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ボーナス(賞与)をもらってから転職活動を行うべき?

6月・12月の賞与支給時期になると、経済紙に関西メーカーの賞与ランキングが掲載され、賞与についての話題が増えてきます。関西メーカーへの転職をお考えの皆様からも、賞与に関する質問が増えてくる時期です。
「できれば賞与をもらってから転職活動をスタートしたい・退職交渉を伝えたい」
など、賞与の支給に合わせた転職活動の進め方の相談を受けることもございます。
そこで今回はポイントをお伝えいたします!
〈目次〉
※本記事は2016年に公開されたものを再編集しています。
1.ボーナスをもらってすぐに会社を辞めるのは気まずい?
2.ボーナス(賞与)の時期を気にして転職活動を行うデメリット
3.転職先でボーナスはもらえるのか
4.一般的なボーナスの査定期間
ボーナス(賞与)をもらってすぐに会社を辞めるのは気まずい?
「ボーナスをもらってすぐに退職するのは、周りの目が気になる」「なんだか申し訳ない」と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言いますと、ボーナスは労働の対価でもあるので、後ろめたい気持ちにならず、受け取ってください。
ただし、ボーナスをもらうことを前提とした転職活動を行ったことが会社に知られて、退職交渉が長引いたり、悪印象を残してしまう可能性もありますので、注意してください。

ボーナス(賞与)の時期を気にして転職活動を行うデメリット
面談でも、よくお伝えをするのですが、賞与時期を考慮しながら、アクションを起こされますと、以下のようなデメリットも出てきます。
1.活動時期を延ばしている間に、採用人数が1名の求人が埋まってしまった。
気になる求人があるのに、賞与をもらってから活動しようと考えて、先延ばしにしていたら求人が終了していた。というケースも少なくありません。
特にエンジニアなど専門性が高いお仕事をされている場合、該当する求人が少ないため、1つの魅力的な求人を見逃すことで、次に受けたい求人が見つからず、転職活動が長期化してしまったという話も少なくないです。
2.転職が決まるタイミングの予想は難しい
「3ヶ月で転職活動を終えて、賞与をもらって1か月後に退職交渉をする。」と計画を立てても、希望のタイミングにならないことはよくある話です。
中途採用では、新卒とは異なり、内定が出る時期が決まっていません。希望の求人があるかどうか、選考回数、選考期間も企業毎に異なるなど、不確定な要素が多く、退職したい日から逆算して活動を進めるのは、実際難しいところです。
3.転職先に早期に入社することで、賞与アップも?
皆さんが、見落としがちなのは、次の会社での賞与のことです。
入社時期が早くなることで、賞与の算定期間中の在籍日数が増え、初回の賞与の支給額が実質増えることになります。前職よりも給与がアップしている場合は、月額給の差額分もプラスになってくるなど、早期に入社することのメリットもあります。

転職先でボーナスをもらうことはできるのか
一般的に、転職後の初めてのボーナスは支給されないことが多いようです。
「賞与をカウントする期間内にフルで在籍していたか」が基準となりますので、企業によって取り決め方が異なってくると思いますが、満額が支給されるケースは少ないようです。
一般的なボーナス(賞与)の査定期間
ボーナス(賞与)は「賞与算定対象期間」(賞与査定期間・賞与算定期間)によって決まります。
≪一般的なボーナス(賞与)査定期間≫
■冬のボーナス(12月賞与):上期4~9月
■夏のボーナス(6月賞与):前年下期10~3月
以上、ポイントをお伝えしましたが、結論としては、
「自分が受けたい企業が見つかれば、賞与支給のタイミングを気にせずに応募してみる」
ということをお勧めいたします。
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