NEW【大阪】研究開発職（触媒材料の評価）

上比率53.7％

創業55年を迎え、今後も経営理念である「三価値（価値ある職場、価値あるもの、価値ある人生）の実践」をポリシーに稀元素を専門に扱う会社として一番であり続けます。
多様な特性を持つ機能性材料であるジルコニウムを用い、主力の自動車の有害なガスの排出を抑える触媒材料や、ＰＣ・スマホに使われる電子部品、人口歯、家庭で使われるセラミック包丁など様々な用途として使われています。

■ジルコニウムとは
ジルコンサンドという鉱石を分解して精製されます。製法や結合する物質により、結晶構造が変わると性質も変わるため、非常に多様な性質を持っています。ジルコニウム化合物は、イオン伝導性（酸素センサー・排ガス浄化用触媒）、強酸性・耐薬品性（工業用触媒）、高耐熱性（耐火物・排ガス浄化用触媒）、高強度・高靭性（ファインセラミックス）、撥水性（防水剤）、高屈折率（光学材料）、圧電性（着火素子・ブザー・アクチュエーター）、誘電性（セラミックコンデンサー・電波フィルター）、等の特性を持っています。
埋蔵量に関して、ジルコンサンドは年間約120万tの生産労であるが、ベトナムの埋蔵量だけでも5億t以上と考えられており、枯渇リスクは低いと考えられています。
現在のジルコニウム化合物の市場規模は2000億円といわれており、今後も伸び続けます。

■競合優位性
【原鉱石からの一貫体制】
ジルコニウム化合物の用途や顧客の要求品質は多種多様であり、多品種少量の1品生産が必要です。同社はジルコニウム原鉱石から一貫体制を行い、ジルコニウムの物性を全て把握していることから製品化にあたっての問題点の把握が可能です。競合他社の多くは対応製法や用途を特化していますが、同社は特性を理解しているため顧客に合わせた製品をつくることができます。
【中間製品を自社内で生産できる】
ジルコニウム化合物の中間製品であるオキシ塩化ジルコニウムをベトナムの関係会社で製造しています。現在、生産をより拡大しており2022年には当社総需要の50％を生産できるようになる見込みです。外部に頼ることが少なくなり、事業の安定性はより高まっていきます。

■今後の展望
直近ではまだまだHV車の需要が高まり、それに合わせて開発を進めています。
長期的には自動車のEV化に伴い、触媒以外（燃料電池や二次電池材料）の用途の拡大に向け研究を行っています。
ジルコニウム以外のレアアース関係も当社には利用されているのでジルコニウム以外の物質にも目を向けています。

■働き方
素材の安定性から離職率も低く、平均勤続年数14.4年、平均残業時間15.3時間、有給取得休暇率71.7％と腰を据えて働くことが可能です。