NEW【茨城/兵庫/福岡】品質管理

CONSUMER PACKAGE部門 アジアスター賞 受賞／アジアスターコンテスト2024
■2024年度グッドデザイン賞 受賞
■アクセシブルデザイン包装賞 受賞／2024日本パッケージングコンテスト
■2024年度 旭化成創剤研究奨励賞 受賞

【会社概要】
沢井製薬は1929年に創業し、90年以上の歴史を持つジェネリック医薬品のメーカーです。ひとつ上の品質にこだわり、一人でも多くの患者さんに、心から喜ばれ、安心して医薬品を使用していただくためには、医療関係者の皆様に信頼されることも必要です。そのために、研究開発、生産、情報提供等、製品に関わるあらゆる取り組みにおいて、ひとつ上の品質にこだわった医薬品を提供しています。結果、「薬剤師が選ぶ 薬局・薬剤師を大事にしている製薬企業1位（日経DI）」、「薬剤師が好感を持つ後発品企業の支持率ランキング1位（ネグジット総研）」など、医療現場からの厚い信頼を得られています。
沢井製薬は「なによりも患者さんのために」という企業理念のもと、約800品目という圧倒的なラインナップを展開している 。このフルラインナップ戦略は、医療機関や薬局にとって「沢井に頼めば全て揃う」というワンストップの利便性を提供し、強固な顧客基盤を築く要因となっています。

【ジェネリック医薬品とは】
新薬の特許期間満了後に厚生労働省の承認を得て発売される薬の総称です。新薬に比べて開発期間の短縮が可能なため、新薬と同じ成分・同じ効き目でありながら、その価格は平均すると新薬の半額以下になります。日本政府は現在ジェネリック医薬品の数量シェアをさらに増加させることを目標としています。
ジェネリック医薬品は毎年1兆円近く増加する我が国の医療費の節減に貢献しており、政府の使用促進等の後押しを受け、今後もさらなるシェア拡大が続くものと予想されます。

【製品・提供先（シェア）】
生活習慣病（高血圧症、脂質異常症、糖尿病等）治療剤、抗がん剤など医療用医薬品約800品目および一般用医薬品の製造販売および輸出入／製薬会社/健康食品の製造販売
・国立病院など全国約8,000病院（カバー率約97％）
・約40,000医院/診療所（カバー率約38％）
・約59,000保険薬局（カバー率約96％）

【財務状況】
ジェネリック医薬品の需要は非常に高く、売上高は過去最高レベルで推移しています。会社としての規模や稼ぐ力は依然として業界トップクラスです。
しかし国のルールによる「薬の価格引き下げ」や原材料費の高騰により、利益が出にくい状況です。さらに最近、長年苦戦していたアメリカ事業を売却しました。これにより一時的に巨額の赤字（損失）を計上しましたが、これはお荷物事業を整理した「前向きな大掃除」と言えます。
　結論として、倒産の心配などは全くなく、財務基盤は安定しており、今後は不採算事業がなくなり、国内事業に集中して再び高収益を目指す「V字回復のスタートライン」にいる状態です。
（2025年4〜9月期の連結決算では、純利益は前年同期比69.1%減の58億4600万円でしたが、2026年3月期の通期予想は純利益が前期比17%増の140億円、売上収益が同7.1%増の2025億円となる見込み）

【ビジョン】
①生産の拡大
　ジェネリック医薬品市場は、人口の高齢化にともなう医薬品需要の拡大により、2030年度まで年平均7億錠程度の市場拡大が予想されます。このような中、当社グループは生産能力の増強により、ジェネリック医薬品市場の伸びを上回る販売数量の増加を実現し、市場内シェアの拡大を目指します。
②ジェネリック医薬品事業を中核に新規事業にも挑戦
　プライマリ領域におけるリーディングカンパニーとして、予防から治療まで幅広い範囲で、薬剤治療に限らない選択肢を提供。また、これまでにない治療機会を提供すべく、希少疾患領域の新薬開発事業にも参入します。
③法令順守
　患者さま、医療関係者の皆さまからの信頼回復を第一に、法令順守を徹底し、再発防止に向けた取り組みを徹底的に行います。（製造面および品質面での再評価とその対策実施、生産本部における再発防止策の実施、九州工場における再発防止策の実施、信頼性保証本部における再発防止策の実施）