人を何件か紹介いただきました。

面接

どうして当社を志望したのか、転職を考えた理由、また、希望の年収についてなどの基本的な質問から、「どんな業務を経験してきたか」、「当社にはこんな課題があるけれど、あなただったらどう改善すればいいと思いますか」といった質問も受けました。

その企業に決めた決めたポイント

現職の会社に決めた理由は、最終面接の前にわざわざ事業説明の機会をいただいたこと。また、面接結果の連絡を翌日にいただき、早く結果を出していただいたことに熱意を感じました。企業側にすごく必要とされていると感じ、転職するなら必要とされているところに行った方が良いと考えたのも現職の会社に決めたポイントです。

転職活動で苦労したポイント

大手求人サイトに登録して、3ヵ月間はあまり魅力的な求人がありませんでした。苦労というよりも、この年齢で初めての転職だとなかなか求人がないのかなと考えていました。

転職して良かったこと

環境を変えて、やりたい仕事に就けているので良かったと思います。日々やりがいを持って仕事に取り組めています。

これから転職活動を行う方へのアドバイス

私は転職活動を始めて3ヵ月、納得のいく求人がありませんでした。何社かには応募しましたが、うまくいきませんでした。活動当初は、少し違うかなと思いながらも無理して受けていました。受かったとしても行くかどうかわからない。そんな気持ちで受けていると熱意も伝わらなかったのだと思います。自分の年代・スキル・経験にマッチングする求人案件は、辛抱強く待っていれば必ず出てくると思います。自分のやりたいことを明確に持って、希望条件に合った求人に絞って転職活動を行うことをオススメします。

■まとめ

40代の転職は、「難しくてリスクのあるもの」と思われがちですが、ポイントを抑えれば、転職を成功されている方はたくさんいます。仕事をしながら、求人情報の収集、応募書類作成、企業研究、面接対策、退職交渉、、、、など仕事と転職活動の両立は大変ですよね。「時間がない」「書類を添削してほしい」「さらに転職成功確率をあげたい」と言う方は、転職エージェントの無料サービスを利用するのも一つの方法です。是非、希望に合った転職を実現できるように頑張りましょう!

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タイズマガジン編集部

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タイズは、2005年の創業以来、メーカー専門で転職支援を行っている転職エージェントです。15年以上の転職支援実績を元に記事を執筆しております。

受賞歴

  • 関西メーカー専門転職エージェント総合満足度NO.1(ゼネラルリサーチ調べ)
  • リクルートキャリア主催 GOOD AGENT RANKING ユーザー満足度部門入賞
  • パナソニック株式会社様 ベストエージェント賞 受賞

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