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関西メーカー専門の転職・求人サイト「タイズ」

2019.04.10ナガノサイエンス株式会社の中途採用や安定性試験機器、リスクベース品質マネジメントシステムについて、代表取締役社長の長野大造様にお話を伺いました。

ナガノサイエンス株式会社 代表取締役社長
長野大造様

【求人あり】転職サイト「タイズ」に求人を掲載しているナガノサイエンス社の代表取締役社長・長野大造様に、中途採用で求める人物像や、ナガノサイエンス社がトップメーカーとしての地位を確立するに至った背景について、インタビューさせていただきました。


いろいろな業界出身の方に、中途採用でご入社いただいてます

中途採用でいろいろな業界出身の方にご入社いただいており、かなりバリエーションのある人材ポートフォリオになっているのですが、お客様のところに直接入り込んで、お客様とのダイレクト感を感じることのできる面白い仕事、という声が多いです。また、各ポジションでプロモータータイプの人材を増やしたいですね。「よしやるぞ!」と当社を引っ張ってくれる人材が増えれば、さらに一歩、会社が拡大するのではないかと思います。

「直接お客様と繋がることが好きな人」が向いている仕事です

当社は基本的に直接販売の形をとっていますので、直接ユーザーのところに入り込んで、ユーザーと一緒になって仕事を進めていく必要があります。ですので、直接お客様と繋がることが好きな人が向いていますね。今、社内では、「頭脳代行」というキャッチフレーズを使っていて、お客様が考えるべきことを先回りして考え、価値を提供しようと取り組んでいます。

ニッチな分野でも「グローバルナンバーワン」になりたい方、当社ではそれをリアルに体験できます。

現在、医薬品の品質管理・安定性試験分野において、お客様にとって世界で一番良いプロセスを作ろうとしています。ニッチな分野でも「グローバルナンバーワン」になりたい方、当社ではそれをリアルに体験できます。また、最新のビジネスモデルを積極的に取り入れようと、「グローバルなプラットフォーム(お客様をつなぎ、価値交換する場)の拡大(リアル&デジタル)」、「サービス事業のフランチャイズ展開」を新しいビジネスモデルとして取り組んでいます。新しいビジネスを自らプロモートしたいという方、きっと大満足されると思います。職種は関係なく、こういったことに興味を持たれる方に来てほしいですね。当社は日本で品質の良い製品、メーカーとしての強みを生かしながら、相当ユニークに独自進化を遂げてきました。今後はさらにユニークな会社として、世界に飛躍したいと思っています。

■ナガノサイエンス社の求人情報はこちら


※国内トップシェア「医薬品安定性試験」とは

■医薬品安定性試験とは?

温度、湿度、光等の様々な環境下で医薬品品質の経時的変化を明らかにし、その結果に基づいて貯蔵条件や有効期間を設定するために実施される試験。薬の有効成分が倉庫保管、輸送、病院や家庭での保存などの過程において変質・分解することのないよう、安定性試験ガイドライン(厚生労働省)により安定性試験を行い、実施結果の提出が義務付けられている。ナガノサイエンス社は医薬品安定性試験機器および関連サービスで国内トップシェアを誇る。

※世界唯一のサービス「QMS」とは

■リスクベースQMS(Quality Management System)とは?

医薬品品質リスクを最優先したマネジメントシステム。医薬品の開発、製造、試験、保管等の各プロセスで想定されるリスクを洗い出し、影響を明確にし、必要な対策を講じることで、目的・目標達成の確度の向上を狙うアプローチ。ナガノサイエンス社は専門的な知識に基づき、リスクアセスメント、リスクベース開発・設計、リスクコミュニケーション等を代行。このサービスを提供する企業としては世界唯一の企業。


安定性試験機器がトップシェアに至るまでの背景について

もともと、当社は医薬品に限定せず、いろいろな分野向けの装置を取り扱っていました。エレクトロニクス・半導体分野を中心に環境試験機器の国内シェアの過半をもつエスペック社という競合企業があり、当社はもともと業界内で5番手程度の企業でした。マーケットの大きいエレクトロニクス・半導体向けの機器など、競争力が十分とは評価できない装置分野は撤退し医薬品分野に特化。扱う製品数を削減し、強い分野を伸ばす方が成長するのではないかと考えました。大きな経営判断で父親も相当不安に思ったようですが、活路を見出し、業界シェアを拡大させることができました。また、それまで特注あるいは半特注の生産で、お客様の要望への対応力が強みだったのですが、その路線も変更しました。そこそこの成長はできても飛躍的な成長はできないだろうと考えたからです。

当社の製品は安定していて、良い性能が長く続くと評価されています。

製薬会社から、当社の製品は安定していて、良い性能が長く続くと評価されています。ユーザーの、「信頼・実績のあるものを使って、確実に成果を出したい」というニーズに応えることができていると思います。この業界は、毎年モデルチェンジをしなければならないような変化の激しい業界ではなく、製品の実質耐用年数が20年というものもあります。製品は基本的には売り切りですので、入替えや増設が中心になりますが、ライフサイクルに対応させて新しい製品を提案します。平均すると10年以上ご使用いただくことが多いと思います。

とはいえ、医薬品の製造・品質に関する規制がどんどん厳しくなる中で、GMP(※1)やGLP(※2)などの新しい情報を先取りして、新しい規制に対応した製品を出すことが求められます。私が代表に就任してから、主力製品については新たな規制対応を主眼に、2回の大きなモデルチェンジしています。いずれにせよ、「省エネ対応」「安定稼働レベルの向上」「温湿度等の再現精度の向上」は今後も追い求めていかなければなりませんね。

※1 Good Manufacturing Practice:医薬品及び医薬部外品の製造管理、品質管理の基準。
※2 Good Laboratory Practice:安全性を評価する検査や試験が正確かつ適切に行われたことを保証するための基準。

単なるメーカーではなく、メーカーを原点とした総合サービス会社へ

当社は2000年に「単なるメーカーではなく、メーカーを原点とした総合サービス会社、ソリューション会社になろう」と目標に掲げ、取り組んでいます。最近はメーカーではなく、サービス会社だと思っていらっしゃるお客様もいると思いますが、現在と入社当時を比較すると、売上や組織構成ががらりと変わりましたし、私自身、当社はもうメーカーの領域を脱したと思っています。ソリューションを提供するための開発部隊、サービス実行部隊も整えました。当社はシステムも自社開発していますが、これがブランド要素のひとつになっており、強みですね。また、製品を直接販売していますので、日本中の製薬会社に出入りできます。今後カバー領域を広げることができる土台があるのも、当社の強みです。

震災からわずか半年で「災害リスク低減セミナー」を開催しました。

―――「総合サービス会社へ」とのことですが、例えば災害への対策などもあるのでしょうか。

もちろんです。例えば、2011年には「災害リスク低減セミナー」を行いました。内容としては、東日本大震災で被災されたお客様の状況を調べ上げ、被災データベースを構築し、結果をとりまとめ、今後の対策の方向性について発表しました。当社がカバーする試験分野は長期連続試験です。中断は大問題です。これを震災から半年で行いましたので、かなり驚かれました。このスピードは、製薬会社に当社の社員が直接出入りできる基盤があったことで実現できたことです。

当社はリスクマネジメント支援サービスを2006年からスタートさせており、続いて2007年にはリスクアセスメント代行サービスを開始しました。お客様の業務プロセスの中に含まれているリスクアセスメントを当社の専門家が行うサービスです。この「総合サービス会社化」はかつて私が損害保険会社で勤務し経験してきたベースがあって実現できたものです。

当社と同じような事業展開ができるメーカーはなかなか出てこないと思います。

超ニッチ市場を対象に、自社製品を持ち、さらにその周辺のサービス事業まで幅広く手掛ける、という特徴により、海外も含め他社とはほぼ完全に差別化できています。国内ではかなりのシェアも獲得していますので、当社と同じような事業展開ができるメーカーはなかなか出てこないと思います。ただ、思わぬところが競合になるという可能性はあります。例えばシステムベンダーです。製品についての競合は海外のメーカーになります。特にドイツには侮れない企業が数社あります。しかし、いずれもほぼ純粋なメーカーで、中堅企業です。だからこそ、海外にもチャンスが広がっています。

今後の事業の成長戦略について

2つあります。

まず1つは、安定性試験や医薬品の品質を管理するユーザーに対して提供できるラインナップやサービスを増やすことです。海外を含め、当社の事業領域の周辺でおもしろい製品や特殊なソフトウェアがあれば、ラインナップの1つとして取り扱ってみたいですね。

もう1つは、当社の事業モデルをそのまま海外に輸出して、さらに海外展開を図りたい。海外のパートナー企業にノウハウを積極的に提供し、ライセンス料をいただくような「フランチャイズモデル」を考えています。当社の「リスクベースQMS」というマニュアル化された品質・経営システムを用いて、海外企業との提携を目指します。特に、海外の製薬産業にはかなりの地域差があり、欧米がやはり先進的です。当社はこれから医薬品の自国生産が盛んになるであろう新興国に着目しており、ジェネリック医薬品がますます必要になるだろうと考えています。新薬も安定性試験は必須ですが、有効性と安全性が最優先です。一方ジェネリック医薬品は既にこれらが確立されていて、品質や安定性がより重視されますので、当社のビジネスチャンスは広がっていると思います。この事業の拡大に向けて、既にインドネシアで事業展開を進めており、一定のブランドを確立しています

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長野様のご経歴について「約10年間、損害保険会社で働きました。」

大学院を卒業してから、約10年間、損害保険会社で働きました。もともと理系の出身ではありましたが、当時はリスクマネジメント、数理的にリスク管理する仕事に就きたいと考えていましたので、エンジニアの道に進みませんでした。就職活動では自分の好きなことができそうな会社を選びました。あまりに普通すぎるのが嫌で、これは父親の血を引いていると思うのですが、自分の特長にこだわりたいという思いからあえて損害保険会社に入社しました。親にも「好きなことをやったらいい」と言われていましたので、家業を継ぐことはあまり考えていませんでした。

アメリカで日本のエレクトロニクス産業の強さを実感

前職では、法人営業やマーケティング、商品開発を担当していたのですが、1996年頃に半年間、アメリカのウォール街へ研修に行く機会がありました。そこで、日本の「モノづくり」技術の強さを目の当たりにしました。アメリカでも日本車がブランドでしたし、タイムズスクエアは日本の家電メーカーの広告がひしめき合い、日本のエレクトロニクス産業の強さを実感しました。そこで、金融業界で培った私のマーケティングやソリューション開発の知見を日本の「モノづくり」技術と組み合わせることで、何か面白いことができるのではないか、と会社を継ぐ覚悟を決め、1998年にナガノサイエンスに入社しました。

2002年に二代目として代表取締役社長に就任しました。

技術の勉強をしながら、財務の見直しやマーケティング中心に、経営企画を担当しました。2000年には「第二創業宣言」を行い、「医薬品に集中特化」、「純粋なメーカーからソリューション企業へ」という二つの軸を打ち出しました。2002年に二代目として代表取締役社長に就任しました。

本⽇は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

※本記事は2018年に掲載したものを一部編集した記事です


―担当コンサルタントより―

この取材は私が担当致しました
株式会社タイズ コンサルタント 丹田 真寿美

今回のインタビューで、ナガノサイエンス社がどのような歴史を経て成長してきたのか、更に歴史の変革点での、長野様の熱い想い・会社を想う気持ちをお伺いすることができ、改めて素晴らしい企業様だと感じられる時間でした。是非一人でも多くの方にこの記事を読んで頂き、入社したい!と思って頂きたいと思います。

貴重なお時間をありがとうございました。


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