【(株)メディカロイド】国産手術支援ロボットの品質総責任者に仕事のやりがいや今後の展望をインタビュー!!

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飯田 隆浩様
参与 品質保証・薬事臨床開発統括担当
兼 品質保証部 部長
総括製造販売責任者
国内品質業務運営責任者

01. 会社概要

株式会社メディカロイド:川崎重工業株式会社とシスメックス株式会社との合弁会社である当社は、世界で需要拡大が見込まれる国産手術支援ロボット「hinotori™」の本格開発に着手し、開発、設計、製造、販売、アフターサービスの体制を構築しています。2020年8月製造販売承認を取得。

資本金79億6000万円に加えて、国のバックアップも受け、2024年には国内で270億円、海外では約11兆円の市場に挑むベンチャーです。まだ新しい会社で少数精鋭でキャリア入社の方も主役として活躍でき、新しいことにチャレンジするマインドを持った方にとって魅力的な会社です。

 

02. 飯田様のご経歴について

「まずプロフィールをお聞かせください」

1990年に大学を卒業してから、これまで一貫して国産の医療機器メーカーにこだわって勤めてきました。

実は大学在学中に就職のことを考えていた頃から、医療に貢献したいと思っていました。思い返せば、小学生、中学生の時によく病院にお世話になっていましたし、親族に医療関係の人もいました。さらにモノづくりが好きな性格がベースにあり、病院に行って治療の道具を見ると「これはなんだろう」と興味がありましたし、潜在的に医療に関わりたいと考えるようになったのかもしれません。

現状、日本市場の医療機器は輸入超過で、特に治療機器に関してはその割合が高いです。日本の患者さんに国産の医療機器をもっと使ってもらいたいという思いから、国産の医療機器メーカーにずっと従事してきたのです。自分たちが設計・生産したものを医療機関に提供することが人生の醍醐味だと考えています。

前職では、カテーテルメーカーにて30年間ほど勤務しましたが、最初の20年程は設計開発に携わり、その後、薬事や品質保証を担当する部署の責任者になりました。そこでは、品質保証、薬事、臨床開発、安全管理など医療機器に必要な業務を行ってきました。

「設計開発から品質保証になられた時は大きく業務が変化したと感じましたか」

あまり変わった感じはなかったですね。設計しながら薬事にも関わっていましたし、医療機器の品質マネジメントシステムを理解しないと設計できない部分もあります。患者さんが実際に使う臨床評価にも設計として関わるなど、モノづくり以外の知識も自然と身に付きました。

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「メディカロイドに転職した経緯を教えてください」

メディカロイドに入社したのは2019年10月で、今で約1年になります。転職した理由は、国産で初の治療ロボットを作るという事業に関わってみたいと思ったからです。

国産の治療ロボットがそろそろ世に出るという話は聞いていたのですが、それをやっているのがメディカロイドだと聞いて、ぜひやってみたいと思いました。年齢的に考えて最後のチャンスだと思い、国産の治療機器のためのたくさんのサポートがしたいという強い思いのもとメディカロイドへ入社を決めました。

「入社して驚いたことはありますか」

前職とは文化が随分違うと思いました。メディカロイドは2つの親会社(川崎重工とシスメックス)の社員と、設立後に直接採用したプロパー社員が居ます。彼等の文化をうまく融合させる役割も期待されていると思います。

メディカロイドには医療機器の経験がない方もいて、同じ土俵に乗ってコミュニケーションするのは、面白くもあり苦戦しているところでもあります。

03. メディカロイドの事業内容や今後の展望について

「「hinotori™」の申請~承認までの一年間は大変でしたか」

大変でした。

理由は、まずメディカロイドは申請の経験がないという点があります。薬事は設計や生産などいろんな部署の情報を吸い上げて、作成する必要があります。ですが、各部署が医療機器に慣れていないため、勘所を掴めておらず、その収集が大変でした。情報が足りない時もあれば、逆に多すぎることもありましたね。

「申請が承認された時はいかがでしたか」

久しぶりの達成感を味わいました。会社の歴史に残る一大イベントだったと思います。

「これから販売フェーズに入ると思いますが、いろんな障壁があると予想されていますか」

これまでの経験で多分こんなことが起こるだろうなという予測はしています。次の販売フェーズは、この会社にとって初めての経験で大丈夫かなと心配する部分もありますが、先んじていろいろとサポートしておこうと考えています。

メディカロイド開発の国産手術支援ロボット「hinotori™」

04. 中途採用における求める人物像や社風について

「品質保証部門の人材を増員する理由を教えてください」

次のステージで実際に国内販売を開始した後は、お客様から「ここを改良してほしい」といったフィードバックが寄せられます。それを製品の進化につなげていく業務が自然と増えていきます。

並行して新製品も増やしていきます。これらの製品をアメリカやヨーロッパに販売していく予定ですが、その為にはさらに規制要求事項に適合させなければなりません。その準備には人員の増強は絶対に必要なのです。

「品質保証部の現在のスタッフ構成と今後の展望についてはいかがですか」

現状は即戦力と経験を重視した採用を行っていますが、今後は会社の長期継続を見据えて20歳代も採用したいと思っていますね。

若い世代を育てるための教育体制に関しては、まだまだ課題があると思っています。

入社直後には、医療機器に関する基本的な品質マネジメントシステムを習得する教育プログラムはありますが、配属後は各部署でのOJTが中心となります。これからは経験やスキルに応じて、プランAやプランBといった教育プログラムを用意する必要があると感じています。

「中途入社の人材に対して求めるスキルは」

医療機器に関する知識と実務経験ですね。

同じクラスの医療機器を経験されている方なら、特に外科治療でなくてもとっつきやすいと思います。

「残業などワークライフバランスはいかがですか」

品質保証では慢性的に残業が多いということはありません。ただ、行政対応直前などはどうしてもかなり忙しくなります。

メディカロイド社

 

「メディカロイドで働く魅力についてはいかがですか」

当社の「hinotori™」が国産初の手術支援ロボットだということは魅力だと思います。同じ仕事をするにしても後発医療機器をやるよりも面白いと思いますね。

国産の医療機器を多くの患者様に使ってもらって世界に発信するというビジョンや使命感も大きいですね。この会社の特徴だと思いますが、若い人たちがメディカロイドのビジョンや目標に対してとても前向きなことに感心しています。

「面接ではどんなお話をされますか」

「この会社に入ると変化を楽しめます」と話しています。これから変わっていくところはたくさんあります。だから、ルーティンで粛々と仕事をやりたい方には向いていないので、お話する中で考え方や適性を見極めます。

今後どんどん変貌していく会社なので、常識にとらわれず変化を楽しめる方にとってはとても楽しい会社だと思いますよ。

「最後に転職を考えている方へのメッセージをお願いします」

今まで話してきたことの集約になりますが、手術支援ロボットという世間も医療従事者からもすごく注目されている製品に携われますし、それを世界に広げていく仕事にも携わることができる。そのためには会社は様々な変貌を遂げていかなければなりません。

それを楽しみだなと思える方はぜひとも当社の求人にご応募ください。

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飯田様と弊社コンサルタント・安達(左)

05. 【取材を終えて】

今回、飯田様のお話を聞かせて頂き、飯田様の国産初手術支援ロボットに対する強い情熱を感じました。前職での素晴らしいご経歴や実績、経験を活かし「「hinotori™」の申請が承認された時はガッツポーズが出たと仰った時の笑顔が忘れられないです。

また、今後実際に販売・施術となる際のリスクを背負う覚悟や、国内だけでなく今後の海外承認によるグローバルへの展開など、やりがいのある仕事をしながらメンバーをまとめげていることから、今後も魅力的な方をご紹介させて頂きたいと考えました。

この記事を書いた人

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安達 篤史

株式会社タイズ

  • 関西メーカーへの高い合格率に自信あり。メーカーへの深い知見、太いパイプを活かした転職のご支援をさせていただきます
  • 「勤務地・給与」といった条件だけではなく「働きごこち・忙しさ・社風」など転職の軸を丁寧にヒアリングさせていただきます。
  • 転職成功者の満足度は92%! ※当社経由でご転職に成功された方へのアンケートより