世界へ市場を拡大! 空調・エアコン業界の最先端技術と求められるエンジニアに迫る

まだまだ拡大傾向にあるエアコン市場。世界的にも地球温暖化によりエアコン需要がますます高まる中、ジャパンブランドが活躍しています。今回は、そんなエアコン市場におけるメーカーのシェア率や市場動向、いま空調業界で求められるエンジニアと最新エアコン技術などに迫ります!

 

日本の大手空調メーカーはどれくらいのシェア率を誇るのか?

大手メーカーの国内シェア ランキング

現在、日本国内における家庭用エアコンのトップシェアは総合家電メーカーのパナソニック、一方業務用エアコンのトップシェアは空調機器専業メーカーのダイキンです。ダイキンは、業務用だけではなく家庭用エアコンでも2位のシェアを占めており、国内のエアコントップメーカーとしての地位を築いています。

【国内家庭用エアコンの出荷台数シェア 】

1位 パナソニック22%
2位 ダイキン 18%
3位 三菱電機 15%
4位 日立アプライアンス 15%
5位 富士通 10%

【国内業務用エアコンの出荷台数シェア】

1位 ダイキン 40%
2位 三菱電機 19%
3位 日立 10%
4位 三菱重工 8%/東芝キャリア 8%
5位 パナソニック 5%

※国内家庭用エアコンの出荷台数シェアは2015年、国内業務用エアコンの出荷台数シェアは2017年のデータです。

 

世界で活躍する日本のエアコンメーカー

エアコントップメーカー

世界市場でも日本のエアコンメーカーが活躍しています。世界の大手空調機器メーカーでの売上高トップはダイキンで、その売上高は2兆円越え(2017年:2兆2906億円)と圧倒的な地位を築いています。

【世界エアコン売上高ランキング】

1位 ダイキン工業
2位 珠海格力電器
3位 美的集団
4位 キャリア
5位  ヨーク
6位 トレイン

世界エアコン販売台数シェア率は、中国企業が上位を占めています。これは中国市場での中国メーカーの市場占有率が90%を超えていることが大きな要因となっています。

【世界エアコン販売台数 シェア率】

1位 珠海格力電器 20.6%
2位 美的集団 14.7%
3位 ハイアール 10.8%
4位  AUX 5.9%
5位 パナソニック 4.7%

※世界エアコン売上高は2011年、世界エアコン販売台数シェアは2018年のデータです。

 

世界でエアコン普及が進む中、各メーカーの競争も活発化

日本国内のマーケットでは、2000年代にはエアコンの普及率が90%を超え、現在では1世帯当たり3台以上のエアコンを保有しており、成熟市場となっています。こうした状況の中、日本の大手メーカーは需要が拡大する海外市場での展開を目指し、海外メーカーの買収や提携を行うなど、各社が海外市場での主導権をにぎるため競争が活発化しています。

  • ダイキン

現在世界トップの空調機器メーカーへの成長を遂げたダイキンは、他企業に先駆けて、2006年当時世界4位だったマレーシアのOYLインダストリーズを買収。2012年にはアメリカの大手空調メーカー、グッドマン社を買収するなど積極的なM&Aを行い、今では売上高2兆円を超える売上高を誇るようになりました。

  • 日立製作所/東芝/三菱電機

大手総合家電メーカーの日立製作所は2015年にアメリカのジョンソンコントロールズ社と共同出資して、ジョンソンコントロールズ日立空調を設立。同じく大手総合家電メーカーの東芝も2014年にアメリカのキャリア社と組んで、東芝キャリアを設立しています。また、大手電機メーカーの三菱電機はイタリアのデルクリマ社を買収し、地球温暖化によってエアコンの普及が進む欧州市場でナンバーワンのメーカーを目指しています。

空調業界の市場動向

【国内市場の動向】

日本国内では、2010年頃から熱中症のニュースが毎日流れるほど夏の猛暑が日常化し始め、家庭用のエアコン販売台数は800万台を超えはじめました。現在も販売台数は増え続け、2020年のオリンピックまでには900万台前後で推移すると予測されています。

業務用エアコンにおいては、ここ数年の出荷数は80万台前後を維持し、今後も都市部の再開発やビルの建て替えが進むことから、しばらくは80万台前後の水準が続くと予測されています。

【世界市場の動向】

これまで、夏が比較的涼しい気候であるヨーロッパや北米では、エアコンの普及はあまり進んでいませんでしたが、地球温暖化による気温の上昇によって、現在市場は拡大傾向にあります。

また、アジアやオセアニア地域においても大きな市場拡大の動きがあります。例えば中国では、すでにエアコンの普及が進む都市部で2台目の需要が見込めること、これまで普及が進んでいなかった地方都市のエアコン普及が見込めることから、さらなる市場拡大が予測されます。

インドでは、2007年から2017年にかけて経済が成長し、可処分所得が30%以上伸びたことから、エアコンを購入できるようになった消費者が増え、マーケットが拡大しています。さらにインドでは日本ブランドに対する信頼が高く、所得が大きく伸びた都市部では安価なブランドから高価な日本製のエアコンに買い替える消費者が増えて、日本メーカーのシェアも拡大しています。

全体で見ても、アジアを中心とした新興国の収入増加や建築ラッシュ、健康や環境に対する関心の高まりなどから、2013年に9兆8800億円だった世界の空調機器市場は2022年には16兆8000億円に拡大するという予測もあります。

 

求められる次世代技術

もともとエアコンは「フロン」という物質が使用されていましたが、その後、オゾン層を破壊しない「代替フロン」という物質が開発され、現在までその「代替フロン」がエアコンに使用されています。ところが、2016年10月の国際会議により、2036年までに先進国の代替フロンの生産・消費量を85%削減する目標が決議されました。これは、「代替フロン」による温室効果が非常に高いためです。現在は、エネルギー効率と低温室効果を両立させる「次世代の冷媒物質の開発」が急務で求められています。

また、エアコンのさらなる省エネルギーを実現することも大きな課題です。例えば人工知能を使って、エアコンの運転効率を高める技術や機器の故障予知技術など、省エネ性や快適性、効率などをより向上させる技術が次世代エアコンには求められています。

 

今、空調業界で働く魅力と求められるエンジニアとは

高温多湿の気候を持つ日本メーカーは高度な空調技術を持っています。多くの日本メーカーが、海外売り上げを伸ばしており、今後はさらに日本にとって重要な産業の柱になると予測されます。また成熟市場となった国内から海外に向けての展開が活発化し、世界シェア拡大に向けたやりがいある仕事ができることでしょう。

空調機器は、いわゆる白物家電とは違い、販売するだけではなく、機器の設置やメンテナンスなどアフターサービスも製品の信頼性を高める重要な要素となっています。

そのため、要素技術開発やエンジニアから、設置・保全を担当する技能者、海外事業を推進するスタッフまで、幅広い職種での募集を行っています。

【求人例】

  • 研究開発
  • 機械系・電気系エンジニア
  • 生産技術
  • 品質管理
  • ソフト開発
  • 計装設計
  • 設備保全
  • 海外事業推進

など様々な職種のエンジニアが求められています。

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タイズマガジン編集部

株式会社タイズ

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