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関西メーカー専門の転職・求人サイト「タイズ」

2018.08.03川崎重工業株式会社の航空機エンジンの調達業務について、中途採用のバイヤーにお話を伺いました。

(2018.8.3更新)川崎重工業株式会社 航空宇宙システムカンパニー 生産本部 エンジン資材部 エンジン輸入部品調達課 荻野領亮様

メーカー専門の転職サイト「タイズ」に求人を掲載している川崎重工業株式会社・航空宇宙システムカンパニーの調達のお仕事について、タイズを通してご入社されたエンジン資材部エンジン輸入部品調達課の荻野領亮様にお話を伺いました。航空機エンジンの調達の業務内容、前職との共通点や違い、グローバルなご活躍のエピソードについて、コンサルタントがインタビューさせていただきました。

インタビュー

航空宇宙システムカンパニー 生産本部 エンジン資材部 エンジン輸入部品調達課 荻野領亮様

担当されている業務について教えてください。

航空機のエンジンに使用する部品を海外サプライヤーから調達する業務を担当しています。海外のサプライヤーから購入する際の各種調整や、契約締結の手続き等が業務の中心です。扱う部品は、航空分野の特別なライセンスを持ったサプライヤーの中から選ぶ必要があり、その中から私たちが求める条件を満たす最適なサプライヤーを選択しなければなりません。海外のサプライヤーの部品は年々価格が上がってきていますので、契約でいかに価格上昇を防ぐかが重要で、プロジェクト全体を通して交渉していくのが契約業務の中心です。

扱う部品は月に数個から数十個単位で、高い精度が求められる部品です。前職では月に何万個というオーダーで、毎月決まった個数が自動的に来るという状況でしたが、航空機の部品となると製造にも時間がかかりますし、数が少ないのに納入が間に合わないとか、部品の調整を技術部を始め多数の部署としたり、物流の点からフォワーダーと調整したり、と業務は多岐に渡ります。

前職ではどのようなお仕事をされ、どのようなスキルを身につけられたのでしょうか?

前職では、自動車部品の国内外の調達の仕事をしていました。調達の仕事は、最終的には人と人との関わりによるもので、社内外の関係性を構築していく仕事です。調達としての動き方や考え方を身につけることができましたし、海外メーカーとのやりとりも経験しました。

転職をお考えになったきっかけ、川崎重工業株式会社を選ばれた理由を教えてください。

ものづくりに関わりたいという思いがあり、出身地が兵庫県姫路市で、地元に近いところで仕事がしたかったこと、結婚を控えており、自身の変化のタイミングが重なったことが転職を考えるようになったきっかけです。いちばん最初に思い浮かんだのが川崎重工業株式会社でした。

出張は多いですか?

主には何か問題が発生したときに海外出張があり、海外の現場に張り付いて、直接ものを見て、人に会って、全ての調整を終えて帰国する、という出張になります。

残業の状況はいかがですか?

残業はそれなりにありますが、仕事のメリハリはつけることができます。もちろん毎週水曜と金曜の定時帰宅日には定時に帰ります。ただ、私の仕事は海外サプライヤーとの仕事ですので、時差の関係で電話会議などは定時外の時間帯になることがあり、帰るのが遅くなる日もあります。

中途入社されて約1年ですよね。ご自身の強みを打ち出して周囲に影響を与えるような経験や、やりがいを感じた仕事はありますか?

業務上、社内、各サプライヤーとの間で、いかに問題の影響を最小限に留めるかというところで調整を迫られる場面が多々あります。今年の冬、問題が発生したとのことで、タイへの出張を任されました。川崎重工を含め6~7社、日本、シンガポール、タイ、ドイツ、クロアチア、イギリスから担当者が集まり、問題への対処方法、今後のリカバリーの方法について英語で議論する必要がありました。川崎重工からは私一人でタイに向かいましたが、上司や先輩が電話やメールでバックアップ体制を整えていただいていたので、安心して任務を遂行できました。3~4か月経って、やっと問題も落ち着いてきたところですが、この即時の対応がなければ問題はもっと長引いていたと思います。正直しんどかったですが、やりがいのある仕事で、川崎重工としての任務を果たせたと思っています。川崎重工としての意見は譲らず、他社と折り合いをつけるという形で進めることができました。

まだまだ勉強させてもらう側の立場ですが、徐々に任される業務が増えてきている実感はあります。考え方の基準、何かを決定するときの基準など、川崎重工の進め方に早く慣れ、今よりも任される部分が増えるよう努力しようと思います。

前職と比較して規模感に違いを感じますか?調整の大変さはいかがですか?

違いますね。いかんせん人が多い!また、川崎重工はいい意味で考え方が飛びぬけている人、独特の考え方をしっかり持っている人の数が多いと思います。

正直、前職の方が調達の仕事はやりやすかったです。決まったサプライヤーで同じような部品を同じ担当者が管理していた事も有り、また社内外の担当者との関係性も今よりも深かった分、今よりも調整はしやすかったです。川崎重工では、まだこれから社内外の関係性を構築していく段階ということもあり、関わる人数はそこまで変わらないはずなのに、考え方が各々しっかりしている人が多いので調整の仕事は難しいですね。

前職で得られた経験は生かされていますか。

前職でよく言われたのが、「現地・現物・現実・原理・原則」の「三現+二原主義」です。自分が扱っているものは自分がいちばんよく知っておかなければなりません。川崎重工に入社しても、週に一回は工場に足を運んで、現場でものを見て、現実に何が起こっているのかを把握するようにしています。ただ、現職での業務量の中で現物を確認するための時間を確保するのが難しい時もあります。もし、将来私が教える立場になった時にも、この部分は積極的に取り組んでいきたいと思います。

語学の上達のために、業務外でも勉強されているのですか。

仕事が忙しいため、勉強のための時間を用意するのが難しいのですが、海外の映画を見る時に字幕を非表示にしたり、TOEICを自主的に受験しようとは思っています。会社でも年一回、TOEICの試験を受けることができますが、自分でお金を払って受験するからには、勉強して受けなければという気持ちになる為です。

仕事で求められる英語とはどのような英語でしょうか。

コミュニケーションをとるための英語、業務で使う英語、契約で使う英語など、英語のジャンルが全て違います。特に難しいと思うのが、相手に対する敬意の払い方、感謝を示す言葉の使い方です。例えば、日本人は「ありがとう」を単純に「Thank you.」と、決まったフレーズを使いがちです。一方、海外の彼らはすごくいろんな言いまわしで表現します。そういった表現でも感謝の気持ちを伝えられるのか、と気づかされることが多いですね。受ける側としても気持ちいいです。そういう使い方が調整の仕事において重要なツールだと思います。日本語で説明しようとすると難しいのですが、こういった細かいところを勉強する事も、コミュニケーションツールとして重要だと感じています。

中途入社の社員に対して、何かフォローはありますか?

人事・採用担当の方が中途入社の社員をよく気にかけてくださり、中途入社の社員が集まる交流会を企画してくださっています。普段仕事で関わることが少ないメンバーと関わることができ、以前会った時は中途入社だと知らなかったけれど、あ、あなたも中途入社なのね、今後仕事で助けてくださいね、という会話をよくします。

これから取り組みたいこと、これからの目標を教えてください。

目標は二つあります。一つは問題を起こさない仕事の進め方をすることです。問題が起こってしまうと、調整に莫大な時間がかかります。全てを平常運転できるよう、問題の早期発見、早期対策ができるような仕組みを意識して取り組みたいと思います。二つ目は海外駐在です。エンジン資材部は、アメリカに2拠点、イギリスに1拠点、駐在員がいますが、このポジションを取るべく、自身のレベルアップ、語学力の向上をしていきたいです。

これからご応募される方へメッセージをお願いします。

私は自身が生まれ育った場所で、より成長できる企業で仕事がしたい、得意な英語をもっと活用できる仕事がしたいと思い、転職しました。結果、英語を中心とした仕事をさせていただいていますし、規模の大きいプロジェクトにも参画させてもらえています。これから自分が仕事をどう進めていくかによって、この転職活動の良し悪しの最終的な結果は変わってくると思っています。そのためには、こういうことを実現したい、こういうことをやってみたいという軸が大切だと考えています。目標や何かを実現したいという思いが強いほど、転職後に成長できる幅も大きいでしょうし、新しく一から再構築していく中で挫折しそうなとき、心が折れそうな時に耐え抜くことができると思っています。自分の中の軸をしっかり持って、この企業でこういうことを学べるからがんばってみよう、より楽しい人生にしようと行動してみてほしいですね。その点では、川崎重工には楽しい人が多いですし、同じ境遇のメンバーがたくさんいます。目標を持って、一緒に働きましょう!

本⽇は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

 

-担当コンサルタントより-
2016年秋にタイズにご登録いただいてから、川崎重工業社一社のみの応募で、面談から内定まで2ヶ月程度でスムーズに決定に至りました。インタビューの中で転職活動の感想についてお伺いした際に、「こんなにも早く決まったのか、の一言です!」と仰っていただいたことが印象的でした。中堅の自動車部品サプライヤーから、航空機のジェットエンジン部品の購買の業務への変化ということでご苦労も多いと思いますが、グローバルな環境で、サプライヤーを巻き込みながら、やりがいを持って仕事をされていることを感じることが出来て嬉しかったです。

この取材は私が担当致しました
株式会社タイズ コンサルタント 安達 篤史

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