としての顔の他にエンジニアリング会社、メンテナンスサービス会社の顔も併せ持つ、ガス系消火設備の全てをカバーしています。
■ガス消火とは…ガス消火剤は酸素濃度を下げて消火するもの（不活性ガス消火剤）と、化学的に燃焼反応を中断させて消火するもの（ハロゲン化物消火剤）があります。 当社は両分野を手掛けており、国内でのシェアは35％～40％。ガス系消火を専門とする唯一のメーカーです。
■ガス系消火設備が必須とされる理由…コンピュータ室や美術館、博物館の収蔵庫などは、水をかけると大切なデータや高価な機械、貴重な歴史遺産に大きなダメージを与えるおそれがあります。また電気室・ボイラー室などは水をかけると感電、爆発などのおそれがあります。この様な場所にはクリーンで素早く消火できるガス系消火設備が適しています。

【今後の同社を取り巻く環境】
■安定的な業績…建物が建設される際、消防設備は必須となります。ニーズがなくならない業界かつ、「ガス消火」に限ると国内での競合も少ないため、今後も安定した業績を見込んでいます。また消防法において、消火設備は半年に1回の定期点検が必須とされています。納入した後のメンテナンスも手掛けることができるため、当社が支持されています。
■今後の需要増加…現在受注が増加しているデータセンターは、今後も伸びる見込みです。また業界内での確固たる地位を築いてきた同社ですが、IoT化が進む世の中で今後さらに新規システムの開発を進めます。

【社風について】
■リーディングメーカー企業としての意識…これまで同社は多くの「業界初」を世に送り出してきました。世の中に「ガス消火を広めた」ことに始まり、アイデアマンであった創業者による容器弁の開発など、世の中にない発想とそれを支える高い技術力を武器に発展してきました。その後もハロンガス、窒素ガスの実用化を手掛け、近年では社員の声から生まれた透過型充満表示灯「LuxCi」(ルクシィ）でグッドデザイン賞を受賞しました。業界のパイオニアだからこそできる開発力と知見を活かせる環境があります。
■社員のレベルアップ支援…当社は「消防設備士資格」のほか、仕事に直結しない「配管施工管理技士」や「電気工事士」などの資格取得も応援。また毎年社員旅行も実施しています。行き先は国内温泉地からヨーロッパまでさまざま。家族ぐるみでの親睦を図るためのコーアツ会などもあります