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2018.09.27【関西ニッチトップメーカー特集】フィブイントラロジスティクス株式会社の自動仕分け搬送システムについて、代表取締役社長の松本孝裕様にお話を伺いました。

(2018.9.27更新)フィブイントラロジスティクス株式会社 代表取締役社長 松本孝裕様

メーカー専門の転職サイト「タイズ」に求人を掲載しているフィブイントラロジスティクス社の代表取締役社長・松本孝裕様に、フィブイントラロジスティクス社がニッチトップメーカーとしての地位を築いている背景、同社の社風や中途採用で求める人物像などについて、コンサルタントがインタビューさせていただきました。

■フィブイントラロジスティクス株式会社の概要

代表者:代表取締役社長 松本孝裕、本社所在地:兵庫県神戸市中央区、設立:1961年5月、従業員数:108名(2018年1月現在)
物流関連装置・設備や情報システムなどの物流システムの開発・据付・アフターサービス。
創業以来、スウェーデンのサンドビック株式会社日本法人のコンベヤ(ソーティング)部門として、1975年に国内初のスチールベルトソータを納入。また、1987年にはこれも国内初となる「クロスベルトソータ」を納入。仕分けシステムのパイオニアとして実績を重ね1999年子会社として独立。その後、2007年にフランスの大手産業機械装置を手掛けるFives(フィブ)の傘下に入り、2014年にフィブイントラロジスティクス株式会社に改称。運送業界におけるあらゆるソーティング(並べ替え、仕分け)が可能な搬送システムで国内トップシェア。

インタビュー

フィブイントラロジスティクス株式会社 代表取締役社長 松本孝裕様
2018年4月より代表取締役社長に就任

松本様のご経歴について教えてください。

神戸生まれの神戸育ちで、新卒で入社した会社では海外のお客様を中心とするプラント事業部に配属されました。EPC事業(エンジニアリング事業、設計Engineering、調達Procurement、建設Construction)の3つのフェーズ遂行する部門で、この会社での前半はプロセス制御の設計を、後半は調達部門に転じて海外調達を主として担当していました。設計部では、ヨルダンのセメント工場や中国の製鉄プラントの設計と現地工事・試運転に携わりました。1年の中国現場赴任を経て帰国すると、ちょうど日本はバブルの時代で海外留学が流行っていて、上司の勧めもあり、経営の勉強をするために一年間、アメリカの大学に短期留学させて頂きました。これをきっかけに調達部に移動となりました。そこでは中近東エリアのお客様を対象にすることが多かったのですが、中近東のお客様はメンテナンスの観点からヨーロッパの製品を導入したがる傾向があり、しばらくドイツに駐在してみるかという話が出たことをきっかけに、ドイツに6年間駐在しました。この会社には合計で20年弱勤めましたが海外事業が円高などの影響もあって利益が出なくなり、縮小傾向になった頃に転職の声がかかり、いくつかの企業を経験した後に2017年6月に当社に入社し、今に至ります。

ヨルダン、中国、アメリカ、ドイツ…さまざまな国での実務経験をお持ちなのですね。

海外での経験が今の会社でも生きていますね。ドイツでは電機品の購買をしていましたが、ついでに機械の購買もしてくれとだんだんと守備範囲が大きくなり、プラントに必要なもののほとんど全てを扱うことになりました。現地の人を雇用したりもしながら、ドイツでのこの6年間は自分を形成する重要な期間であったと思います。この会社で経験した多くの機械を組み合わせた巨大システムが目の前で動く様をもう一度見たいという気持ちが抜けず、「プラントに関わる仕事がしたい」とずっと思っていました。その時に出会ったのが今の会社です。現会長の岡田と話をして意気投合しました。

どのような役職で御社に入社されたのでしょうか。

副社長として入社しました。新卒で入社した会社とは業界が異なりますので、副社長というポジションで、対応する業界やお客様を知り、当社の技術を理解する期間(10ヶ月)を頂戴した後に、2018年4月に社長に就任しました。

「プラントに関わる仕事に再び携わりたい」という思いに、フィブグループとの親和性を感じるのですが。

フィブグループは19のビジネス領域を保有しているのですが、私のビジネスの経験の中で出会ってきた分野や企業がたくさんありました。初めて見たフィブのパンフレットの中にFCB社(フランスのセメント製造プロセスや関連装置を手掛ける企業)の文字があって、「FCBはフィブのメンバーなんですか!あの世界を席巻するFCBですよ!」と驚きました。まずフィブに対して、すっとほれ込んでしまいました。「エンジニアリング」をキーワードとして世界のトップブランドを築いている企業の集合体、その中のイントラロジスティクス(倉庫内の物流)を担うのだと、すぐに親しみを感じました。

御社に対する印象は、入社前後で変わりましたか。

入社後の方が圧倒的に良い印象を持ちました。社員には、「この会社は本当にいい会社だよ、君たちは気づいている?」と聞くんですけど、そう思っているのは私だけではない筈です。たぶん(笑)。入社後に気づいたことが大きく3つあります。

1点目は、当社は外資系の企業、フィブグループの企業ですが、本社の管理の強さを感じないことです。2点目は、当社はこれまで納期遅延を起こしたことがなく、客様から絶大な信頼をいただいているということ、3点目は成長している物流業界において当社の自動仕分システムをさらに発展させ、もう一段階加速して会社を伸ばしていけると実感したことです。

1点目について詳しくお聞かせください。

外資系企業というと本社の管理部門がものすごく強くて、本社のコントロール下に組み込まれて身動きができないという所が多いかと思います。そのような中でフィブグループの良い点は、本社の管理をほとんど感じないということです。「せっかくフィブグループの一員になってもらったのだから、買収前の会社が持っていた良いところは壊したくない。素晴らしい会社だと思ったから仲間になってもらったんだ。」と言われました。フィブグループ全体で目標を達成するという前提はありますが、それぞれの企業に良いところを伸ばしてもらいたいと考えているので、大きな自治権が与えられています。フィブグループの各企業や新たに加わった企業とも非常に仲が良いです。その一体感はとても魅力的ですよ。私も初回の会議に参加した瞬間、Hi!と声をかけられ、夜は一緒にワインを飲んですぐに仲良くなりました。

松本様は、これまでにも外資系企業でご経験されてこられたのでしょうか。

アメリカの2企業とイギリスの1企業、当社の合計4社の外資系企業を経験しています。これまで経験してきた企業と比較すると、とても自由のある会社、結果を出せば次々と新しいことに取り組める会社だと思います。自由があるとういうことは当然、責任があるということの裏返しですが。また、フィブグループの全世界のトップとの距離がものすごく近いです。全世界をオペレーションしているフィブグループの会長、社長、事業部長にすぐアクセスできます。日本にも気楽に来てくれますし、一緒にお客様のところを訪問したり、議論したり、活発なやり取りがあります。

2点目について教えてください。

スビアMDというクロスベルトソータが当社のトップブランド製品で、国内の宅配便業界における自動仕分機で90%以上のシェアを獲得し、ほぼ独占状態です。加えて、私自身驚いているのが、これまでに納期遅延を一度も起こしたことがないこと。プラント業界ではありえないことです。毎週お客様と会って話をするのですが、「やっぱり御社じゃないとダメなんだよ。」と、当社の製品に絶大なる信頼感を持っていただいています。このお言葉をいただけるのは嬉しい限りです。テクノロジーリーダー戦略そのものを実現している会社に入社できたことを誇らしく思います。

クロスベルトソータが登場する前は、スチールベルトソータが御社の主力製品だったとお伺いしています。どのような点が新しくなったのでしょうか。

スチールベルトソータは名前の通り、モノを運ぶベルトがスチールでできています。ベルトが切れない、錆びない、故障知らずという高耐久性。システムが極めてシンプルなのも強みです。大きめの荷物を扱われるお客様に現在も愛用いただいています。30年以上使用されているお客様、20年使って工場を新設することになったのだけれど、まだまだ使えるから移設してほしいというお客様もいらっしゃいます。

クロスベルトソータはどのような背景で生まれた製品なのでしょうか。

宅配便で扱う荷物の数が飛躍的に多くなり、加えて多方面仕分け、例えば、近畿地方、中国地方という仕分けではなく、兵庫県、大阪府、さらには神戸市東部、神戸市西部とエリアを細分化させる必要が出てきました。荷物を捌くスピードと多シュート化(仕分け)に限界が出てきました。ここで登場したのがクロスベルトソータです。1時間あたり1万以上の荷物の処理が可能です。eコマースの伸長に対応できる最新鋭製品です。

クロスベルトソータのどのような点に技術の強みがあるのでしょうか。

クロスベルトソータは、縦方向に進むセルと呼ばれるユニットに横方向のベルトコンベア(セル)を組み合わせ、セルそれぞれに別の動作を発生させることで、仕分けスピードと多シュート化を実現させた製品です。幾つかの縦方向の駆動装置やセルの横方向のベルトに異常が発生しても、他の部分の機能が停止することはなく継続して運転を行える、極めて冗長性の高いシステムでもあります。このタイプの仕分けシステムを開発しているのは当社だけではないのですが、給電方式や駆動方式に当社独特の仕組みを有しています。

当社のクロスベルトソータのセルは自己発電しています。セルが動く時に自己発電をしています。また、先に述べたように、クロスベルトはセルの1つ2つが壊れても運転に支障はありません。壊れた箇所が自動検知され、例えば、セル100番と110番が壊れていると認識されると、そのセルには荷物が置かれないように制御されています。1日の作業が終わった後に、故障個所だけを修理すればいいようになっています。

加えて、私たちの最大の強みは、全ての制御プログラムを自社で開発しているということです。ですから、どうも動きがおかしいとなった時にすぐに対応可能です。違った側面から言いますと、お客様の運用ノウハウが当社にどんどん蓄積され、お客様の設備が頭に入っていますから、この部分をこんな感じで拡張したいのだけれど…という要望に対して、あ~はいはい、もうレイアウトは頭にありますよ、といった対応ができる訳です。この対応力・提案力は他社には実現できません。

3点目を教えてください。

物流業界はeコマースを背景にマーケットがどんどん拡大しているのですが、お客様の成長はそのまま設備の新設・更新へと繋がり、我々もそれに引っ張られて伸びています。さらにお客様からは自動仕分システムだけにとどまらず、1:モノが入ってくる、2:仕分けする、3:積みこむ、という流れの中の1と3もなんとか自動化したいという声をいただいています。この要望に対して、2018年9月の物流展で積み下ろしの自動ロボットを発表しました。我々は自動仕分システムからさらに一歩進め、もう一段階加速して会社を伸ばしていけると思います。そもそも伸びている業界の中で、さらにもう一段階伸びえる会社であるという点に良い印象を持ちました。

物流展で紹介される製品について詳しく教えてください。

荷物を降ろしてコンベアに乗せる、All Made in Japanのロボットが登場します。パレット(物流用に使う台)から荷物を降ろす技術は既に完成してきているのですが、我々はカゴ車(仕分場の一時保管や、トラックへの積込場までの搬送に用いられる運搬用台車)の一面を開けて、荷物を判別して取り出す作業を自動で進めるロボットを開発しました。カゴ車に入っている荷物は大小さまざまです。荷物を見て、画像処理によってサイズを把握し、障害物であるカゴ車に当たらないように制御して荷物を取り出します。この製品を導入すれば、カゴ車を所定の位置に置けば、あとは勝手に荷物がなくなっています。

今後はカバーする領域をさらに広げていかれるのでしょうか。

私たちはイントラロジスティクスを名乗る会社、つまり、倉庫の中の物流の問題を解決する企業です。今後、新たに注力していきたい分野はロボットと自動倉庫で、業界を限定せず、配送センター内の合理化にとことん注力したいと思っています。

御社の社風については、どのように感じていらっしゃいますか。

外資系の企業ですが、外資系という言葉が似合わない会社です。社員と私の距離も、ものすごく近いですよ。私に対して遠慮がなく、私もそれを歓迎しています。そういった意味で働きやすいと思いますよ。私も意見を言いたいし、社員にももっとどんどん意見を言ってもらいたいです。この文化は規模が大きくなったとしても失ってはいけないと思いますね。チームとしての一体感を大事にしています。

御社ではどのような特徴を持つ人材を求められているのでしょうか。

個人的には、何か光るものを持っている、一芸に秀でている方に惹かれます。この会社でさらにその強みを伸ばして一流になってほしいですね。あと、今までの経験の中で何をやり遂げたか、何に感動したかと聞いてパッと出てくる人はいいなと思います。この感動を再び味わいたい、この分野については私に任せてください、など、プロジェクトを主導したいという意欲のある方、こういうことにチャレンジしたいという方はまさしく当社に合っていると思いますし、そのチャンスを用意できると思います。「一人でフランス行ってきてもいいですか。」みたいな人が来てくれたらすごく嬉しいですね。会社全体で何かを突破していく力をつけていきたいと考えています。仕事においては歩いてはダメ、走らないと。それを楽しいと思える方を求めています。

これからご応募される方へメッセージをお願いします。

我々は物流の自動化システムによって物流業界に貢献しています。この会社では日本の人々を支えているという実感を持って働くことができると思います。荷物が届いた、その荷物は我々のシステムを経由しています。この喜びを一緒に味わっていただきたい。我々のさらなる挑戦に一緒に参加したいという方、もっと世界に羽ばたきたいという方にぜひ来てほしいですね。

本⽇は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

 

―担当コンサルタントより―
今回の取材を通じて、フィブイントラロジスティクス株式会社の圧倒的な技術面の強みや顧客からの高い信頼があり、自動仕分けシステムのテクノロジーリーダーとして物流・流通業界を牽引されていると知りました。また、外資系企業でありながら、内部は外資系の色は強くなく、非常に自由度があり、次々と新たなことにチャレンジできる環境があることも実感しました。ヨーロッパ企業の風土である「社員を大切にし、その家族も大切にする」という概念が根付いており、まさに日系企業と外資系の長所が融合した働きやすい環境が同社にはあります。情熱を持って新たなことにチャレンジし、成長したいと考えている転職希望者の皆様に、是非エントリーをご検討頂ければと思います。

この取材は私が担当致しました
株式会社タイズ コンサルタント 野中 奨高

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