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2019.07.29【企業インタビュー】「働き方改革」への取り組みと中途採用。グローバル企業へ成長した株式会社ユーシン精機

ここ数年、業績好調にともない中途採用人数も3年で60名以上など、今勢いのある企業様です。そんな同社が今力を入れる取り組みが「社員の働きやすい会社づくり」。経団連ニュースでも取り上げられる同社の働き方改革への取り組みや、中途採用の実態に迫ります!

株式会社ユーシン精機 執行役員 総務部責任者 小田 康太様

株式会社ユーシン精機 執行役員 総務部責任者 小田 康太様

2015年10月に中途採用で入社。総務・人事・働き方支援の仕事に従事し、「働き方改革」の推進など職場改善から、「組織づくり」など経営課題を踏まえた管轄分野の運営まで、幅広い仕事に取り組む。

株式会社ユーシン精機の働き方について

働きやすい会社づくりについて、具体的にはどのような取り組みをされているのでしょうか?

当社では、「働きやすい環境づくり」を経営戦略上の重要目標という位置付けで推進しております。2017年に社員一人ひとりの健康づくりや働きやすい職場環境づくりを目指し「働き方支援チーム」を発足しまして、

  1. 働き方の改善・効率化につながる施策の企画・実施
  2. 労務管理による社員の働き方のサポート
  3. 保健師・産業医と連携した健康サポートを行うための「健康支援センター」の立ち上げ

以上3つをメインに、社員の方に「働いて良かった」と心から思ってもらえる会社づくりに取り組んでいます。

御社の「働き方改革」の取り組みは、日本経団連ニュースでも取り上げられていますよね

日本経団連の「働き方改革事例集(働き方改革 toward Society 5.0)」に事例として掲載いただきました。働き方改革に取り組む15社が選定されているのですが、名だたる大手メーカー、企業が選定されている中、当社を取り上げ評価いただいたのは、非常に嬉しかったですね。

日本経団連「働き方改革事例集(働き方改革 toward Society 5.0)」に取り上げられる

日本経団連「働き方改革事例集(働き方改革 toward Society 5.0)」に取り上げられ、評価される同社「働き方改革」の取り組み

働き方改革の取り組みを実施するにあたり、どのような目標を設定されていますか?

まず指標として
1.意識・行動の改善 2.時間あたりの生産性改善 3.総残業時間削減
の3つを目標に掲げています。この1、2、3は目標の優先順位でもあります。

単に「労働時間を減らす」ということではなく、1.に関しては、まずはどんな小さなことからでもいいので「意識行動をみんなで変えて行きましょう」という思いです。2.に関しては、敷居の高い目標を設定するのではなく、まずは1日20分、社員一人ひとりが自ら働き方を考えて生産性をあげていただきたいという思いでして、社内でもトップポリシーとしてスローガンのように掲げています。また、その結果が3.「総残業時間削減」につながると思っています。

実際、「働き方改革」への取り組みを実施し、どのような変化がありましたか?

効果を測るため、社員への意識調査や、効率化事例の共有をするためのモニタリングを実施しています。結果として、新しいことに挑戦するような、前向きな個人行動が増えてきていると感じます。例えば、製造本部はRPAを反復性が高い生産管理業務に取り入れ、社員が担当していた作業をロボットに置き換えることで、生産性向上に効果が現れてきています。意識変化について、全社員にアンケートを実施していますが、実際、製造本部は意識が変わっているというデータもでています。また、全社的に残業時間の削減にもつながっており、毎年減少している状況ですね。

働く環境を改善されていく中で、例えばどのような点が社員に喜ばれていますか?

インフラを整えた事例として紹介させていただきますと、「夏場の働きやすさ改善」を目的に、「空調服」を導入しました。背景として、プラスチック工場等で働くサービスマンのメンバーは、夏場などは室温30℃という非常に過酷な環境下で業務を行うことも多く、機械に影響が出るため空調が調節できない場合などは、汗だくで働いています。そこを改善するために導入したのが、扇風機がついている作業着「空調服」です。これを人数分導入し、昨年の夏は「快適に働ける」と喜んでもらいました。

「空調服」の導入には、かなりコストをかけられたと思いますが、それだけ現場の声、社員の皆様への貢献を大事にされているのですね。

現場の声にできるだけ耳を傾け、それを整備することが大切だと思っています。例えばドリンク1つでも、「ペットボトルは自分で買ってください」ではなく、「会社が支給します」だと、コストの観点からはそれほど大きなことではありませんが、社員には喜んでもらえると思います。こういった相手の想いに届くサポートも大事にしていきたいと思いますし、コストパフォーマンスを考慮した上で投資をすることは、会社全体を向上させることに繋がると思っています。

2016年に新本社工場を建設されましたが、小田様も当時プロジェクトに参加されていたのでしょうか?

私は2015年10月に中途入社をしまして、はじめに取り組んだ大きな仕事が、新本社工場の建設プロジェクトでした。2016年12月に新本社工場が完成してからは、新本社のご案内パンフレット作りも担当しまして、一連の新本社工場に関する仕事を終えた後に、現在の働き方改革の推進業務に取り組み始めた、というのが私のこれまでの大まかな系譜ですね。

新本社工場風景

・社長様のこだわりがつまった新本社工場だと伺っております。

そうですね。社長は今回、オフィス環境を向上させることが働き方改善への第一歩という考えのもと、景観・空間づくりにこだわりを持って新本社工場の建設に取り組まれました。例えば、オフィスエリアは部署間のコミュニケーション活性化のためワンフロア化していまして、約240名分の座席を設置しております。

また、1日8時間の労働をする中で、快適で気持ちの良い休憩場所・リラックス空間が必要という考えのもと、食堂のあるアメニティホールに屋上庭園をつくりました。物流・生産エリアに関しましても、エリアの広さを拡張し、生産性を高めるようなレイアウトを追求 しております。私自身としましても、前のオフィスと比べて「快適性」「綺麗さ」「便利さ」といったところで大きな違いを感じております。

社長の座席が、オフィスエリアの社員の座席の中にあると伺いました。御社では社長と社員の皆様がかなり近い距離でお仕事をされているのでしょうか?

驚かれる方も多いと思いますが、そうなんです。もともと社長は社員みんなと一緒に過ごすことが好きなので「仲間として一致団結して働いていく」という思いもあり、基本的には社員と一緒のフロアにいらっしゃいます。社員との気さくなコミュニケーションもとても多いです。

また、勤務時間中、社長の座席から各現場までが1、2分の距離にあり、本社工場エリアが一体となって近い場所にあるというのは当社の強みであるとも考えます。どうしても大規模な会社になると、オフィス部隊と工場部隊が離れていくと思うのですが、その点当社はみんな一体に働く環境にあります。この強みをもっと活かすために、部門を超えてチームワークが強い会社にしていきたいと思っています。

小田様が仕事をする上で大切にしているポイントは何ですか?

「社員の思いを理解すること」ですね。皆さん、色んな思い・考えを持っているのですが、やはり現実的に実行できる部分とそうでない部分がありまして、どこを落としどころにしていくのかを考え、仕事の着地点をある程度見据えた上で、全体のコーディネートをしていくのが、私の仕事だと思っています。

もちろん、私から「もっとこういう風にしたらどうか」と提案することもありますが、当然、皆さんそれぞれの考えを持っていますので、私はその意見や思いを踏まえた上で、構成してプロデュースするという役回り、それが総務人事の仕事だと思うので、そういったことを重視して仕事に取り組んでいます。私は前職でも、企業のビジネス活動をサポートする施策を企画立案し、コーディネートするような仕事をしておりましたので、実は前職の経験がとても活きているんです。

中途採用について

御社は「中途採用」にも非常に注力して取り組まれているように思いますが、いかがでしょうか?

そうですね。なぜ中途採用に注力しているかという話ですが、そもそも私が入社した当時、会社の中期経営目標として「売上高300億円を目指す」という目標を掲げていまして、「商品力の強化」「グローバル展開の強化」「人材育成」「新規事業の積極的展開」、この4つに注力していくという方針でした。この軸は現在も変わりません。

私としては、やはり「人材育成」に強い想いがありまして、「人材=人財」、社員は会社の大切な財産ですので、当時から中途採用 に非常に力を入れています。当時は社内のリソースが少なく、限られた時間、限られたメンバーの中でできることに取り組みはじめまして、それが今では、タイズさんを含め縁が広がり、継続して中途採用に注力できるようになりました。2016年度から現在まで、中途採用でご入社いただいた方の合計人数は約60人にもなります。

御社では中途採用・新卒関係なく活躍できる場が広がっていると感じますが、いかがでしょうか?

新卒・中途採用は関係ありません。実際、当社の現在の開発リーダーも中途採用社員ですし、開発ラインに携わるメンバーも中途採用で入社した社員が多いです。中途採用の方でも活躍できる領域がたくさんありますので、当社の課題をご理解いただき、挑戦意欲の高い方はご活躍いただけると思います。

中途入社の方の教育・研修体制についてお伺いしたいです。

基本的には専門領域で活躍いただきたいので、入社後は、スタートアップの研修と、任意でビジネススキルアップの教育を受けていただいています。また、管理職に向けてのリーダー研修や個人が希望すれば自由に受けていただける通信教育制度を整えております。

また、比較的立ち上がりが早い方には、新しい課題にもどんどんチャレンジしていただき、成果を出していけるような環境を用意することを大事にしています。

「FRA:ハイエンド製品取出ロボットFRA」展示エリアにて撮影

「FRA:ハイエンド製品取出ロボットFRA」展示エリアにて撮影

最後に、応募を検討されている方に向けてメッセージをお願いします。

あらためて、当社は未来への飛躍に向けて、もっともっと成長していきたいと考えています。そのためには、新しいことへの挑戦やイノベーションをしていくことが非常に大切だと考えています。ですから、社員の方には「どんどん積極的に遠慮なくチャレンジしてほしい」という思いを持っています。また、当社は大きな組織ではないので、その分自分のチャレンジが響きやすい環境というのも1つの魅力だと思います。なお、当社は新卒採用と中途採用の区別は設けずに平等を重視して採用・育成に取り組んでいます。

実際に中途採用で入社された方に、なぜ当社に入社したのか聞くと「会社の規模や雰囲気が良かった」という意見よく聞きます。大企業ではなく、中堅企業のなかで自らの力で新しいチャレンジをして、やりがいを実感したいという方が多いです。そういう志向の方が実際ご活躍されています。ですから、こういった働き方に興味を持っていただける方は、是非、門をたたいて欲しいと思います。タイズさんにもぜひ力を貸していただきたいですね。

それでは、皆様のご応募をお待ちしております。

本日は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

この取材は「田熊 聖樹」が担当致しました。