2019.11.27[株式会社ピカソ美化学研究所]業績好調な株式会社ピカソ美化学研究所の事業の強みや中途採用についてお話を伺いました。

株式会社ピカソ美化学研究所 経営企画部 人事戦略課 課長 小泉 公一様

株式会社ピカソ美化学研究所 経営企画部
人事戦略課 課長 小泉 公一様

株式会社ピカソ美化学研究所(以下、ピカソ美化学研究)の事業の強みや仕事のやりがい、採用についてお話を伺いました。

業績好調!ピカソ美化学研究の事業の強みとは?

株式会社ピカソ美化学研究所 経営企画部 人事戦略課 課長 小泉 公一様

ピカソ美化学研究の事業「ODM」についてお伺いしたいです。

製造を委託する「OEM」の言葉は普及していますが、当社が行っている設計開発から委託する「ODM」はまだまだ認知されていません。

ブランドメーカーから委託された製品をいかに安く作るかではなく、ブランドメーカーが作りたいものに付加価値を加えて提案するのが当社の事業。すべての製品をトータル提案できますので、ブランドのシリーズ展開にも対応することができます。

当社では処方を取引先に公開しておらず、最近では化粧品市場に参入する異業種の企業からの依頼も増えており、様々なノウハウを含めて、提案を行わせていただいてます。また、研究所の多くは地方にありますが、当社はアクセスのよい西宮と銀座に研究所があり、社員や取引先にも喜ばれています。

大手ブランドメーカーさんと比較して、ピカソ美化学研究の強みとはどのような点でしょうか。

ブランドメーカーと当社の違いは、ブランドメーカーなら軸となるコンセプトやターゲットが決まっており、開発する化粧品もある程度限られています。しかし、当社の取引先は300社におよび、様々な種類のブランドメーカーの化粧品開発が可能です。

一般的なOEMでは大手メーカーが開発したものを、下請け的に低コストで生産しますが、当社ではそういった仕事はほとんどありません。当社が各ブランドメーカーに合わせて開発した化粧品を提案しているので、幅広い種類の化粧品を作り出しています。スキンケアやメイクに特化しているブランドメーカーが数多くありますが、当社にはスキンケアやメイク、ヘアケア、ボディケアなどをトータルで開発できる技術力と設備があります。開発者にとっては、自分が思い描いたものを実現できる環境があるのです。それが当社の強みとなっており、社員のモチベーションにつながっています。こうした開発力が評価されて、業績も拡大しており、2017年6月にはタイで第2新工場が稼働し、2018年には横浜に建設中の第2工場も稼働予定です。

ピカソ美化学研究の海外進出について

株式会社ピカソ美化学研究所 取材写真

ピカソ美化学研究の今後の夢・目標を教えてください。

創業して80年になりますが、会社としてはあくまで通過点で、今後90年、100年と永続的に繫栄していく必要があります。

国内では高いシェアを持っていますが、今後人口減少によって市場が縮小していく中で、やはり海外市場での事業拡大が必要不可欠です。

特にアジアの中で、「化粧品のことならピカソ」だと認知させることが会社の目標です。 人事としては、こうした事業展開に合った人材をしっかりと採用し、グローバルな人材を育成していくことが必要で、それを目標としています。

実際、中国やタイなど、積極的に海外進出をされていらっしゃいますが、詳しくお伺いしたいです。

当社は海外市場にも注力しており、中国では現地企業に当社のODMを提供しています。タイをはじめフィリピンやベトナム、シンガポールなどアセアン諸国の展示会にも出展し、取引先が増えてきています。

化粧品はバルクと呼ばれる中身を加工しなければ、製造した場所が原産国となります。西宮や横浜で作ったバルクをタイの工場に送り、充填包装ラインで仕上げ工程を行っています。Made in JAPANのままで原価を下げることのできるこのスキームをブランドメーカーに提案し、タイ工場の生産数量は対前年大幅のアップとなりました。

ピカソ品質を維持するために、日本の工場から技術支援を行っており、今後海外で活躍できる機会もさらに増えていくと思います。また、開発者にとっては、日本で自分の開発した商品が身近な場所で売られているという喜びもありますが、例えば中国全土で自分が開発した商品が売られるというスケール感も大きなモチベーションとなっています。

ピカソ美化学研究で働く魅力

お仕事の魅力・やりがいについて、お伺いしたいです。

たくさんありますが・・・

まず現場では製造機械も内作しています。最初はライン上に立たない変わった化粧容器を立てる治具の製作程度でしたが、最近では充填機も内作することがあります。これは「こんな治具や機械があれば、工場で働くスタッフも作業が楽になるだろう」という思いをカタチにしているのです。工場スタッフから「ありがとう」と直接感謝の言葉をいただけるので、仕事のやりがいにつながっています。

また、当社の仕事の領域はものすごく広いです。開発者は中身を研究するだけでなく、生産技術にも関わり、スケールアップや容器、充填テストにまで立ち会うこともあります。

また、自主課題で作った製品が社内コンペで採用されると、展示会で大々的に展示されて、開発者自身が展示会にも参加し、お客様に提案・説明することもできます。ブランドメーカーでは広報や販売に大きな投資が必要なため、新商品のリリースは年間で限られていますが、当社では300社の取引先の新商品開発をサポートしているので、年間何百という開発を行っています。自分が作った商品が市場に出回るのを見ることが最大の喜びだと思う開発者にならば、当社で数多くの喜びを味わうことができます。

さらに、最近異業種の企業が化粧品市場に参入するケースが増えており、まったくノウハウがない場合は、容器の提案からノウハウの提案を行うこともあります。こうしたサポートでは、共に事業を成長させるやりがいを実感することができますね。

お仕事で大切にされていることは何ですか?

どんな時でも謙虚さを持つことです。お客様はもちろんですが、協力会社様や社内においても謙虚さを持つことが必要だと考えています。その姿勢がなければ、いざという時に助けてもらえないと思うのです。

当社も阪神淡路大震災を経験しました。社員の中には家が全壊し、住むところがなくなり、工場に住むことになった者もいます。そんな時に設備メーカーや原料メーカーの取引先がタンクローリーで水を運んでくれたりしました。それは、それまでの謙虚な姿勢があったからこそだと思います。こうした会社の伝統を大切にしていきたい。 水を運んでくださったことで、社員は普通に工場で生活ができましたし、工場も稼働を継続できました。仕事ができたから、給料を支払うこともできましたし、一緒になって苦労しながら、喜びを分かち合うことができたのです。謙虚さがあったから、今がある。こうした思いを継承していきたいですね。

ピカソ美化学研究の中途採用について

株式会社ピカソ美化学研究所 経営企画部 人事戦略課 課長 小泉 公一様

採用で求める人物像についてお伺いしたいです。どのような方と一緒に働きたいと思われますか?

当社の社是は「創意工夫」。仕事で大切にしているのがNOと言わないこと。「これは無理だ」「できないです」と言わないことです。これを口にすることで本人の成長が止まりますし、言われた方も不快になる。まずは、どうやったらできるかを考える。もちろん、出来ないこともあるので、そんな時は代替案を考えて提案する。この考えに共感できる方を当社では求めています。

やる気次第で仕事はいくらでもあります。会社によって考え方や進め方は異なります。当社が正解、前職が正解ということもないと思いますが、まずは何でもやるという当社の基本姿勢を理解して、仕事に取り組んでほしいですね。

御社を希望される方へのメッセージをお願い致します。

よく応募者の方から「これだけの技術があるのに、自社ブランドは作らないのですか」といった質問を受けます。私たちは自社ブランドの開発は一切行いません。私たちの事業は化粧品メーカーをサポートすることです。

例えば、自社ブランドが大ヒットすれば、お客様であるメーカーの売上を取ることになり、また「そんなに良いものをどうして提案してくれなかったのか」とこれまで築いてきた信用を失うことになります。当社はお客様のことを第一に考えて、成長を実現してきたのです。

ミスマッチをして、お互いに不幸な転職にはしたくない。だから、面接では本音の転職理由を教えて欲しいと思います。ネガティブな転職理由を話すと不利になると言われますが、例えば「残業の多さが大きなストレスとなって転職を決めた」ということであれば、「当社ではそんな働き方ではないので大丈夫です」とお話しできますし、ミスマッチも起きないと思っています。当社にも欠点はありますし、それも包み隠さずお話ししていますので、出来るだけ本音でお話ししたいと思っています。皆様のご応募お待ちしております。

本日は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

※本記事は2017年に公開されたものを再編集しています。