プラントエンジニアの年収は?収入アップや将来設計の方法

現在プラントエンジニアとして働いている人の中には、給与に不満を抱いている人もいるかもしれません。今後のキャリアアップを考える上で、これからどのくらいまで給与が上がるのか気になるところです。 今回は、プラントエンジニアの年収相場や、年収をアップさせる方法などについて解説していきます。

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プラントエンジニアの年収相場は?

プラントエンジニアの年収相場について見ていきましょう。

プラントエンジニアの年収相場

プラントエンジニアの諸手当を含んだ年収相場は次の表のとおりです。

大手 中小
20代 500~700 450~600
30代 650~1000 550~750
40代 800~1200 700~1000

※2020年~2023年のタイズ経由の決定者の理論年収
※諸手当込み

プラントエンジニアの年収は、ほかの職種と比べると高めの傾向にあります。20代の中小企業勤務でも、給与が高めのところだと600万円程度の年収額です。施工管理のみの場合には550万円程度のところもあります。

また、大手企業勤務だと中小企業勤務よりも高めの傾向にあります。大手企業で給与の高いところなら20代でも650円程度の年収です。この傾向はほかの職種や業種でも見られる傾向で、プラントエンジニア特有の特徴ではありません。

年齢が上がるにつれて高くなるという点も、ほかの職種や業種と同様です。中小企業でも、30代なら750万円程度、40代なら900万円程度まで年収額が上がります。

平均年収よりも高め

プラントエンジニアは、プロジェクトへの大きな責任を負います。高度な専門知識が要求され、ほかの職種の人と関わる機会も多い仕事です。折衝や交渉などをしながら計画を進めたり課題解決をしたりするため、コミュニケーション能力や適応力が求められます。

現地でないとできないことも多く、遠方地域の工場を担当する場合には長期出張になることもあるでしょう。納期に追われ、残業や休日を返上して働くこともあるため、エンジニアの中でも比較的ハードワークになります。

そのような事情から、プラントエンジニアは、中小企業勤務の場合も含めて平均年収よりも高めです。大企業なら、時間外労働手当や出張手当などを含めると、年収額が1,000万円を超える人もいるでしょう。

また、求人需要は高いものの、その専門性の高さ や働き方から人材不足に悩まされている面もあります。そのため売り手市場が続いており、好条件で募集されている求人も多いです。

プラントエンジニアの年収をアップさせる方法

プラントエンジニアの仕事をしている人が、現在よりも年収額をアップさせる方法について見ていきましょう。

管理職に就く

プラントエンジニアの中でも、管理職の人は年収額が高めです。そのため、現在の給与に不満を抱いているなら、管理職への昇進を目指してみると良いでしょう。

勤務先の規模などにもよりますが、プラントエンジニアで管理職に就任すれば年収額が1,000万円を超えることもあります。

管理職に昇進した場合には、複数のプラントを統括するような業務に就くケースが多いです。各プラントの進捗状況を管理し、責任を負う立場になります。部下に指示を出したり、顧客と折衝をしたりする機会も多いため、高いコミュニケーション能力が求められます。

また、大きなプラントを担当するなど、大規模なプロジェクトに携わる機会が増えるかもしれません。業務がよりハードになりますが、やりがいも感じられるでしょう。

海外赴任

プラントエンジニアは、国内のプラント建設だけでなく海外のプラント建設を担当する場合もあります。特に最近では海外からの受注が増えており、プラントエンジニアの仕事は徐々に国内から海外へシフトしている状況です。

海外のプラントを担当する場合には、現地に赴任することになるため、海外赴任手当なども支給されるでしょう。そのため、プラントエンジニアで年収額アップを目指すなら、自ら海外赴任を希望するのも選択肢のひとつです。

海外赴任を経験することで、管理職への昇進につながることもあるかもしれません。

ただし、海外で仕事をするには普段から現地のスタッフとやり取りする機会があります。そのため、英語などの語学力が必要です。十分な語学力が身についていないと、情報伝達が上手くいかないでしょう。

また、現地で生活することになるという点も考慮しておく必要があります。文化や慣習、気候などが大きくことなること国も多いです。食事なども日本と同じというわけにはいかないでしょう。そのため、相応の覚悟が必要です。

大企業へ転職

現在中小企業でプラントエンジニアの仕事をしていて、今後給与が上がる見込みが薄いような場合には転職も視野に入れましょう。中小企業では、頑張っても大企業のプラントエンジニアと同程度の年収を得るのは難しいです。

中小企業では、基本的に大企業が顧客から請け負った仕事の一部を受注しているため、年収アップにも限界があります。
そのため、プラントエンジニアで年収アップを目指すなら、大企業へ転職するのが近道です。

今よりも給与の高い会社へ転職するなら

プラントエンジニアの仕事をしている人が年収アップを目指して転職する際には、次のような点に注意しておきましょう。

給与だけで決めるのは危険!

年収アップのために転職をするなら、応募先企業の平均年収などをチェックするでしょう。現在の勤務先よりも給与が高いなら、応募を検討したくなるところです。

しかし、給与が高いかどうかだけで転職先を決めてしまうと、失敗してしまうこともあるため注意しましょう。

プラントエンジニアの仕事は勤務時間が不規則な職場も多いです。現在の職場は昼の勤務だけでも、転職先は夜勤をしなければならない場合もあるでしょう。残業手当によって給与が高くなっているケースがほとんどなので、給与が高い職場はその分仕事内容もハードな可能性が高いです。

また、年収額の高い大企業は海外の仕事も多い傾向にあります。基本的にプラント建設は長期間にわたる仕事であるため、何年も日本に戻れなくなる可能性もあるでしょう。

工場は辺境の地に立地していることが多いという点にも注意が必要です。海外勤務と聞くと、海外の大都市をイメージしがちですが、そのようなイメージとはだいぶ異なるかもしれません。

転職の際には誰でも求人票をよくチェックしますが、求人票からは分からないことも多いです。入社してから想像と違っていることに気づき、後悔する人もいるでしょう。

転職先は給与が高いかどうかだけでなく、人生設計やキャリアプランなども考慮した上で決めることが大切です。そこで、転職エージェントへ相談するという方法があります。

納得いく転職がしたいなら転職エージェント「タイズ」

転職エージェントの中でも、タイズがおすすめです。タイズは業界の知識や転職状況について熟知しており、求職者の希望に応じた適切なアドバイスが可能です。

独自のアナログマッチング®という方法を採っているのが特徴です。一般的な転職支援サービスでは、年収額や勤務地、職種など機械的に判断できる条件が合致する求人を紹介するにとどまります。しかし、社風や働きごこち、やりがいなどの価値観が合わないと、転職した先でも「自分に合わない」「働きづらい」と思ってしまうかもしれません。

アナログマッチング®なら、丁寧なヒアリングを行い、そのような機械的に判断できない条件も加味した上でマッチングを行います。そのため、納得のいく転職が実現できるのです。

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まとめ

プラントエンジニアは、年収額の高い職種で中小企業勤務でも日本の平均年収より高めです。しかし、その分、長期出張や残業なども多く、担当部門によっては激務になりやすい仕事でもあります。ワークライフバランスを重視したい、人生設計に応じたキャリアプランを考え直したいという悩みがあるなら、ぜひタイズにご相談ください。

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この記事を書いた人

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安達 篤史

株式会社タイズ

これまで17年間、転職エージェントのコンサルタントとして従事し、これまで1,000名以上の転職支援を実施。
技術系を中心に幅広い知識・経験があり、納得感のある転職を実現している。

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