生産技術で出世したい!そのために必要な条件

製造業において生産技術は重要な仕事ですが、この職業でキャリアアップを考えた場合、具体的に何をすれば出世につながるのでしょうか。出世に必要な経験や能力について知ることができれば、今後の働き方にも反映させることができます。 この記事では、生産技術で出世するために必要なことについて紹介します。現在、キャリアアップを考えている生産技術エンジニアの方は参考にしてみてください。

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生産技術で出世するために必要な能力

生産技術で出世をするためには、具体的にどういった能力が必要になるのでしょうか。
この項では、代表的な能力について紹介します。

調整力・交渉力

生産技術は他部署との連携の多い仕事です。
それだけに、生産技術として出世するためには、より高い調整力や交渉力が必要となるでしょう。
さらに、マネジメントをする立場になるためには、高い協調性やリーダーシップが必要であるため、普段からスムーズな調整業務と積極的なコミュニケーションを意識することが大切です。

問題解決力

製造の過程では予期せぬトラブルが起こることもあります
そういった場合、生産技術は工程で起こった不具合をいち早く解決したり、達成すべきQCDに満たないときの具体的な対策などを考えたりしなくてはなりません。

これらのトラブルに迅速で適切な対応を行うことができれば、生産技術として高い評価につながるでしょう。

また、問題解決後は再発防止に努めることも生産技術の仕事です。トラブルを未然に防ぐため、問題の分析や予測、仮説検証などの能力も必要になるでしょう。

英語力

製造業界のグローバル化にともない、近年では昇進・昇格試験に英語の基準を設けている企業も多くなりました。そのため、一定の英語力を身につけておくことは評価につながります。

会社によっては海外拠点の管理を任されるケースもあります。現地スタッフの管理やコミュニケーションができる社員は、活躍の機会が広がります。外国人労働者を多く採用している企業や、海外との取引を増やしていきたい場合でも同様です。

英語力があれば業務の幅が広がるため、出世において有利な要素のひとつだといえるでしょう。

マネジメント能力

チームやプロジェクトを管理・運営するためのマネジメント能力は、リーダーに必要不可欠な要素です。
前述した調整力や交渉力はもちろん、チーム全体を見渡せられる広い視野と観察力、部下の育成なども必要になるでしょう。

多くの情報を包括的に整理することで、より調整力や交渉力が活かされ、プロジェクトを適切に進めることができます。

専門性

生産技術のノウハウが蓄積されていくことで、エンジニアとしての強みや専門性の高さを上層部から評価されやすくなります。
会社にとって価値の大きな人材として認識されれば、より出世にもつながりやすくなるでしょう。

生産技術のノウハウは、入社後に業務経験や独学などで蓄積していくケースが一般的です。
何事にも興味を持って意欲的に業務遂行することが、高い専門性を獲得するための確実な方法だといえるでしょう。

逆になくても良いもの

業務範囲が多岐にわたる生産技術においては、経験や能力が重要とされています。
そのため、「単に勤続年数が長い」というだけでは昇進や昇格は難しいでしょう。

とはいえ、「生産技術として長く働けている」ということは、必然的に実力者という場合がほとんどです。
各部署との調整業務や設備トラブル対応など、長期間にわたってさまざまな業務を遂行してきた実績は、出世に必要な能力として評価の対象になるでしょう。

出世のために必要なマインド

ここからは、出世のために必要となる意識や考え方について解説します。

主体性・組織の一員であるという意識

生産技術で出世するためには、個人プレーではなく、生産ライン全体を俯瞰し臨機応変に対応できるかどうかが重要になります。
任せられる業務は別の人に依頼して、自分がやるべきことを適切に見出して対処するといった働き方が求められます。

そして、会社の問題や課題に対しては、組織の一員として主体性を持って取り組むことが大切です。
会社の問題を自分事として捉えることで、より高いモチベーションで業務に取り組むことができるでしょう。熱意を持って会社の問題解決に取り組む姿勢は、経営側にとっても評価の対象にもなります。

経営者視点

単に一社員として働くのではなく、経営者視点で仕事をすることも出世のためには必要な考え方です。

「会社全体が成長するためには何が必要で、どのような課題があるのか」「企業全体の改善のために生産技術でやれることはあるか」など、経営者視点で物事を考え行動できる人材は貴重です。

経営側としても、会社の成長を考えることができる人物を評価することは、当然の判断だといえるでしょう。

最新技術や情報について学ぶ姿勢

製造業界では常に技術革新が起きているので、最新技術や情報を貪欲にキャッチ、アップデートしていく姿勢が求められます。

単に今までと同じやり方を繰り返すだけでは、同じ成果しか出すことができません。
時代に合わせて会社が発展していくためには、生産技術エンジニア自身が最新情報について学び続けていく必要があります。変化する意識を持ち、現状維持にとどまることなく、常に新しい結果を出そうとする気持ちが大切だといえるでしょう。

生産技術として「現状では何が課題なのか」「どう貢献するか」などを日頃から考え、それに応じて最新技術の導入や提案などを行うことも、出世につながる働き方です。

生産技術に求められる能力については、以下の記事でも取り上げていますので、あわせてご参照ください。

生産技術に向いている人の特徴とは?仕事探しのポイントも紹介

それでも出世が難しそうなら転職も考える

ここまでは、生産技術のキャリアアップに必要な事柄について紹介しました。
しかし、企業の考え方や方針などによっては、これらの経験や能力が十分に備わっていたとしても、必ずしも出世には結びつかないケースもあります。
こういった場合、現在の会社にとどまるよりも、思い切って転職を考えるのも選択肢です。

最後に、生産技術において出世がうまくいかないケースと転職について解説します。

先輩や上司の仕事への取り組みを見てみる

もしも前述した能力があり、成果を出しているにも関わらず出世ができないようであれば、現在勤めている会社の評価軸が、一般的な基準と異なっている可能性が考えられます。

本記事の「逆になくても良いもの」では、生産技術は勤続年数の長さよりも経験や能力が重要であると解説しました。しかし、企業によっては社内政治や年功序列などを重視しているという場合もあります。

また、「生産技術職に重きを置いている企業かどうか」という点も、出世には大きく影響する要素です。もしも生産技術よりも研究開発や設計などの、上流の部署を重要視している企業であれば出世は難しいでしょう。

これらのようなケースはあくまでも企業側の問題なので、生産技術エンジニア自身の能力や経験不足が出世の妨げになっているわけではありません。

評価基準の異なる会社の場合、前述したように転職のほうが出世の芽はあるといえます。
思い切って現在の会社を退職し、自分の経験や能力をきちんと評価してくれる別の企業に転職するほうが、キャリアアップの可能性は高いといえるでしょう。

転職するならタイズ

生産技術で転職をするのであれば、業界に詳しい転職エージェントを利用することがおすすめです。
同じ「生産技術」という職種でも、応募先企業によって採用基準が異なります。たとえ現在の会社で十分な実績があったとしても、応募先企業の求める経験や能力と合致していなければ、採用されることは難しいでしょう。
しかし生産技術に詳しい転職エージェントであれば、プロの視点から双方のニーズに合った最適な応募先を厳選することが可能です。

メーカーに強いタイズでも、精度の高いマッチングを実現しています。
タイズ独自のアナログマッチング®により、転職希望者の希望や価値観、人柄や性格などを考慮した最適な応募先を提案することが可能です。
転職コンサルタントは関西メーカーの内情に詳しいので、転職先の評価軸や人事制度も熟知しております。転職希望者のキャリアプランをより実現できそうな企業を紹介することもできるでしょう。そのため出世や年収アップの可能性も高くなります。

以下にタイズの転職成功事例の一部を紹介します。

【タイズの転職成功事例(年収アップの事例)】■E.Fさん 20代/自動車部品メーカーの生産技術
前職の経営に不安を感じ、転職を決意しました。
忙しい仕事の合間でも、コンサルタントの対応により希望どおりの企業に応募でき、転職することでより専門性が高くやりがいのある仕事に就け、給与も前職より20%アップしています。■K.Hさん 30代前半/電子部品メーカーの生産技術
自己分析としても良いきっかけになり、自分を見つめ直すことでスキルや課題の整理もできました。
やりがいを求めて転職を考え、スキルを活かせるような自分が望む仕事に無事転職できました。給与は下がるのが普通と思っていましたが、実際はかなり上がったため嬉しいです。■M.Yさん 20代/自動車部品メーカーの生産技術・品質保証
多くの残業と出張などで、長時間の拘束時間により健康面にも影響が出たことが転職のきっかけです。
コンサルタントと最後の最後まで協力し合い、自発的にも動くことで前職よりも良い労働環境と高い給与、各種手当も充実した企業に転職できました。

このほかにも多くの成功事例がありますので、生産技術で転職を考えている方は、ぜひタイズにご相談ください。

まとめ

今回は、生産技術で出世するために必要な能力について紹介しました。
生産技術としてキャリアアップするには、業務に必要な調整力や高い専門性はもちろん、経営者視点やマネジメントスキルなども重要となります。
しかしいくら経験や能力を備えていたとしても、企業の方針によっては出世自体が難しいケースもあります。

十分な実績があっても出世できていないという方は、評価基準の違う会社へ転職するのも選択肢です。生産技術エンジニアとしての自分をきちんと評価してくれる会社に転職するほうが、より出世の可能性が高いといえるでしょう。

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この記事を書いた人

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安達 篤史

株式会社タイズ

これまで17年間、転職エージェントのコンサルタントとして従事し、これまで1,000名以上の転職支援を実施。
技術系を中心に幅広い知識・経験があり、納得感のある転職を実現している。

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