企業インタビュー
[ 株式会社タチバナ ]
「創業以来60年黒字」「離職率1%」の株式会社タチバナで働く魅力
創業以来60年黒字、離職率1%の株式会社タチバナ(以下、タチバナ)で働く魅力について、
管理部 人事課 柿沼弘之様にお話をお聞きしました。
■株式会社タチバナについて

日本全国を縦横に走る高速道路をはじめ、
高層ビル、空港、橋梁など、現代社会を支える建造物に
は、必ずどこかにタチバナの製品が活躍しています。
電設資材メーカーのタチバナは、電気・通信・照明用のケ
ーブルラックや配管路、伸縮継手などの電設資材の設計、
開発~製造、販売までトータルなサポート体制を確立。
各種インフラにおいて確固たる基盤を築いてきたタチバナ
は、永年蓄積されてきたノウハウと数多くの実績をベース
に、新たなビジネスフィールドに果敢にチャレンジし、
更なる前進を続けます。
〈目次〉
1.タチバナの事業内容について
2.タチバナの充実した福利厚生について
3.会社の雰囲気について
タチバナの事業内容について

株式会社タチバナ 管理部 人事課 柿沼弘之様
タチバナの事業内容についてお聞かせください。
柿沼様:当社は、昭和34年設立の電設資材のメーカー兼商社です。
具体的な製品としては、高速道路、国道、鉄道と幅広い分野に関わる電気・通信の配管や支持材を取り扱っています。身近なところだと、「東京ドーム」「東京アクアライン」「北陸新幹線」にも採用されています。
創業以来、60年連続黒字を続けているそうですが、その秘訣をお聞かせください。
柿沼様:「タチバナに言えば、すべてを揃えてくれる。」つまり、お客様にNoと言わない姿勢で事業を行ってきました。
具体的には、商社として仕入れてくる商材と、カタログ品に要望の商材がなければ、自らメーカーとして製品設計を行い納品する機能を併せ持つ体制を整えています。
タチバナに一括注文いただければ、工期に合わせて、現場にまとめて納めてくれる。無駄に資材を現場に置くことなく、効率よく現場作業が進められるとで、信頼を勝ち取ってきました。
また、「本業以外に手を出さない」という方針で、株や土地には手を出さず、コツコツと黒字を出し続けてきまして、自己資本比率73%、信用調査会社の評点が平成27年で80点(40点台の企業が多い)をいただいております。
タチバナの充実した福利厚生について
タチバナと言えば、充実した福利厚生に注目をしてしまうのですが、どのような制度があるのか教えてください。
・年間休日:128日
・夏季休暇(8日間)、年末年始休暇(7日間)、7~9月には夏季休暇以外に3日間の有給取得推進を実施。
・時間外手当は、全額支給、上限なし
・季節性インフルエンザ予防接種(会社全額支給)
・通信教育(全額会社負担)
・住宅購入費補助制度(3年間、住宅手当とは別途支給)
・社員旅行、周年記念パーティ、誕生日祝(会社から記念品贈呈)
などがあります。
すごく充実していますね!中小企業でここまで充実されている会社は少ないと思います。
柿沼様:はい、お陰様で離職率も1%と低水準になっています。休日が多い、従業員にとっても、働きやすい環境だと思います。当たり前ですが、サービス残業は許さない姿勢で、全額支給していますし、忙しくて現場が回らないようであれば、積極的に採用を行い、残業も減らすように努力しています。
なぜ、そこまで従業員の満足を高める取り組みを行っているのでしょうか?
柿沼様:弊社の創業者(現会長)が、「従業員は家族」と本気で考えている点が大きいと思います。タチバナで働いてくれることが、本当にうれしいし、タチバナのために働いている人を大事にしたいと考えています。
例えば、「社員に子供が生まれた」となると、病院まで見に行って、お祝いをした、というエピソードもあるほど、従業員を家族として大切にしていました。
今でも、4月1日の入社式の日には、パート社員も含め、全従業員にお弁当と紅白まんじゅうが振る舞われ、会社全員で入社式という日を共有しています。
そのほか、高卒の社員だと、成人式の日にもお祝いとして、自分の好きなものを買ってもらったりしています。タチバナの社員になったら、家を持ってほしいという思いも込めて、住宅手当とは別に、3年間の補助金も支給しています。
本当に従業員を家族として接していらっしゃるんですね。
柿沼様:従業員だけではなく、従業員の家族にも幸せになってもらいたいと考えています。
これまで土曜日は奇数月に月1回出勤していましたが、出勤日に子供の行事があって、なかなか参加できなかったりしたことや、体を休めるためにも、土日祝日を完全に休日にしました。転勤を命じた単身赴任者には、月4回帰省手当を出して、大切な家族の時間を減らさないよう支援をしています。
今後は、さらに有給取得率も上げて会社で過ごす以外の時間も充実してほしい。働きながら、もっと家族の役に立ち、個人の時間も充実してほしい。それが、結果的には良い仕事として返ってくると思っています。
会社の雰囲気について
柿沼様:切羽詰まって、働く感じではなく、どちらかというと、おおらかな方が多いです。自由に話ができて、言いたいことは言いやすい環境だと思います。社内のコミュニケーションを促進するために、4名以上でレジャー活動を行うと、補助金を出します。カラオケやフットサルもありますが、最近では10数名で京都にサバイバルゲームに行ってきました。
面白い取り組みですね。
柿沼様:はい。レジャーが終わったあとで、雰囲気がガラッと変わることもあります。たとえば、違う部署同士の新人と40代の社員との間に会話が生まれるようになり、「何でもいいから言ってきて」といった雰囲気も生まれ、壁が取っ払われて、言いやすくなっていました。その後の仕事にも活かされていますよ。
この辺りも離職率1%の秘訣かもしれませんね。
最後に、創業以来60年黒字を続けるタチバナが、大事にされていることは何でしょうか?
柿沼様:「従業員の雇用を守る」ということですね。
何が何でも雇用を守る。100人社員がいれば、400人の家族の人生も預かっている。そのために、本業以外の土地・株に手を出さずに、本業で儲けをだし、黒字を積み重ね足元を固め、黒字をできるだけ社員に還元しています。
本当に、社員や家族のことを第一に考えながら、事業を行っていらっしゃいますね。
本当にお忙しいところ、お時間をいただきまして、ありがとうございました。

―担当コンサルタントより―
高速道路や鉄道など、私達の生活の身近なところにもタチバナ社の製品が使われており、社会インフラを支える魅力的な企業です。トータルプロデュースでお客様の期待に応え続け、絶大な信頼を得ておられます。また、社員を家族のように想い、本当に大切にされていることもタチバナ社の大きな魅力だと感じます。社員の皆さまの、アットホームで温かいお人柄が私も大好きです。充実した福利厚生もあり、腰を据えて長く働ける環境が整っていると思います。