もう通勤しない!在宅勤務の始め方とメリット・デメリット

もう通勤しない!在宅勤務の始め方とメリット・デメリット

通勤せずに自宅で働ける「在宅勤務」は、今や多くの人にとって現実的な選択肢になりつつあります。働きやすさや自由度の高さが魅力ですが、実際にはどんな働き方で、どんな準備が必要なのでしょうか?
本記事では、在宅勤務の基礎知識からメリット・デメリット、具体的な仕事や求人例までをわかりやすくご紹介します。

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01. 在宅勤務とは?

在宅勤務とは?

近年注目を集めている在宅勤務。定義や似た働き方との違い、在宅勤務の種類について解説します。

在宅勤務の定義

在宅勤務とは、会社のオフィスに出勤せず、自宅を仕事場として働くスタイルのことをいいます。パソコンやインターネットなどの情報通信技術(ICT)を活用して、遠く離れた場所からでも仕事ができるのが特徴です。

会社によっては、自宅だけでなく、自分で契約したコワーキングスペースなどを仕事場として認めている場合もありますが、一般的には「自宅での勤務」を指すことが多いです。

この働き方は、労働基準法や労働安全衛生法などの法律が適用される、正式な雇用形態です。そのため在宅勤務は内職やフリーランスとしての仕事とは異なります。

テレワーク、リモートワーク、モバイルワークの違い

在宅勤務と似た言葉に「テレワーク」「リモートワーク」「モバイルワーク」がありますが、それぞれ意味合いが異なります。

テレワーク

「tele(離れた場所で)」と「work(働く)」を組み合わせた造語で、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方の総称です。テレワークは最も広い意味を持つ言葉で、その中に「在宅勤務」「モバイルワーク」「サテライトオフィス勤務」などが含まれます。

リモートワーク

オフィスに出勤せずに、離れた場所で働くスタイル全般のことを指します。最近では「テレワーク」とほぼ同じ意味で使われることが増えています。 ただ、企業や文脈によっては「在宅勤務」だけを指していたり、海外などの遠く離れた場所から働くケースをイメージして使われることもあります。

モバイルワーク

移動中の電車内やカフェ、顧客先などで、ノートパソコンやスマートフォン、タブレットなどのモバイル端末を活用して業務を行う働き方を指します。営業職や出張の多い職種でよく見られます。

在宅勤務が注目される理由

在宅勤務は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、人との接触を減らす手段として急速に普及しました。その頃に導入され改善されてきた在宅勤務の制度が継続して行われている企業も多くあります。

さらに、長時間労働の是正や柔軟な働き方の実現、生産性向上などを目指す働き方改革の観点でも、在宅勤務は注目を集めています。

サテライトオフィス勤務との違い

サテライトオフィスとは、企業が本社や主要拠点とは別に設けた、小規模なオフィススペースのことを指します。自社専用のものと、複数の企業が共同で利用するシェアオフィス型のものがあります。

在宅勤務とサテライトオフィス勤務はどちらもテレワークの一形態であり、メインオフィス以外の場所で働くという点では共通していますが、以下の点で違いがあります。

項目 在宅勤務 サテライトオフィス勤務
勤務場所 自宅 自宅以外の勤務用施設
通勤 不要 あり(自宅からサテライトオフィスまで)
設備環境 各自が準備(ネット環境など) 企業側または専用施設が設備を提供
働きやすさ 家族や生活音の影響を受ける可能性あり 比較的集中しやすい職場環境が整備されている
セキュリティ 家庭用ネットワーク使用のため注意が必要 オフィス仕様のセキュリティ対策が可能な場合も多い

在宅勤務の種類

在宅勤務には、一部在宅、基本在宅、完全在宅という種類があります。それぞれの違いについて解説します。

一部在宅

一部在宅とは、週に数日または月に数日など決められた日数だけ在宅で勤務し、残りの日はオフィスに出社するという働き方です。ハイブリッドワークとも呼ばれ、多くの企業で導入が進んでいる形態の一つです。

この働き方の最大のメリットは、在宅勤務のメリットである通勤時間の削減や集中できる環境での作業と、オフィス勤務のメリットである対面でのコミュニケーションやチームとの連携のしやすさ、両方の良いところを享受できる点にあります。

基本在宅

基本在宅とは、原則として自宅で業務を行い、必要に応じて(重要な会議やチームイベントがある場合など)オフィスに出社するという働き方です。リモートファーストと呼ばれることもあります。

完全在宅

完全在宅とは、オフィスへの出社義務が一切なく、全ての業務を自宅または自宅以外の任意の場所で行う働き方です。フルリモートとも呼ばれます。
時間や場所にとらわれることなく、最も自由度の高い働き方が実現できます。

02. メリットとデメリット

在宅勤務のメリットとデメリット

在宅勤務のメリット

メリットとして、通勤時間の削減やワークライフバランスの向上、自由な勤務地選択、業務効率・生産性が上がることが挙げられます。

通勤時間の削減

在宅勤務の大きなメリットは、通勤時間が削減できることです。それによって、睡眠や家事、自己啓発、家族との時間を増やすことができます。さらに、満員電車の圧迫感や遅延によるイライラ、悪天候時の移動の困難さといった通勤に伴うストレスからも解放されます。

ワークライフバランスの向上

在宅勤務は、ワークライフバランスを整えやすい働き方です。時間に柔軟性があるため、平日日中の役所や病院への対応、銀行手続きなどがしやすくなります。また家事・育児・介護との両立もしやすくなり、通勤がない分、時間にゆとりが生まれます。
たとえば、仕事の前に家事を済ませたり、子どもの急な体調不良にも対応しやすくなります。介護中の方も、自宅での見守りや通院の付き添いが可能になります。

企業や職種、契約形態にもよりますが、フレックスタイム制などを導入している場合は、生活リズムや集中しやすい時間に合わせて働くことができるのも魅力です。

居住地が自由

住む場所にとらわれずに働けることも在宅勤務の大きな魅力の一つです。
従来なら、働きたい職種や企業があっても、通勤できる距離に住んでいなければ就職が難しいことが多くありました。しかしながら在宅勤務であれば、地方や郊外に住んでいても都市部の企業に就くことが可能になります。

家族の転勤などで引っ越しが必要になった場合も、在宅勤務なら仕事を続けられる可能性が高くなります。ライフスタイルの変化に合わせて、柔軟に働けるのが嬉しいポイントですね。

業務効率や生産性が上がる

在宅勤務は、適切に環境を整えて自己管理を行うことで、オフィス勤務以上に業務に集中でき、効率や生産性の向上に繋がる可能性があります。 例えば、オフィスでは周囲の話し声や電話の音、人の往来などが気になり、集中が途切れてしまうことが少なくありません。
一方在宅勤務ではこれらが激減するので、タスクに没頭しやすい環境を作りやすくなります。

また、自分のペースで仕事を進められる点も生産性アップに繋がります。疲れたら短時間休憩を取る、集中力が高い時間帯に重要なタスクを片付けるといった、自分なりの工夫もしやすくなります。

在宅勤務のデメリット

たくさんのメリットがある在宅勤務ですが、デメリットとしては以下のことが考えられます。

自己管理と切り替えが必須

在宅勤務は、周囲の目や決まったスケジュールがない分、自己管理がとても大切になります。家事に気を取られたり休憩が長くなったりして、集中が続かないと感じる人もいます。自由な働き方がかえってストレスになる場合もあります。
また、生活と仕事の空間が一緒になるため、気持ちの切り替えも難しくなりがちです。

コミュニケーション不足

在宅勤務では業務上の情報共有が滞りやすくなり、チャットやメールでは意図が正確に伝わらなかったりして、認識の齟齬が生じやすくなります。さらに、ちょっとした疑問や困りごとをすぐに相談できず、一人で抱え込んでしまい、業務の遅延やミスの原因となることもあります。

モチベーションの維持が難しいことがある

オフィス勤務に比べて、自分の仕事ぶりを上司や同僚に直接見てもらう機会が減るため、成果に至るまでのプロセスや努力が伝わりにくくなることがあります。その結果、アウトプットのみで評価される傾向が強まり、縁の下の力持ち的な貢献や、日々の細やかな業務改善などが正当に評価されにくいと感じる可能性があります。

積極的に業務報告を行い、成果をアピールする意識が重要です。

03. 成功させるためのポイントと準備

在宅勤務を成功させるためのポイントと準備

在宅勤務を成功させるには、デメリットを理解したうえでしっかりと対策を取ることが大切です。
ここでは、在宅勤務をうまく進めるためのポイントと準備のコツをご紹介します。しっかり備えて、快適な在宅ワークを目指しましょう!

タスク管理ツールの活用

在宅勤務を円滑に進め、生産性を維持・向上させるためには、タスク管理ツールの活用が非常に有効です。それによって、個人だけでなくチーム全体の業務の「見える化」が可能になります。誰がどのようなタスクを抱え、それぞれの進捗状況はどうなっているのか、納期はいつなのかといった情報を一元的に管理し、共有することができます。

業務の進捗や勤怠を細かく報告する

在宅勤務では、業務の進捗状況や勤怠を細かく報告することが極めて重要になります。定期的にかつ具体的に報告することで、上司は適切な指示やサポートをタイムリーに行うことができ、チームメンバーで互いの状況を把握し、連携を取りやすくなります。
勤怠についても同様で、始業・終業時間、休憩時間を正確に記録し報告することで、働きすぎを防ぐことができ、企業側も労働時間を適切に管理できます。

これらの「報・連・相」を徹底することが、在宅勤務における信頼と生産性向上に繋がります。

コミュニケーションの工夫

円滑な業務遂行と良好な人間関係を維持するためには、意識的な工夫が不可欠です。まず、目的に応じてコミュニケーションツールを使い分けることが重要です。例えば、緊急性の高い連絡や簡単な質疑応答にはチャットツール、記録を残したい情報共有や正式な依頼にはメール、複雑な議論や意思決定にはビデオ会議ツールという形です。

スケジュールを決める

在宅勤務には、オフィス勤務のような明確な時間的な区切りがないため、自分で意識してスケジュールを管理することが成功の鍵となります。

始業時間と終業時間を明確に設定し、それを遵守することを心がけましょう。そして一日の初めには、その日に行うべきタスクをリストアップし優先順位をつけて、おおよその所要時間を見積もってスケジュールに組み込みます。昼休憩もしっかりと確保するようにしましょう。

オンオフを切り替えられるよう対策する

生活と仕事を切り替えるために工夫をすることも重要です。仕事に集中できる、専用のワークスペースを確保するのが理想的です。リビングの一角でも構いませんが、可能であれば個室やパーテーションで区切られた空間を用意しましょう。

ほかにも「仕事用の服に着替える」「終業後は通知をオフにする」など、自分なりのルールを決めてオンオフを意識的に切り替えることが大切です。

04. 在宅勤務が可能な職種と仕事内容

在宅勤務が可能な職種と仕事内容

在宅勤務が可能な職種と仕事内容には様々なものがあります。ここでは「営業・サービス系」「IT系」「事務・オフィスワーク系」「クリエイティブ系」に分けてご紹介します。

営業・サービス系

コールセンター・テレアポ

コールセンター業務やテレアポインターの主な業務内容は、顧客からの問い合わせ対応(インバウンド)、商品やサービスの案内・販売促進(アウトバウンド)、アポイントメントの獲得などです。
顧客とのコミュニケーションは声のみで行われるため、高いコミュニケーション能力や聞き取り能力、丁寧な言葉遣いが求められます。また、クレーム対応など精神的な負担が大きい業務もあるため、ストレス耐性も重要です。

インサイドセールス

インサイドセールスは、電話やメール、ビデオ会議システムなどを活用して、見込み顧客へのアプローチや既存顧客との関係構築、商談、契約締結までを行う営業手法です。在宅勤務との相性が非常に良く、近年急速に導入が進んでいる職種です。
具体的な業務内容としては、見込み顧客リストの作成、電話やメールでのアプローチ、製品・サービスのデモンストレーション、顧客の課題ヒアリング、提案、クロージング、そしてCRM(顧客関係管理)ツールへの情報入力などが挙げられます。
顧客のニーズを的確に把握するヒアリング力、説得力のある提案力、そしてオンラインツールを使いこなすITスキルが求められます。

メールオペレーター

主に顧客からの問い合わせや申し込み、意見などに対して、メールを用いて対応する業務です。
具体的な業務内容としては、顧客からのメール内容を正確に理解し、適切な情報を提供したり、問題を解決したりすることです。
定型的な問い合わせに対してはテンプレートを活用しつつ、個別の状況に合わせて丁寧かつ分かりやすい文章を作成する能力が求められます。

カスタマーサポート

カスタマーサポートは、顧客からの製品やサービスに関する問い合わせや相談、クレームなどを担います。
製品知識やサービス内容を深く理解していることはもちろん、顧客の状況や感情を正確に読み取り、共感する力、そして冷静に問題を分析し解決策を提示する能力が求められます。特にクレーム対応では、高いストレス耐性と忍耐力が必要となることもあります。

テクニカルサポート(ヘルプデスク)

テクニカルサポートは、IT製品やサービスに関する技術的な問い合わせに対応する専門職です。
具体的な業務内容は、顧客からの問い合わせ内容を詳細にヒアリングし、問題の原因を特定、そして具体的な解決手順を分かりやすく説明することです。
複雑な技術的内容を、専門知識のない相手にも理解できるように伝えるコミュニケーション能力、論理的思考力、そして粘り強く問題解決に取り組む姿勢が求められます。

IT系

システムエンジニア(SE)

情報システムの企画、要件定義、設計、開発、テスト、導入、運用、保守といった一連の工程に携わります。クライアントの課題やニーズをヒアリングし、それを解決するためのシステム仕様を決定する上流工程から、実際にプログラマーと連携してシステムを構築していく下流工程まで、担当範囲はプロジェクトや企業によって異なります。

プログラマー

システムエンジニアが作成した設計書に基づいて、様々なプログラミング言語を用いて、Webアプリケーションやスマートフォンアプリ、業務システム、ゲームなどのソフトウェアを開発します。
具体的な業務は、コーディング、単体テスト、デバッグ、既存システムの改修や機能追加などです。 バージョン管理システムを用いたチーム開発が一般的であり、オンライン上でソースコードの共有やレビューを行います。

Webマーケティング

企業や個人の商品・サービスをWeb上で効果的に宣伝し、販売促進やブランド認知度向上を目指すための様々な施策を企画・実行・分析します。 具体的な業務内容としては、SEO(検索エンジン最適化)による自社サイトへの集客増加、Web広告運用、SNSアカウントの運用とキャンペーン企画、コンテンツマーケティング、メールマーケティング、データ分析と改善提案などが挙げられます。

事務・オフィスワーク系

一般事務・OA事務

具体的な仕事内容としては、書類作成やデータ入力、メール対応、電話応対(転送システムやIP電話を利用)、スケジュール管理、経費精算、備品管理などです。
OA事務では、特にOfficeソフトの操作スキルや、場合によっては簡単なデータベース操作などが求められます。

調査・リサーチ業務

特定のテーマや課題に対して情報を収集し、分析・整理して報告書などにまとめる仕事です。専門データベースの利用、オンラインアンケートの実施・集計、文献調査、競合他社の動向調査、市場トレンドの分析など、調査対象や目的に応じて様々な手法を用います。
収集した情報を整理し、論理的に分析して結論を導き出す分析力、そしてその結果を分かりやすくとめる文章力や構成力も求められます。

データ入力

企業から提供される様々な情報を、指定されたフォーマットやシステムに正確に入力していく業務です。手書きの伝票やアンケート用紙、名刺、音声データなどをテキストデータ化したり、既存のデータベースに情報を追加・更新する作業が主となります。

翻訳

外国語で書かれた文書や音声、映像などを日本語に、あるいは日本語を外国語に訳す仕事です。契約書やマニュアルといった専門文書、Webサイトのコンテンツ、書籍、映画やドラマの字幕、ゲームのローカライズ、ビジネスメールなど、翻訳対象は非常に幅広いです。
高い語学力はもちろんのこと、原文のニュアンスや意図を正確に理解し、ターゲット言語の読者にとって自然で分かりやすい表現に置き換える能力が求められます。

文字起こし

会議や講演、インタビュー、セミナー、動画コンテンツなどの音声データを聴き取り、その内容をテキストデータに変換する仕事です。話者の区別、ケバ取り(「えーと」「あのー」などの不要な言葉の削除)、整文(話し言葉を書き言葉として読みやすく整える)など、クライアントの指示に応じた作業が求められることもあります。

オンライン秘書

オンライン秘書はバーチャルアシスタントとも呼ばれ、企業経営者や個人事業主などの業務サポートをオフィスに出社せずオンライン上で行う仕事です。
業務内容は、スケジュール管理、メール・電話応対、アポイントメント調整、出張手配、会議資料作成、経費精算、情報収集、簡単なリサーチ業務、SNSアカウントの運用代行などです。
相手の意図を正確に汲み取り、先回りしてサポートできるような気配りや対応力が求められます。

クリエイティブ系

Webデザイナー

クライアントの要望やターゲットユーザーを考慮し、魅力的で使いやすいWebサイトやWebアプリケーションのビジュアルデザイン、UIデザイン、UX設計を行います。

イラストレーター

書籍の表紙や挿絵、雑誌や広告のイラスト、WebサイトやアプリのUIパーツ、キャラクターデザイン、ゲームのグラフィック、商品パッケージのイラストなどの制作を担います。
作画スキルに加え、クライアントの要望を的確に理解し、それをビジュアルで表現する能力が求められます。

Webライター

インターネット上に公開される様々な種類の文章を作成します。。読者の検索意図を理解し、分かりやすく、かつ魅力的な文章を書く能力が求められます。

Web編集

WebメディアやWebサイトに掲載されるコンテンツの品質管理と価値向上を担います。
具体的な業務内容は、コンテンツの企画立案、キーワードリサーチ、構成案の作成、ライターへの執筆依頼とディレクション、上がってきた記事の校正・校閲、画像の選定や編集、CMSへの入稿作業、公開後の記事のアクセス解析と効果測定、リライト指示などです。

05. よくある質問

在宅勤務に関するよくある質問

在宅勤務を検討する際に多く寄せられる質問とその回答をご紹介します。

未経験の職種で在宅勤務できる?

未経験でも在宅勤務を目指すことは可能ですが、職種や自身の努力、企業のサポート体制によって難易度は変わります。データ入力やカスタマーサポートなど、専門的スキルが少なくても始めやすい職種もあります。

まずは、基本的なスキルをオンライン講座や書籍で学ぶなどの準備が大切です。「未経験歓迎」「研修あり」などの求人をチェックしましょう。アルバイトや業務委託から始め、経験を積んで正社員を目指す道もあります。

在宅勤務では監視などはされる?

在宅勤務中の監視の有無や程度は、企業の方針や職種、扱う情報の機密性によって異なります。一部の企業では、生産性や情報セキュリティの確保のために業務をモニタリングするシステムを導入しています。
一方、多くの企業では従業員との信頼関係を重視し、過度な監視は行わない傾向があります。始める前に、勤怠管理の方法や業務報告のルール、プライバシーへの配慮がどうなっているかを確認することが大切です。

06. 在宅勤務の特徴を理解して、上手に活用しよう

在宅勤務の特徴を理解して、上手に活用しよう

在宅勤務は急速に普及してきており、多くの企業で導入されています。通勤時間の削減やワークライフバランスの向上、生産性の向上といったメリットが期待できる一方で、コミュニケーション不足や自己管理の難しさといった課題も指摘されています。

在宅勤務に向いているのは、自己管理能力が高く計画的に仕事を進められる人、集中力を持続できる人、孤独に強く、自律的に業務に取り組める人、そしてITツールやデジタルコミュニケーションに抵抗がない人と言えます。

在宅勤務のメリットを最大限に活かしつつ、デメリットに対しては意識的に対策を講じることで、在宅勤務は非常に有効な働き方となり得ます。自分自身の特性やライフスタイルと照らし合わせ、最適な働き方を見つけていきましょう。

07. 在宅勤務の求人の探し方/求人をご紹介!

在宅勤務の求人の探し方/求人をご紹介!

在宅勤務の仕事を見つけるためには、いくつかのポイントを押さえて効率的に情報収集を行う必要があります。求人を選ぶ際には、企業の文化やサポート体制なども確認するようにしましょう。

求人情報の収集方法

在宅勤務の求人情報を収集する方法として代表的なのは、求人サイトの活用です。「在宅勤務」「リモートワーク」「テレワーク」といったキーワードで検索したり、勤務形態の条件で絞り込んだりすると効率的に見つけることができます。

また企業の採用ホームページを直接確認する方法もあります。特に興味のある企業がある場合は、定期的にチェックしてみると良いでしょう。

転職エージェントの利用も有効な手段です。自分のスキルや希望に合った非公開求人を紹介してもらえる可能性があります。

在宅勤務の仕事を探すときのポイント

求人を探す際には、単に「在宅勤務可」というだけでなく、その条件を詳しく確認することが重要です。例えば「フルリモート(完全在宅)」なのか、「週に数回出社が必要なハイブリッド型」なのか、入社後すぐに在宅勤務が可能なのか、試用期間後からなのか、といった点は必ず確認しましょう。

また、在宅勤務手当の有無、必要な機材(PC、モニターなど)の貸与や購入補助、セキュリティポリシー、コミュニケーションツールの種類や利用頻度、評価制度なども、働きやすさに直結する重要なポイントです。

面接時には、在宅勤務における1日のスケジュール例や、チームメンバーとの連携で工夫している点などを質問してみるのも、実際の働き方をイメージする上で役立ちます。

在宅勤務の求人をご紹介!

ここからは、タイズが保有している在宅勤務可の求人をご紹介します。在宅勤務ができる頻度は求人や企業によって異なりますので、詳しくはコンサルタントにご相談ください。

食品メーカーの社内SE

【職務内容】
通販事業推進に関するシステム開発・運用、業務フロー構築、業務DX、インフラ・セキュリティ等の基盤運用・改善等の業務

【必須】
■システムの開発・保守・運用経験
■社内SEとしての就業経験

【歓迎】
■システムの要件定義・設計等の上流工程での就業経験
■PLとして開発案件の進捗管理・調整業務の経験

【年収】
450万円~600万円

大手電機メーカーの機械設計

【職務内容】
ヘリコプター・船舶に搭載される通信機器(受信装置・レーダー)の機械設計

【必須】
・機械設計のご経験をお持ちの方

【尚可】
・CreoまたはPro/Eの操作経験者
・個産製品の機械設計経験者

【年収】
450万円~930万円

間接資材EC企業のインサイドセールス

【職務内容】
購買管理システム事業における1000億円以上の年商規模の大企業見込み顧客に対するインサイドセールス及び新規営業を担当

【必須】
※以下いずれかのご経験をお持ちの方
・法人向けインサイドセールス経験(電話やメールを活用し、顧客課題の抽出適切なソリューション提案をされたご経験)
・課題解決型の新規または既存法人営業経験(2年以上)

【歓迎】
・大手企業向け新規営業経験

【年収】
600万円~1000万円

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この記事を書いた人

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中田 昌吾

株式会社タイズ

  • 関西メーカーへの高い合格率に自信あり。メーカーへの深い知見、太いパイプを活かした転職のご支援をさせていただきます
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