セールスエンジニアがきつい理由|やりがいや魅力は?

セールスエンジニアは、エンジニアとしての知識が求められ、顧客のニーズに適した提案を行う営業職ですが、「きつい仕事」だといわれることがあるようです。 しかし、「きつい」「合わない」といった感覚は、本人の価値観や理想の働き方によるものでもあります。適性があれば、やりがいを感じられることもあるでしょう 。 そこで今回は、セールスエンジニアがきついといわれる理由を紹介し、やりがいや魅力についても解説します。

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なぜセールスエンジニアはきついのか

セールスエンジニアがきついといわれる理由について解説します。

売上目標や納期に追われる

企業によっては、営業ノルマを課せられている場合があります。

一般的なエンジニアとは違い、営業職に近いポジションであるセールスエンジニアは、営業成績を意識しやすい職業といえるでしょう。

必ずしもノルマや個人の目標があるわけではありませんが、それでも企業利益に直結する仕事であるため、部門目標は意識せざるを得ません。

また、普段から売上や営業先の訪問数などを管理されやすく、成績が伸び悩んでいるときには大きなストレスやプレッシャーを感じることもあります。この点は、人によってはきついと感じる部分でもあるでしょう。

ようやく契約が取れたとしても、想定外のトラブルが発生して納期に間に合わない場合もあります。そのときには、トラブルや顧客対応のため長時間労働となることもあり、業務負担も大きいです。

顧客と現場の板挟みになる

セールスエンジニアは営業を行い顧客とやり取りをしますが、納期や製品の要望に関しては現場に交渉することになるため、状況によっては板挟みになりやすいポジションといえます。

特に納期が迫っているときや、複数のプロジェクトが進行中など時間的な余裕がないときに、追い討ちをかけるような状況になるとトラブルにも発展しやすくなるでしょう。

また、それぞれの立場で求めるものが違い、顧客は高い性能や低いコストを望みますが、営業としてはできる限り利益を上げることを考えなければなりません。

当然ながらどちらか一方を優先することはできないため、顧客の満足度と自社の利益 などを冷静に考えて、調整や交渉をすることが必要です。

しかし、双方の意見が強くぶつかることもあり、中間に入って調整しなければならないセールスエンジニアの仕事に精神的な負担を感じる方も少なくありません。

常に業界知識の習得が必要とされる

セールスエンジニアが行う営業では、さまざまな職種や立場の方を相手にします。顧客の中には、専門的なエンジニアもいるため、技術的な内容を質問されることも多いです。

そのため、自社商品に関する情報だけではなく、技術や動向、トレンドなど最新の技術・知識を常に把握しておかなければなりません。

営業で的確な応答ができなければ、信用を失うことにもなりますので、セールスエンジニアには幅広い知識と顧客対応力が求められます。

仕事以外でも自主学習の時間を割く必要があり、人によっては苦痛に感じる場合もあるでしょう。

きつい反面、やりがいや魅力も大きい

セールスエンジニアはきついだけでなく、その分仕事のやりがいや魅力もあります。

顧客の課題を解決できる

セールスエンジニアは顧客の課題をヒアリングして、解決手段として自社の商品やサービスを提案するのが役割です。また、営業支援要素だけではなく、顧客の要望を製品開発に反映し、新製品開発に貢献することが役割となっている会社もあります。

もちろん、販売することによって売上にはなりますが、まずはクライアントの悩みを解消する方法を考えることが重要になります。

提案して販売した商品が顧客の役に立つと感謝されることも多いため、大きな達成感とやりがいが得られるでしょう。

また、セールスエンジニアは営業担当者とも同行しますが、専門的な提案によって顧客の課題を無事解決できると、売上に貢献できて営業側からも感謝される機会があります。

キャリアアップがしやすい

製造業界は次々と新しい製品の開発を行い、顧客からもより高性能な商品が求められるため、専門性の高いセールスエンジニアは需要がなくなりにくい職業です。

そのため、転職など自分の希望に応じたキャリア形成がしやすく、知識や技術など専門性を高めていくことで、ITコンサルタントなども目指しやすい特徴があります。

ほかにも、マネージャーやITアーキテクトなどの選択肢もあり、将来性やキャリアアップに優れた職業といえるでしょう。

セールスエンジニアで活躍できる人の特徴3つ

セールスエンジニアに向いている人の代表的な特徴について解説します。

知的好奇心が強い人

自社製品だけではなく、先端技術など幅広い分野の知識が必要とされる仕事ですので、新たな情報を仕入れたり調べたりすることが苦にならない人が向いています。

一度学習したことでも、時間が経てば新しい技術などの開発が進むため、常に最新の情報を意識しておかなければなりません。

そのため、何事にも好奇心を持って追求できるタイプだと、次々に塗り変えられる技術を楽しみながら学び仕事にも活かせるでしょう。

また、顧客から知識の範囲外の難しい質問や要望を受けた際にも自身の力で調べるなどして最後まで責任を持って対応する姿勢が大切です。

コミュニケーションが得意な人

セールスエンジニアは顧客対応が必須の職業であるため、コミュニケーション能力が高い人の方が向いています。

顧客は、何らかの課題や悩みを抱えており、的確な解決方法を提案するためにはヒアリングが必要です。

知識量や表現なども人によって大きく異なるため、相手の訴えの要点を掴む力や聞き出すスキルが重要となります。

また、相手の知識に合わせた専門性も求められ、一般的な営業よりも専門的な課題解決能力が同時に必要とされるでしょう。

エネルギッシュな人

資料作成などのデスクワークよりも、商談や訪問など社外で働くことが多く、活動的に動けるエネルギッシュな人は向いています。

顧客の要望に応じて担当エリア各地を飛び回ることもあるため、フットワークの軽さは重要です。

また、トラブル対応で深夜帯や早朝などに動く場合もあるため、対応力や柔軟性も兼ね備えておく必要もあります。

自分に合った企業に転職するなら

セールスエンジニアとして活躍するためには、仕事が向いていることに加えて、企業が自分の働き方や価値観に合っていることが重要です。

今の職場が適していないと感じる場合は、転職することで自分らしく活躍できる可能性があります。しかし、高い需要はあるものの企業や求人はさまざまで、最適な職場を見つけることは簡単ではありません。

そのため転職活動を進める際は、業界に特化した転職エージェントからサポートを受けることをおすすめします。

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未経験職種への転職も、同業種や同職種への転職でもしっかりサポートします。セールスエンジニアの転職をお考えの際は、ぜひタイズにご相談ください。

まとめ

セールスエンジニアは、ノルマや納期に追われて時間的なストレスがかかり、顧客と現場の板挟みによる精神的な負担があることで「きつい仕事」だといわれがちです。

さらに、常に最新技術に注意を向けて学習する時間を割く必要もあり、好奇心や探究心が少ない方にとっては苦痛になるでしょう。

しかし、顧客の悩みを解決することで感謝され、キャリアアップもしやすく将来性のある仕事ですので、やりがいを感じることも多くあります。

仕事が辛いと感じるときは、職場が合っていないだけかもしれませんので、転職エージェントを活用して自身に適した企業を見つけることも大切です。

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この記事を書いた人

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安達 篤史

株式会社タイズ

これまで17年間、転職エージェントのコンサルタントとして従事し、これまで1,000名以上の転職支援を実施。
技術系を中心に幅広い知識・経験があり、納得感のある転職を実現している。

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