部門として事業を開始し、半導体業界で迅速な経営判断を行うため2014年に分社化・設立。リコーからの業務を遂行する位置づけではなく、「リコー電子デバイス」として独立した業務をされています。
■CMOSアナログ技術をコアとして、半導体デバイスの企画から開発・生産・販売・品質保証まで一貫した機能を保有しています。電源ICはスマートフォン向けで世界シェア30％とトップクラスの採用実績。携帯機器市場向けには小型低消費電力電源ICを、車載や産機市場向けには高耐圧・大電流・高性能電源ICを、リチウムイオンバッテリー市場向けには小型で高精度な保護ICを主力として展開する他、半導体受託製造事業も行っています。

【強み】
・電源ICに関しては世界シェア３位、国内シェア１位となっています。
・売上比率：国内（５０％）、海外（５０％）
・アプリケーション：車載、家電、産業機械、医療機器、Iot、通信

これまで多数の業界への納入実績があり、バッテリーの⻑時間駆動や小型化要求に幾度となく応えてきました。
小規模の中に、企画から開発・生産・販売・品質保証まで一貫した機能を保有しており、客先からのイレギュラーな要求にも
対応できる製品開発力と対応スピードで、多くの業界で信頼されています。

■2018年3月より、日清紡ホールディングスの一員として、グループ内のシナジーを存分に発揮しながら、更なる成長を目指します。
※日清紡ホールディングスについて：「環境・エネルギーカンパニー」グループとして、グローバル社会にソリューションを提供。世界シェアトップクラスの自動車用ブレーキ摩擦材をはじめとして、自動車・航空機部品等の専用工作機械、高機能性樹脂素材、燃料電池セパレータ、綿100%のノーアイロンシャツ、燃料電池向け白金代替触媒等、高付加価値製品の研究・開発・製造・販売を行っています。

※2022年1月に新日本無線株式会社と統合し「日清紡マイクロデバイス株式会社」へ社名変更しました。

【同社の社風・風土、人事制度について】
年齢に関わらずやる気のある人材を育てる風土と、個性を尊重する風通しのよい社風は社員の成長と活躍を大きく後押ししています。入社後の研修も充実しており、基礎研修後は一人の新人に指導役の先輩が付き、実際の職場の中で成長を促し支えます。一人ひとりを丁寧に育成し、チームの中で仕事を通じ最大限に力を発揮してもらえる体制が充実しているのも特徴です。
■年間休日は129日。メリハリを付けて仕事をする風土があるため、長期休みの取得を推進する文化があります。
■年齢キャリアに関係なく、現場の声をくみ取ってくれる風土です。
事例：20代後半の若手エンジニアが海外でのキャリアを目指していた中、会社がそれを認めて、現在はアメリカ駐在として業務されています。

【今後のビジョン】
■日清紡HDとのシナジー創出：傘下の新日本無線との連動を推進を強化。例えばＩｏＴ市場を見据え、リコー電子の主力である電源モジュールと、新日本無線が抱える通信用半導体やセンサーを組み合わせた新しいモジュール開発を進めてきます。車載向け事業では、20-21年をめどに現状の10％から倍増させる方針であり、今後EV化が進むにつれて、今後ますます電源ICの必要が増加していきます。
自動車や産業機器向けを中心に好調が続いています。独自に培ってきたデバイス生産技術を活用し、お客様のご要求にカスタマイズしたプロセスによるCOT (Customer Owned Tooling) サービスを行ない将来にわたり、高付加価値なアナログ技術・製品を開発し続けています。

【その他】
勤続年数：22年
1時間単位での休暇取得可能