リコンバレーに進出し、本格的に半導体分野へ進出。
現在ではLSIをはじめ、ディスクリート半導体、光半導体、モジュール、バイオチップにいたるまで、半導体製品を中心とした、さまざまな分野で開発、製造、販売をワールドワイドに展開するまでになりました。
これらの成長を支えたのは、いかなる困難を迎えても、決してあきらめることなく、果敢にチャレンジしていくベンチャー精神です。現在は、脱炭素・省エネに貢献するキーデバイスとして重要性が増している「パワー半導体」「アナログ半導体」に注力し、好調な車載・産業機器業界でのシェア拡大、グローバル展開強化を目指しています。

＜ロームの強み＞
・創業当時から受け継がれる「品質第一」の企業目的が根付いており、高品質な製品を供給。
・自社で開発～生産まで一貫して行っており、グローバルに安定供給を行っている（海外売上比率66%）
・「パワー」「アナログ」「スタンダードプロダクツ」に強み
（SiC※：世界最小抵抗の製品を世界初量産に成功しブランドを確立。車載向け小信号デバイス：世界トップシェア）
・カスタム志向（顧客の要望を反映。顧客との共同での企画、開発を基本スタンスとしています）
・製造設備を内製化しており長年蓄積された設備開発技術の高さ
・現預金豊富で財務体質は強固、実質無借金経営です（経常利益率16.2%）

※SiC：シリコンに代わる次世代の半導体材料。電力消費を従来品の約半分に低減でき、電動自動車などの普及に伴い需要が増加。ロームにとって、「上野動物園のパンダ」のような役割を担っており、SiCが売れることをきっかけに、その他電子部品も引き合いが増えている。

＜今後の方向性＞
メモリーなど半導体の主流とは一線を画し、独自路線を歩んできたローム。死去した創業者の佐藤研一郎氏のもと、パナソニックなど家電大手から特注で引き受ける「カスタムIC」で高収益企業に育ちました。ただ国内家電が輝きを失うなか、「脱・家電」に向け、自動車や産業機器向けの比率を高める戦略。
次世代車（EV)でローム製半導体の採用が進む大きな理由が「大幅な電力損失の削減」と「品質」。航続距離が鍵となるEVにおいて、SiCは大幅な電力損失の削減が可能です。また、EVでは民生向け以上に高い安全性が求められます。「品質第一」は佐藤氏のこだわりで社内に浸透しており、市場での高評価に繋がっています。21年3月期には車載・産業機器向けの連結売上高は全体の5割を超える見通しであり、2025度にSiCの世界シェア30％以上を目指し、積極的に設備投資を行っています。

＜社風～ベンチャーマインド：年齢に関係なくその仕事の第一人者を目指せる環境～＞
若手社員でもやりたいと手を挙げれば積極的に仕事を任せるのがローム社の特徴。失敗を含む様々な経験を通して、知識やスキルを身につけ、その仕事の第一人者を目指すことができる環境です。多様なフィールドで、年齢や性別に関わらず、仕事に対する強い想いとこだわりを持つ社員が活躍しています。自分にしかできない仕事を見つけ、極めることを楽しんでもらいたいと考えています。
現在は、水曜日はリフレッシュデーとし定時退社を推奨し、当然ながら勤怠管理もシステムで徹底管理しているため、ワークライフバランスの実現に会社全体で取り組んでおります。
また、競争の激しい電子部品業界のため、意思決定のスピード感が早いのも特徴です。
さらに、スペシャリスト職制度の拡充を図っており、29名（2020年）→65名（2022年）と急増しています！
マネジメントよりも専門スキルを高めたい、そういったご志向の方にも多様なキャリアパスがあるのも魅力です。

＜グローバル＞
海外系部署では、現在45%の社員が海外赴任をしており、30歳までに海外へ出向する割合は60%。35歳まででは、ほぼ100%が海外赴任を経験し、海外顧客の開拓や営業活動の強化を進めています。常にグローバルな視野をもち、各地のニーズに応えられる企業へとロームの挑戦は続いています。
※海外売上比率：66%

＜モデル年収＞
30歳：700万円～750万円
35歳：770万円～800万円
40歳：850万円～
管理職（グレード4～）：1000万円～

＜福利厚生＞
・住宅手当：賃貸：4.5万円（家賃補助で差額が給与天引き）、持家：1.8万円
・家族手当：子供一人につき2,000円
・充実の本社内厚生施設（社員食堂、コンビニエンスストア、カフェテリア、フィットネスルーム）
・出産・育児支援（産前産後休暇、育児休暇（3年）、時短勤務（子どもが小学校6年生になるまで）、出産祝金、育児時間、子の看護休暇、配偶者出産休暇、育児休業制度、育児短縮勤務、就業時間繰り上げ・繰り下げなど）
・本社周辺で実施されるイルミネーション（地域社会に継続的に貢献しています）
・2023年9月11日、厚生労働大臣より子育てサポート企業として「プラチナくるみん認定」を受けました。
ご参考：https://www.rohm.co.jp/sustainability/csr_news/20231006_352